活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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これから資本主義はどう変わるのか

これから資本主義はどう変わるのか――17人の賢人が語る新たな文明のビジョン
これから資本主義はどう変わるのか――17人の賢人が語る新たな文明のビジョン
(2010/01/25)
ビル・ゲイツム  ハマド・ユヌス他 商品詳細を見る

満足度★★★

世界各国の識者が、世界が向かうべき未来について語る本。

前半の1~8章は、「資本主義の変化」、
後半の9~15章は、「改革の担い手」がテーマです。

もともと五井平和財団が、世界が新しい文化を築くための
経済システムに焦点を当て、「Earth Capitalism」と
「The Peoples's New Deal」という2冊の本を
ドイツで刊行したそうです。

本書はこの2冊から、資本主義のあり方と社会起業家などを
テーマにした論考を選び、再編集したものです。

登場する賢人は、ビル・ゲイツさん、田坂広志さん、
ムハマド・ユヌスさん、ビル・ドレイトンさんなど17名。

と言っても、私が知っているのは、最初の3名だけですが。

  「世界は少しずつ、確実に、よくなっている。」

ビル・ゲイツさんは、マイクロソフトの会長ではなく、
慈善財団の会長として、資本主義の未来と希望を語ります。

田坂広志さんは、いつもの自問自答式の文章を
完全にQ&A形式にして、人類社会の弁証法的発展を論じます。

グラミン銀行総裁にして、ノーベル平和賞受賞者でもある
ムハマド・ユヌスさんは、バングラディッシュでの自身の取り組みから
貧困のない世界の実現が可能であることを伝えます。

こういったビッグネームが語る未来の姿も興味深いのですが、
本書でよりメッセージ性が強いのは、後半のパートです。

時代が求めるのは、社会起業家。

  「わかりやく表現すれば、社会起業家とは、バージングループの
  創業者であるリチャード・ブランソン的資質と、
  マザーテレサ的資質をうまく併せ持っている人物である。」

私たちが、こういった社会起業家の登場を待つのではなく、
誰でもが社会起業家になれることが、強く伝えられていました。

この本から何を活かすか?

本書を編集している「五井平和財団」とは?

文部省の認可を受けて1999年に設立された財団法人で、
「平和に向けて、人々の心と様々な分野の英知を結集する」
ことを目指している団体のようです。

ウィキペディアで調べてみると、この財団は、
宗教法人白光真宏会を開いた五井昌久さんの
理念を受けついで設立された平和活動の団体。

道端などでたまに見かける「世界人類が平和でありますように」と
書かれた、先の尖った四角柱(ピースポール)を立てているのも
この財団の活動みたいですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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