活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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成功は一日で捨て去れ

成功は一日で捨て去れ
成功は一日で捨て去れ
(2009/10/15)
柳井 正 商品詳細を見る

満足度★★★★

「2020年、経常利益1兆円、売上高5兆円」

最近、このような壮大な夢を語る日本の経営者は、
少なくなっています。

そんな中、一人気を吐くのがファーストリテイリング(以下FR)
会長兼社長の柳井正さん。

2009年2月で60歳になったそうですが、
柳井さんの中には、安定成長志向は微塵もありません。
いまだに、貪欲にFRを成長させようとする
ギラギラとしたベンチャー精神が息づいています。

今、日本でこれだけ鼻息が荒く、世界のトップと伍して
戦っていこうとしているのは、ボクシングの亀田興毅選手と
柳井さんぐらいかもしれません。

本書は、そんな柳井さんのカリスマ経営者としての
凄さが垣間見える一冊。

語られることは2つ。

1つは、2005年9月に柳井さんが社長に復帰してからの社内改革の記録。

第二創業をスローガンに、危機感を持って社内に蔓延しつつあった
大企業病と闘う柳井さんの強い意思が表れています。

もう1つは、世界進出を本格化するFRグループの大きなビジョン。

やはり経営者自ら、本気で夢を語らなければ、
社員が高い志を持って働くことはできません。

柳井さんは、毎年正月に全社員に向けて「年頭挨拶と年度の方針」を
メール送信しているそうですが、本書には2005年~2009年までの
5年分の年初メールが掲載されています。

このメールが、非常に熱い。

読んでいると、本当に売上高5兆円の実現も
夢ではないように思えてきます。
(参考:2009年8月のFRグループ連結決算は、
売上高6800億円、経常利益1000億円です)

  「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」

このFR WAYとして掲げられるステートメントもカッコいいですね。

きっと柳井さんは、現在の社員や今後FRに入社する人に
本書を一番読んでほしいと思っているのではないでしょうか。

また、本書の装幀は佐藤可士和さんが担当し、
ユニクロが目指すイメージがウマく表現されています。

この本から何を活かすか?

「990円ジーンズ」が爆発的なヒットとなり、
低価格ジーンズ戦争を巻き起こした「ジーユー(g.u.)」。

本来は原価とのバランスからすると、1990円の価格設定に
すべきところを、インパクト重視で勝負に出たそうです。

  「どうせやるならキュキュウー(990円)」

会議に出ていた柳井さんの、鶴の一声で決まりました。

私は、このジーユーに行ったことがないので、
実際に店舗に行って「990円ジーンズ」を見てみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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| 経営・戦略 | 06:42 | comments:0 | trackbacks:2 | TOP↑

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