活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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その科学が成功を決める

その科学が成功を決める (文春文庫)その科学が成功を決める (文春文庫)
(2012/09/04)
リチャード ワイズマン

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満足度★★★★★

私が最近読んだ本では、一番のお気に入り。

目次を見るだけでも、好奇心が掻き立てられます。

  実験Ⅰ 「自己啓発」はあなたを不幸にする!
  実験Ⅱ 「面接マニュアル」は役立たずだった!
  実験Ⅲ イメージトレーニングは逆効果
  実験Ⅳ まちがいだらけの創造力向上ノウハウ
  実験Ⅴ 婚活サイトに騙されるな
  実験Ⅵ ストレス解消法のウソ
  実験Ⅶ 離婚の危機に瀕しているあなたに
  実験Ⅷ 決断力の罠
  実験Ⅸ 「ほめる教育」の落とし穴
  実験Ⅹ 心理テストの虚と実

著者のリチャード・ワイズマンさんは、
英ハードフォードシャー大学の心理学教授。

疑似科学への批判でも有名な方のようです。

本書では、多くの実験によって得られたデータや
研究結果によって、巷にあふれる「自己啓発本」の
真偽を検証しています。

実際のところ、私は自己啓発本を読むのも好きですが、
たまにこの手の本で中和することで、
バランスを保つのも大切なことですね。

ただ、喧伝されているノウハウをやり玉にあげるだけでなく、
すぐに試せる実用的Tipsにまとめているのも、ありがたいところ。

  ・同じお金を使っても、より幸福感を高める方法
  ・落としても戻ってくる確率の高い財布とは?
  ・科学的にダイエットを成功させるための秘策
  ・デートを成功させる、ちょっとしたコツ
  ・創造力を働かせたいときに、試したいこと
  ・いつまでも仲の良い夫婦でいるための秘訣

これらのアイディアは、単なる、ワイズマンさんの思いつきでなく、
すべてが根拠となる実験結果や参考文献が示されています。

また、ワイズマンさんのブログ
Richard Wiseman BLOGもかなり面白いので、
興味がある方は、ぜひそちらもご覧ください。

ところで、本書の原題は
59 Seconds: Think a Little, Change a Lot」。

同じ文藝春秋から刊行されているイアン・エアーズさんの
その数学が戦略を決める」が好評だったので、
それをマネて邦題がつけられた感じですね。

この本から何を活かすか?

私のある友人は、次のような主張をしていました。

  「自分の今の(高い)能力は、
  子どもの頃のピアノのレッスンによって養われた。
  だから、自分の子どもにもピアノを習わせている。」

確かに、その友人は誰もが認める高い能力を持っていますが、
私はピアノを習った経験や、楽器を演奏する趣味がないので、
この説を話半分で聞いていました。

しかし、どうやら友人の説は本当のようで、
本書のなかに、それを裏付ける説明がありました。

本書によると、乳幼児にモーツアルトを聞かせると
知能が長期的に向上するという「モーツアルト効果」は
根拠がないウソようですが、
楽器を習った子どもは、習っていない子どもより
知能指数があきらかに向上するという、
実験結果が得られているようです。

ワイズマンさんからのアドバイス。

  「理由はそどうあれ、あなたの子どもの知能を向上させるには、
  モーツアルトのCDは戸棚にしまって、
  子どもには楽器を習わせたほうがよさそうだ。」

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 科学・生活 | 06:45 | comments:0 | trackbacks:4 | TOP↑

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