活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2010年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年04月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

サバイバーズ・クラブ

サバイバーズ・クラブ
サバイバーズ・クラブ
(2010/02/17)
ベン・シャーウッドBen Sherwood 商品詳細を見る

満足度★★★★

大惨事の中でも、なぜ、一部の人たちだけが
生き延びることができたのか?

9・11のワールドトレードセンターの事件から生き延びた男性、
編み物の針が心臓に刺さっても一命をとりとめた女性、
クルーズ船から落ちて、1人で17時間海を漂いながら生還した男性、
大多数が死亡した飛行機事故に遭っても無事助かった男性・・・

こういった信じられないような生還は、
一般には「運が良かった」とか「奇跡」という言葉で
片付けられてしまうことが多いかもしれません。

しかし、著者のベン・シャーウッドさんは、本書の中で、
生き残った人たちに共通する心構えや習慣を分析し、
人の生死を分ける秘密に迫り、危機から生き延びる可能性を
高める方法を示します。

そもそも、一生に一度あるかないかの大惨事ですから、
なかなか経験を次に活かすこともできないので、
こういった本をいざという時に備えて読んでおくのも、
大事かもしれませんね。

本書で紹介される、イングランドのサバイバル研究の第一人者
ジョン・リーチさんによると、
「10-80-10の法則」というのがあるそうです。

災難に巻き込まれたとき、
  10%は、恐怖を制御し、冷静に行動できる人
  80%は、思考停止に陥り、動けなくなる人
  10%は、ヒステリーで事態を悪化させる人

最初の10%が最良のサバイバーであることに間違いありませんが、
シャーウッドさんは、残りの90%の人たちも、
訓練によって、あるいは普段からの心構えによって、
生き延びる確率を上げることができると本書で説明します。

  ・非常時に何をするかを考えておくこと
  ・恐怖を怒りと集中力に変えコントロールすること
  ・どんなに可能性が低いと思えても決してあきらめないこと

また、本書は質の高いドキュメンタリーの要素を持ち、
悲惨な事例が多く紹介されていながらも、
読んでいて気が滅入ることもなく、
逆に、生きる力、ポジティブな意思が湧くのがよい点です。

ニューヨークタイムズのブックレビューで、
ベスト10入りしたベストセラーとうのも納得。

ちなみに、原書はこちら、
The Survivors Club: The Secrets and Science that Could Save Your Life

この本から何を活かすか?

真夜中に防犯ベルが鳴ったり、
玄関付近で不審な物音が聞こえた場合、
あなたはどうしますか?

ベルや物音のなった原因を突き止めようとしたり、
侵入者の物音に耳を済ませたりしてはいけません。

冷静に考えると当たり前のことですが、
防犯ベルは、僅かな可能性の最悪の事態に備えて
設置していますから、誤動作の可能性があっても、
上記のような行動をとっては意味がありません。

実際、本書を執筆したシャーウッドさんでさえ、
自宅の防犯ベルが鳴った時に、適切な対処ができなかったそうです。

私も、いざという時に冷静に行動する自信はないので、
今のうちに、万一、非常事態になったら、
何をすべきかを考えておきたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| ノウハウ本 | 06:30 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |