活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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凄い時代

凄い時代 勝負は二〇一一年
凄い時代 勝負は二〇一一年
(2009/09/02)
堺屋 太一 商品詳細を見る

満足度★★★

堺屋太一さんは、何を「凄い」といっているのか?

2008年7月の北海道洞爺湖サミットで主要8カ国の首脳は
インフレ対策について話し合いました。

2009年7月のイタリアのラクライで開催された首脳会議では
国際金融の建て直しと不況対策が論じられました。

堺屋さんは、この1年での振幅の幅、大きな変化に対して
「凄い」と表現し、今後、「二番底」が到来することを予測します。

そして革命的改革期が2011年に始まる。

その背景にあるのは「知価革命」。

知価革命とは、豊かさの基準が大きく変わること。
財物の豊かさから、満足の大きさへ。

この時、日本のとるべき道は?

可能性としてありうるのは、次の3本の道のようです。

  1. アルゼンチン化-改革が行なわれず、発展途上国に逆戻り
  2. 中国を中心としたアジア共同体をつくる
  3. 官僚主導とモノ造り依存を捨てる知価革命の道

堺屋さんが期待するのは、3番目の明治維新的改革です。

公務員を「身分」から「職業」へ、地域主権型道州制、財政改革、
教育の目的を変える、積極的な開国、世界へ先駆けた好老文化の構築。

これらの政策の中で、堺屋さんがメインと考えるのが、
公務員改革とシルバー・ニューディール政策です。

本書では、世界の変化の流れを読みつつ、
堺屋さんらしい、日本への提言がなされています。

本書の中心となるキーワードは、脱工業化社会を表すコンセプトとして、
堺屋さんが20年近く前から唱えている「知価革命」。

アメリカやイギリスでは、1980年代から知価社会化が進み、
日本は工業化社会から脱していないとの話しでした。

個人的な見解では、消費社会のアメリカが財物志向から脱し、
「知価革命」が実現されたとも思えませんし、
仮に「知価革命」を行なった後の姿がアメリカだとすると、
日本がそれを手本にするべきかどうかは、疑問が残ります。

この本から何を活かすか?

先日紹介した、ジャック・アタリさんもそうですが、
堺屋さんも、これから更に世界経済は悪くなると見ています。

短期トレードとしては、マーケットの方向についていく。
長期投資としては、誰もが逃げ出したタイミングで仕込んでいく。

どちらの戦略が良いかは、その人との相性です。

いずれにせよ、自分で決めた指数の定点観測を怠ってはいけません。
ちなみに、以下、私が毎週末にチェックするVIX指数です

VIX

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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