活かす読書

ikadoku

ビジネス書・ベストセラー本・科学本を中心に13年以上、ひたすら本を紹介し続けるブログ。既に紹介した本は3700冊以上。

ドル凋落 ―アメリカは破産するのか (宝島社新書 309)(2010/03/10)三橋 貴明 商品詳細を見る 満足度★★★三橋貴明さんの著作は、言葉をしっかり定義し、根拠となるデータを示し、切れ味鋭く語るのが特徴です。ですから、誰かが  「三橋さん、アメリカは破産しますか?」と聞けば、  「国家の破産の定義とは、何ですか?」と切り返されます。三橋さんは、マスコミで流布される、視聴率を上げるため、あるいは販売部数を伸ばすため...

クラウド時代と<クール革命> (角川oneテーマ21)(2010/03/10)角川 歴彦 商品詳細を見る 満足度★★★角川グループホールディングスCEO角川歴彦さんが、現在までのIT革命を俯瞰し、未来図を予測した本。いわゆるITジャーナリストの方のレポートは情報革命を観察して書かれているものが多いですが、本書は出版・メディア産業の経営者として、この革命と「対峙」してきた角川さんの視点が書かれています。無名の個人が、「カッコい...

サバイバーズ・クラブ (2010/02/17) ベン・シャーウッドBen Sherwood 商品詳細を見る 満足度★★★★ 大惨事の中でも、なぜ、一部の人たちだけが 生き延びることができたのか? 9・11のワールドトレードセンターの事件から生き延びた男性、 編み物の針が心臓に刺さっても一命をとりとめた女性、 クルーズ船から落ちて、1人で17時間海を漂いながら生還した男性、 大多数が死亡した飛行機事故に遭っても無事助かった男性・・・ こうい...

超カンタン アメリカ最強のFX理論(2009/12/19)ロブ・ブッカー&ブラッドリー・フリード 商品詳細を見る 満足度★★★私はトレードの本を読むとき、注目する点が3つあります。1つ目は、資金管理の重要性が強調されているか。2つ目は、ストップを置くことをルール化しているか。3つ目は、バックテストを行なうことを必須としているか。この3つの視点において、ファンキーな表紙に反して、本書は信頼できるトレード指南本と言えます...

創るセンス 工作の思考 (集英社新書 531C)(2010/02/17)森 博嗣 商品詳細を見る 満足度★★★小説家・森博嗣さんは、2009年の夏に「今書いた方が良い」と急に思い立って、2冊の本を書き上げたそうです。1冊は、「自由論」をテーマにした「自由をつくる自在に生きる」。もう1冊が、「工作論」をテーマにした本書です。小説とは異なり、それぞれ1週間での短期集中執筆だったようで、この2冊は、長い間に森さんの中に溜まっていた想いを...

最新 資産設計はポートフォリオで考える 投資信託35の法則(2010/03/18)カン・チュンド 商品詳細を見る 満足度★★★ 献本御礼。 インデックス投資アドバイザー、カン・チュンドさんの 非常に分かりやすい投資信託の入門書です。   そもそも「投資信託」って何? という給湯室で会話するリカさんとヨシコさんという 2人のOLの会話から本書は始まります。 初めて投資に興味を持ったとき起こる、   ・何を買ったらいいの?  ...

自分をデフレ化しない方法 (文春新書)(2010/02/19)勝間 和代 商品詳細を見る満足度★★勝間和代さんが、2009年11月5日に菅直人さんに対して行なった「まず、デフレを止めよう」というテーマのプレゼンをフォローするための本です。このプレゼン、ネット上でもかなり話題になっていましたね。「自分をデフレ化しない方法」というタイトルなので、自分の価値を下げないスキルアップ方法が紹介されているのかと思わせますが、基本的に...

組織に染みついた「呪縛」のはがし方(2010/02/10)加藤 丈博 商品詳細を見る 満足度★★★★昔から会社の経営資源と言われるものは、「ヒト」・「モノ」・「カネ」の3つ。最近では、これに「情報」を加えた4つの資源をどうように有効活用するかが経営の肝と考えられます。しかし、本書の著者・加藤丈博さんは、組織を変革するには、まだ重要なものが欠けていると指摘します。それは人の「感情」。感情は人が持つものなので、ヒトに属す...

あの社長の羽振りがいいのにはワケがある(2010/02/10)見田村 元宣 商品詳細を見る 満足度★★★「朝4時起きの」をキャッチフレーズとし、マーケティングや仕事術の本も執筆される税理士の見田村元宣さん。今回は本業である、会計や税金に関する本です。タイトルは少し狙ったところがあり、小堺桂悦郎さんのような雰囲気を醸し出していますが、中身は非常に真っ当です。裏ワザ的なノウハウや粉飾スレスレの方法が紹介されている訳では...

