活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2009年12月 | ARCHIVE-SELECT | 2010年02月

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スノーボール

スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝
スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝
(2009/11/20)
アリス シュローダー 商品詳細を見る
スノーボール (下) ウォーレン・バフェット伝
スノーボール (下) ウォーレン・バフェット伝
(2009/11/20)
アリス シュローダー 商品詳細を見る

満足度★★★★

世界で最も尊敬される投資家であり、
世界最大の投資会社バークシャー・ハザウェー社のCEO、
ウォーレン・バフェットさんの人物伝。

上巻696ページ、下巻713ページの大作です。

著者のアリス・シュローダーさんは、証券アナリスト。

ウォール街にほとんどいい顔をせず、
自伝は書かないと公言していたバフェットさんが、
300時間以上ものインタビューに応じ、250人以上もの関係者への
取材を認め、“公認”で本書を刊行したのは、
よほどシュローダーさんを信頼していたのでしょう。

ひょっとするとシュローダーさんが、
今は亡き妻のスージーさんに似ていたのか?
などと想像してしまいます。

本書は、1800年代のバフェット家の先祖の話から始まり、
2008年までのバフェットさんが歩んできた人生が、
交友関係とともに、詳細に記録されています。

株式投資の記録より、人物像に焦点が当てられていますから、
本書を読んで、すぐに、自分の取引に役立てることは難しいでしょう。

しかし、だからこそ読む価値があるとも言えます。

今までも数多くのバフェットさん関連の本が出版されましたが、
それを読んだ人が簡単に真似できないのは、
単なる手法ではなく、その根幹にある投資哲学の部分を
読み取ることができなかったからです。

  「人生は雪玉(スノーボール)作りに似ている。
  大切なのは、大きい雪玉を作るに適した長い長い坂道を見つけることさ」

タイトルとなっている「スノーボール」はバフェットさんの口癖。

投資に必要なのは、しっかりとした雪だるまの芯を作り、
それを集中力を持って丁寧に転がしていくこと。

バフェットさんは、一生をかけてスノーボールを転がして、
大きくしてきましたが、いまだにやめる気配はありません。

それは、バフェットさんにとってスノーボールが、
ただのお金や株式ではなく、人生そのものだからなのかもしれません。

また、本書には日本経済新聞社の特設サイトが用意されています。

そちらでシュローダーさんのインタビュー記事と、
本書に掲載できなかった原注をダウンロードできますので、
興味がある方は、そちらをご覧ください。

 この本から何を活かすか?

2010年1月21日、バークシャー・ハザウェー社は発行している
B株を50分割しました。

もともと、バークシャー・ハザウェーにはA株(BRK-A)と、
それを30分割したB株(BRK-B)がありました。

今回の分割で、B株は30×50=1500分割されたことになります。

これで、今まで大イベントとして開催されていた株主総会が、
さらに大きな規模となることは間違いありません。
日本からの参加者も増えるかもしれませんね。

ところで、これまでバフェットさんは、
株価についての言及は避けてきましたが、今回は評価が低いと
臨時株主総会で発言したとも報道されています。

簡単に信念を曲げないバフェットさんが、そのように発言したなら、
その真意をちょっと考えてみなければなりません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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