活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2010年03月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年05月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

世界No.1投資家バフェットの謎

世界No.1投資家バフェットの謎 ~何がその成功をもたらしたのか?
世界No.1投資家バフェットの謎 ~何がその成功をもたらしたのか?
(2010/03/12)
庄司 卓矢 商品詳細を見る

満足度★★★

最近では投資手法を解説する本から人物伝まで、
数多くのバフェット本が出版されています。

バフェットさん自身が本を書かないので、
いろいろな立場の人がバフェットさんの発言を拾いながら、
自分の視点でバフェット本を書いています。

日本人がバフェット本を著すには、言葉を拾うハンデがありますから、
正直に言って、私はあまり期待していませんでしたが、
本書には良い意味で裏切られました。

  「人がわずか一代で世界有数の富を築き上げるには、
  いったい何が必要なのか?」

この謎に迫る著者の庄司卓矢さんは、
何か特別な情報源を持っているわけではありません。

庄司さんが主に手掛かりとしたのは、バフェットさんの「手紙」

“To the Shareholders of Berkshire Hathaway Inc”で始まる
バークシャー・ハサウェイ社の株主宛てにバフェットさんが
毎年書いている報告書です。

これはバークシャー・ハサウェイ社のサイトで公開されています。
(また、手紙の内容をテーマ別にまとめた本として、
バフェットからの手紙も出版されています。良書。)

また、庄司さんは、直接バークシャー・ハサウェイ社の
株主総会に参加した訳でもなさそうです(たぶん)。

本書の巻末に掲載された参考文献を見ても、
他の情報源は、一般のバフェット本だけです。

つまり、ほとんどが私でも手に入る情報を元に
この本は執筆されています。

しかしながら、庄司さんの「公認会計士」という
会計のプロとしての視点と、独自の考察により
なかなか面白い本に仕上がっています。

「会計の本質を見抜く」という章が設けられているのも、
庄司さんならでは。

本書は、バフェットさんの成功の秘密に迫りながらも、
コラムで小ネタをバランス良く取り混ぜ、
全体的に非常に読みやすい本になっていますね。

私にとっては、自分がバフェット本を書いたらどうなるのか?
と考えさせられ、よい刺激にもなりました。

この本から何を活かすか?

  「投資家として成功するためには、“適切な時期に買うこと”も
  “適切な時期に売ることも”等しく大事です。
  しかしそれ以上に大切な行動とは、“機が熟さぬうちは動かない”
  という第三の道を選ぶことといえるでしょう。」

庄司さんが書いている通り、
投資において「待つ」ことは非常に重要です。

しかし、“機が熟さぬうちは動かない”からといって、
本当に何もしないわけではありません。

ここぞという時に動けるように、準備しておく必要があります。

投資資金を十分に蓄えること、投資研究を欠かさないこと、
そして、投資以外の本を読んで教養を深めること。

この3点が、機が熟していない時に、私が行なうことです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


このエントリーをはてなブックマークに追加

| 投資 | 06:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |