活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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あの社長の羽振りがいいのにはワケがある

あの社長の羽振りがいいのにはワケがある
あの社長の羽振りがいいのにはワケがある
(2010/02/10)
見田村 元宣 商品詳細を見る

満足度★★★

「朝4時起きの」をキャッチフレーズとし、
マーケティング仕事術の本も執筆される
税理士の見田村元宣さん。

今回は本業である、会計や税金に関する本です。

タイトルは少し狙ったところがあり、
小堺桂悦郎さんのような雰囲気を醸し出していますが、
中身は非常に真っ当です。

裏ワザ的なノウハウや粉飾スレスレの方法が
紹介されている訳ではなく、
本当に中小企業の社長さんが知っておくべき
会計の知識が分かりやすくまとめられています。

手本とするのは、「現金商売の八百屋さん」の経営。

なぜ、見田村さんは八百屋さんを理想とするのか?

ポイントはキャッシュフローです。

中小企業にとって怖いのは、いわゆる黒字倒産。

売掛金の回収サイトが遅かったり、未回収金額多い。
過剰在庫を抱えてしまう。

こういったことが、キャッシュフローの悪化を招き、
資金ショートに陥ってしまうことがあります。

昔ながらの八百屋さんは、朝、市場に現金で野菜を仕入れに行き、
その日のうちに売り切ってしまう。

お金の管理は、すべて天井からぶら下がったザルで行なうので、
その日が終わると、即座に粗利が計算できます。

もちろん、本当に八百屋さんを目指すのではなく、
キャッシュフローを見える化して、改善を図るのが目的です。

本書では、キャッシュフローを重視した経営のキモが、
専門用語を使わずに分かりやすく説明されています。

  「まず3月決算をやめる」

  「ズバリいってしまうと、会社にとって一番得なのは、
  1年の間で最も儲かる月を期首にしてしまうことです。」

この見田村さんの提案も、キャッシュフローの改善を図るため。

また本書では、中小企業の社長さんが一番気になるところの、
節税のポイントや、手取額を最大化するための
役員報酬の決め方なども、抜かりなく紹介されています。

この本から何を活かすか?

個人のお金の管理は、企業に比べるとはるかに簡単です。

売掛金や買掛金はありませんし、
商品の過剰在庫も抱えることもありませんから。

しかし、現実にはクレジットカードの請求額が
思っていたよりも多くなって、焦る人もいるようです。

そういった方は、やはり「家計簿」をつけるべきでしょう。

カード破産の半分以上は、家計簿をつけることで、
防げるのではないでしょうか。

自己責任とか自己管理といった領域の話しですが、
大半の人が確定申告をしない日本では、
家計簿のつけ方を学校教育の必須科目にしても
いいのではないかとさえ思ってしまいます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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| 会計・ファイナンス・企業分析 | 06:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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