仕事とお金を引き寄せる人脈構築術(2010/02/16)平野友朗 商品詳細を見る 満足度★★★メルマガコンサルタント平野友朗さんによる、インターネット時代の人脈作りの王道。クチベタな人でもできる人脈構築術が紹介されています。人見知りをする人にとって、人脈作りは鬼門。たとえ相手に興味をもっても、自分から話しかけることが苦手ですから、人脈作りはかなりハードルが高いことです。しかし、相手の方から自分に興味を持って話しか...

その科学が成功を決める (文春文庫)(2012/09/04)リチャード ワイズマン商品詳細を見る 満足度★★★★★私が最近読んだ本では、一番のお気に入り。目次を見るだけでも、好奇心が掻き立てられます。  実験Ⅰ 「自己啓発」はあなたを不幸にする!  実験Ⅱ 「面接マニュアル」は役立たずだった!  実験Ⅲ イメージトレーニングは逆効果  実験Ⅳ まちがいだらけの創造力向上ノウハウ  実験Ⅴ 婚活サイトに騙されるな  実験Ⅵ ス...

経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目(2009/12/11)新 将命 商品詳細を見る 満足度★★★★社長職を3社、副社長職を1社経験した新将命さんが語る、経営者のための「原理原則」がまとめられた本です。新さんは、2008年に「リーダーの教科書」を著していますが、本書はその上級編といったところでしょうか。「リーダーの教科書」もかなりの良書でしたが、本書もそれに負けず劣らず、素晴らしい内容です。新さんの言葉ひとつ...

9タイプ・コーチング―「エニアグラム」で自分と部下の本質がわかる(2010/01)安村 明史 日本コミュニケーション協会 商品詳細を見る 満足度★★★2006年にPHP研究所から刊行された「9タイプ・コーチング―部下は9つの人格に分けられる」に加筆・訂正したものです。エニアグラムとコーチングを合体させた、「エニアグラムコーチング」について解説した本。エニアグラムとは、人の気質を9つのタイプに分けた性格論。もともと古代アフガ...

経営者の会計実学(2009/11/07)金児 昭 商品詳細を見る満足度★★★  「私は“会計=経営”だと考えています。  これは経営者が会計を参考にするというような、  甘い意味ではありません。  “会計そのものが経営”なのです。」こう語るのは、「日本一の会計マン」、「伝説の経理・財務マン」と評された金児昭さん。世界的な化学メーカー、信越化学工業(4063)の躍進を経理・財務一筋で長年陰で支えてき...

マーケティング・メトリクス(2010/01/13)田村 正紀 商品詳細を見る満足度★★★メトリックスとは、metricの複数形。基準とすべき尺度や指標のことを言います。本書はマーケティングに必要な指標の活用ガイド。経験や勘といった属人的な要素ではなく、マーケティングを客観的指標で制御することを目指します。マーケティングで使われる判断指標は、売上高や市場シェアなど、もともと数量で表されていた指標だけでなく、質的な要素をス...

ランズバーグ先生の型破りな知恵 (2010/01/08) スティーブン・E・ランズバーグ 商品詳細を見る 満足度★★★★ 原題は「More Sex is Safer Sex」 邦題が的を射ていない訳本が多い中、本書は例外的。 「ランズバーグ先生の型破りな知恵」の方が、 本書全体を表していて、シックリきます。   「エイズが蔓延する原因は乱交にある。人口増加は   人類の繁栄を脅かす。守銭奴は鼻つまみ者である。   この本の目的はそういった常識を...

一生折れない自信のつくり方(2009/11/25)青木仁志 商品詳細を見る満足度★★★★落ち込んでいたり、打ちのめされた時に読みたい一冊。著者の青木仁志さんは、かつてブリタニカ社で、百科事典のセールスをしていました。週給制のフルコミッションで、売らないと生き残れない厳しい世界。青木さんはセールスで良い成績を上げ、マネージャーになりましたが、今度は、精神的に追い込まれ、いつドロップアウトしてもおかしくない部下を管理...

プレゼンテーション Zen (2009/09/07) Garr Reynolds(ガー・レイノルズ) 商品詳細を見る 満足度★★★★ パワーポイントを使った、ありきたりのプレゼンから脱しませんか?   本書では、箇条書き中心のプレゼンを捨て、 右脳と左脳の両方を刺激するプレゼンを目指します。 お手本は、スティーブ・ジョブズさん。 1枚のスライドに7センテンスまでとか、 クリップアートを入れるなどといった常識はありません。 イメージとシンプ...

