活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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働かざるもの、飢えるべからず。

働かざるもの、飢えるべからず。
働かざるもの、飢えるべからず。
(2009/11/26)
小飼 弾 商品詳細を見る

満足度★★★★

今までの小飼弾さんの著作は、
正直に言って、ブログで受ける印象とギャップがありました。

ブログで見せる小飼さんの鋭さが、あまり出ていないと。

しかし、本書は異なります。

小飼さんらしいユニークな考えが構造的に示されています。

テーマは「弾流社会システム」の在り方。

本書は、2部構成になっています。

第1部は、「痛くない社会」への方法序説。

ここでは、トリクルダウン(金持ちが儲かれば、貧しい人にも
自然とお金が回ってくるという経済理論)はウソと断言し、
ベーシック・インカムを(すべての人に無条件でお金を配る制度)
を柱に、小飼さん的な理想の社会システムが説明されます。

中でも面白かった考えは、「エネルギーのパケ放題」システム。

太陽光発電と天然ガスで、脱・石油エネルギーを図り、
エネルギーフリーの世界を実現するという構想です。

いずれのアイディアも、現在の日本の状況から考えると
実現性は低いものばかりですが、
壮大な思考実験としては、十分に楽しむことができます。

第2部は、アルボムッレ・スマナサーラさんとの対談。

仏教系出版社サンガならではの、オマケ対談と思いきや、
これがなかなか面白い。

スマナサーラさんはスリランカ上座仏教の長老で、
サンガはスマナサーラさんの教えを広めるための出版社。

2人ともお互いの意見に、簡単に迎合しません。

白熱のバトルではありませんが、
付かず離れずの対談は見もの。

スマナサーラさんの懐の深さを知って、
小飼さんはどんどん切り込んでいるので、
意見をぶつこることで、お互いのも持ち味が際立っています。

 この本から何を活かすか?

スマナサーラさん
  「すべてを知っている人は、相手の情報を整理整頓してあげるのです。」

小飼さん
  「私も子どもに、すぐに答えを言いそうになってしまうほうです。
  つい答えを与えてしまいそうになるのは、
  まだ悟りが足りないと思うところです。」

これは「正しい質問」について、話しているくだり。

私も、子どもに、つい答えをいってしまうことがあります。
子どもをコントロールしようという心理がいけないのでしょう。

質問で自覚を促せるようにしたいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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