活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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組織に染みついた「呪縛」のはがし方

組織に染みついた「呪縛」のはがし方
組織に染みついた「呪縛」のはがし方
(2010/02/10)
加藤 丈博 商品詳細を見る

満足度★★★★

昔から会社の経営資源と言われるものは、
「ヒト」・「モノ」・「カネ」の3つ。

最近では、これに「情報」を加えた4つの資源を
どうように有効活用するかが経営の肝と考えられます。

しかし、本書の著者・加藤丈博さんは、
組織を変革するには、まだ重要なものが欠けていると指摘します。

それは人の「感情」。

感情は人が持つものなので、ヒトに属するようににも思えますが、
本書では、労働力としてのヒトとは別に、
感情が生み出すエネルギーに着目し、5つ目の経営資源と考えます。

  「感情へのアプローチこそが、論理的アプローチを有効にし、
  変革を成功に導く最も大切な点なのです。」

本書では、感情へのアプローチからはじまり、
組織を変革する次の「8つの力」が、
どのように組織に変化をもたらしたのかが、
エピソードとして語られます。

  1. 自分で考える力
  2. 自分で決める力
  3. 自分で行動する力
  4. 周囲を巻き込み、共鳴を生み出す力
  5. 最後までやり遂げる力
  6. 自分のエゴを見つめる力
  7. 自分自身をさらけだす力
  8. 軸を揺るがさない力

実際に、うまくいっていない組織に所属するほとんどの人は、
変革の必要性を感じているものです。

しかし、毎日発生する処理できないほど業務に流され、
目の前の業務をこなすことにしか目が向きません。

そして、気がつくと思考停止や思い込などの
組織の呪縛から逃れられない状況になっています。

その呪縛から逃れるための突破口となるのが「感情」。

本書では、「自分がやる!」と腹を括って、
見事に改革をやり遂げた8人のマネージャーの物語が
読む人の感情をも動かします。

ちょっと、プロジェクトX的なテイストで、
ノウハウ本にはないものが本書にはあります。

組織の壁にぶち当たり、ダメかもしれないと思った時に、
パワーを受け取ることのできる一冊です。

この本から何を活かすか?

少し本筋から外れますが、本書で紹介されていた
よく使うビジネス用語の豆知識を2つ。

一つ目は、「経営」。

もともとは仏教用語だったそうです。

禅寺で大きな法要を行なうときに、
その運営がスムーズに行くようにしたり、
それを苦労しながら成し遂げたりする様子のことだったとか。

二つ目は、「コミットメント」。

キリスト教における「聖なる地へ導く」という
神との契約・約束という意味があるそうです。

他人から強要されるものではなく、自己誓約ですが、
紙に書いたものより思い約束として受け取られるそうです。

どちらも宗教関連の言葉だったんですね。
私は、これらの言葉に持っていたイメージが少し変わりました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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