地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書) (2009/12/17) 齋藤 孝 商品詳細を見る 満足度★★★ 「勉強」とは、何か? この問いに、齋藤孝さんは次のように答えています。   「勉強とは“生きる力”を身につける最強のスキルである」 幸いなことに現在の日本には、勉強しなくても 最低限生きていくことが可能な環境があります。 しかし、齋藤さんが言う「生きる」とは、 ただ日々を生き長らえるのではなく、 充実した...

なぜ、この国は儲からなくなったのか?(2010/03/10)長野慶太 商品詳細を見る 満足度★★★★ ユナイテッド・ブックスさんより献本頂きました。 ありがとうございます。 本書は、私が最も注目する作家さんの一人である 長野慶太さんの最新刊。   「国外に居住していると、愛国心が強くなる。(中略)   母国を思うあまり、ついつい肩に力が入ってしまったかもしれない。」 確かに、長野さんの想いが少々強すぎて、 脱線したり、細か...

プロフェッショナル・アドバイザー―信頼を勝ちとる方程式(2010/01/28)デービッド・マイスター ロバート・ガルフォード他 商品詳細を見る 満足度★★★★Mr.地頭力こと細谷功さんが、原書である「The Trusted Advisor」と出会って以来、ずっと翻訳したいと思っていた本です。コンサルタントのコンサルタントとして名高い、デービッド・マイスターさん、チャールズ・グリーンさん、ロバート・ガルフォードさん3名による共著です。プロ...

結局、女はキレイが勝ち(2009/12/17)勝間 和代 商品詳細を見る 満足度★★★マスコミへも露出が増え、どんどんメジャー化する勝間和代さん。最近では、それに比例するように、書籍も量産しています。当然、人気が出た反動で、勝間さんへの批判も増えていますが、中でも群を抜くのが本書です。アマゾンのレビューでも、ここまでクソミソに言われていると、怖いもの見たさで、逆に興味をそそられてしまいます。本書は、今まで仕事に没...

いのちのはじまり、いのちのおわり(2010/01/31)坂元 志歩 大阪大学蛋白質研究所 商品詳細を見る 満足度★★★大阪大学蛋白質研究所の設立50周年を記念して、出版された本です。一般の人にも、タンパク質のかかわる生命現象を、分かりやすく解説する目的で本書が企画されたようです。ただ、実際に読んでみると、生物学の副読本的な印象で、生物を全くかじっていない人には、少々つらいかもしれません。著者の坂元志歩さんが、まえが...

会社の数字を科学する (PHPサイエンス・ワールド新書) (2010/01/21) 内山 力 商品詳細を見る 満足度★★★ 「会社のカネ」について、ちゃんと学びたい人向けの入門書。 以前紹介した高橋洋一さんと竹内薫さんの本では、 政治を科学していましたが、 本書では「会社のカネ」について科学します。 それでは、科学するとは、どういうことか? この点について著者の内山力さんは、学研から発売されていた 小学生向け月刊誌「科学」と「学...

自分は評価されていないと思ったら読む本(2009/12/17)小笹芳央 商品詳細を見る 満足度★★★「会社の品格」がベストセラーになった小笹芳央さんが語る40の「仕事の哲学」。本書のタイトルが示す通り、「自分は評価されていない」と悩む人は多いようです。自分では、自分の考えがすべて分かりますが、上司や同僚に、それをすべて伝えることは不可能ですし、結果だけで評価される時もあります。ですから、自己評価との他人からの評価の...

これから資本主義はどう変わるのか――17人の賢人が語る新たな文明のビジョン(2010/01/25)ビル・ゲイツム  ハマド・ユヌス他 商品詳細を見る 満足度★★★世界各国の識者が、世界が向かうべき未来について語る本。前半の1~8章は、「資本主義の変化」、後半の9~15章は、「改革の担い手」がテーマです。もともと五井平和財団が、世界が新しい文化を築くための経済システムに焦点を当て、「Earth Capitalism」と「The Peoples's New D...

ロジックだけでは思いは伝わらない! 「共感」で人を動かす話し方 (2009/12/25) 菅原 美千子 商品詳細を見る 満足度★★★★ 人を動かすためのコミュニケーションの本です。 話すにせよ、書くにせよ、分かりやすく伝えるためには 「ロジカル」である必要があります。 しかし、ロジックだけで人は動きません。 何が足りないのか? 人がロジックを受け入れるためには、 先に、感情のスイッチがYESになっていなければ、 その人の話を聞き...