活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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経営者の会計実学

経営者の会計実学
経営者の会計実学
(2009/11/07)
金児 昭 商品詳細を見る

満足度★★★

  「私は“会計=経営”だと考えています。
  これは経営者が会計を参考にするというような、
  甘い意味ではありません。
  “会計そのものが経営”なのです。」

こう語るのは、「日本一の会計マン」、
「伝説の経理・財務マン」と評された金児昭さん。

世界的な化学メーカー、信越化学工業(4063)の躍進を
経理・財務一筋で長年陰で支えてきた方です。

本書では、金児さんの38年間の実体験をベースにした
会計実学が伝えられています。

「財務会計(制度会計)2割:経営会計(管理会計)8割」
というのは、以前から金児さんが主張する適切なウェイト。

本書でも、この考えをベースに経営と会計の
在り方が語られています。

会計の本といっても、テクニカルな話しは
ほとんど出てきませんから、会計に疎い方でも
スムーズに読むことができるでしょう。

単なる数字を追う仕事としての会計ではなく、
経営の中でどのような役割をしているかが、
体験談として語られています。

本書を読むと、血の通った生きた会計を実感できますね。

  「会計は人間を幸せにするためにあります」

金児さんが考えるのは、会社が適切な利益を上げ、
人も、株主も、社会もハッピーになる会計です。

他の会計本とは異なり人間味溢れる本ですが、
個人的には以前読んだ、「教わらなかった会計」の方が
良かったように思えます。

この本から何を活かすか?

超優良企業の信越化学工業でも、
最近は減収減益が続いています。

ただし、来期は半導体シリコンウエハーなどの製品の
値上げ浸透して増益が目され、直近の株価は堅調です。

4063 
金児さんの本を読むと、信越化学が何を考えて
IRしているのかが分かります。

信越化学のような長期投資銘柄に投資をする場合は、
流れてくるニュースだけに踊らされないようにしたいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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| 会計・ファイナンス・企業分析 | 09:34 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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