凄い時代 勝負は二〇一一年 (2009/09/02) 堺屋 太一 商品詳細を見る 満足度★★★ 堺屋太一さんは、何を「凄い」といっているのか? 2008年7月の北海道洞爺湖サミットで主要8カ国の首脳は インフレ対策について話し合いました。 2009年7月のイタリアのラクライで開催された首脳会議では 国際金融の建て直しと不況対策が論じられました。 堺屋さんは、この1年での振幅の幅、大きな変化に対して 「凄い」と表現し、今後、「二番底」が...
東大×ハーバードの岩瀬式!加速勉強法(2009/08/21)岩瀬 大輔 商品詳細を見る 満足度★★★現役で東大法学部に進み、在学中に司法試験に合格、卒業後はボストン・コンサルティング・グループ(BCG)を経て、ハーバード・ビジネススクール(HGS)に留学してからは、ベイカー・スカラーを獲得。本書は、その最強の学歴を誇る岩瀬大輔さんの勉強法の秘密を公開した本です。ちなみに、ベイカー・スカラーとはHBSの上位5%の成績優秀者...
1時間で御社の売上を伸ばす 販促鉄板ワザ40(2009/09/11)竹内 謙礼 商品詳細を見る 満足度★★★本書の目的は、読後「1時間以内」に売上をUPさせること。そのためにマーケティングの難しい理論などは一切書かれていません。著者は「会計天国」が素晴らしかった、経営コンサルタントの竹内謙礼さん。 「最初に断っておくが、本書はあまり深く考えて読む本ではない。 “売上が伸びないなぁ”と頭を抱えている時に、&ldq...
フォーカル・ポイント(2009/10/03)ブライアン・トレーシー 商品詳細を見る 満足度★★★★私は、本書を「本田直之さんの監訳者のまえがき」と目次や全体をパラパラと立読みした程度です。実は、いま私の手元にあるのは、2002年に主婦の友社から出版された旧版。「フォーカル・ポイント―仕事の「その一点」に気づく人、気づかない人」7年ぶりに読み返しました。旧版では、ピーター・ドラッカーさんはまだ生きていますし、アンドリュー...
図で考えるとすべてまとまる(2009/09/14)村井 瑞枝 商品詳細を見る 満足度★★★ 「図は余計なものを削ぎ落として、モノゴトの本質をとらえます。」本書は、図を使って思考を整理し、アウトプットするための方法が書かれた本。前半では、図で考えることの重要性が語られ、後半では、図を使う実践例が示されています。まず、本書で目を引くのが、著者・村井瑞枝さんの経歴。 専門学校で調理師免許、米国とイタリアでアートを学...
目に見えない資本主義(2009/07/24)田坂 広志 商品詳細を見る 満足度★★★これから資本主義が、どう変わるかを論じた本です。結論を先に言ってしまうと、これからは「目に見えない価値」を重視する共感資本主義の時代がやってくるので、かつての日本型経営が復活し、世界に貢献できるということです。起こるのは、次の5つのパラダイムシフト。 第一は、「操作主義経済」から「複雑系経済」へ 第二は、「知識経済」から「共感経...
人生を変える 「決断」の力 (2009/08/26) コーチ・カルダン 商品詳細を見る 満足度★★★ 歩んできた人生だけで、この人の話をもっと聞きたいと思わせます。 私にとっては、プロフィールだけで感心したのは、 「マイクロソフトを飛び出して億万長者になった、私」の クリスティン・コマフォード・リンチさん以来です。 本書の著者、ファルファド・カルダーニさん(以下カルダンさん)は、 イラン生まれで、ニュージーランド国籍を持...
組織が大きく変わる「最高の報酬」 トータル・リワードを活用した行動科学マネジメント (2009/07/26) 石田 淳 商品詳細を見る 満足度★★★★ 石田淳さんの著書、 「短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント」を 基礎編とすると、本書は実践編という位置づけです。 行動科学マネジメントとは、結果だけでなく、 行動プロセスにも注目して評価するマネジメント手法。 「モチベーション」や「やる気」といった言葉は不要で、 望まし...
「1秒!」で財務諸表を読む方法【実践編】 (2009/09/04) 小宮 一慶 商品詳細を見る 満足度★★★ 雑誌「オール投資」への連載がベースになっているだけあって、 株式投資、特にファンダメンタルズ分析を始めたい方には 欠かせない一冊。 小宮一慶さんの「1秒!」シリーズ第2弾、 『「1秒!」で財務諸表を読む方法―仕事に使える会計知識が身につく本』 の続編です。 個人的には、一般のビジネスパーソンにとって、 教養として財務諸表を...
人生を好転させる「新・陽転思考」(2009/08/22)和田裕美 商品詳細を見る 満足度★★★ 上司とそりがあわなくてよかった・・・ 言うことを聞かない部下がいてよかった・・・ 悪口を言われたけどよかった・・・ 転職がうまくいかなくてよかった・・・これは辛い状況が好きな、マゾ的は発言ではありません。ひとつの事実から「よかった」点を探し、自分の未来を書き換える。これが、和田裕美さんが本書で説く「新・陽転思考...
「結果を出す人」はノートに何を書いているのか (Nanaブックス)(2009/09/11)美崎栄一郎 商品詳細を見る 満足度★★★「羊の皮をかぶった狼」といった印象の一冊。本書には、いろいろなノートや便利文房具が紹介されているので、見ているだけで楽しくなりますが、そんな小手先のことに惑わされてはいけません。本書が提唱するノート術の本質は、経験を蓄積するだけでなく、「仮説・検証」のシステムが組み込まれ、ノートが知的創造の...
億万長者のビジネスプラン―ちょっとした思いつきとシンプルな商品があればいい (2009/07/31) ダン・ケネディ 商品詳細を見る 満足度★★★ アイディアの発想法として、A・F・オズボーンさんの 「オズボーンのチェックリスト」が有名です。 しかし、このチェックリストは、「儲けること」に直結していません。 商品を売らなければならない起業家の方は、 本書で紹介される、「ダン・ケネディさんのチェックリスト」を 活用してみては...
はじめて講師を頼まれたら読む本(2009/09/01)大谷 由里子 商品詳細を見る 満足度★★★本書はタイトルの通り、「はじめて講師を頼まれたら」読むべきか?もちろん、本書に詰め込まれている内容は、講師として成功するためのノウハウですから、頼まれた後に読んでも役に立ちます。しかし、よく言われるようにチャンスの女神には後ろ髪はありません。いつチャンスが来てもいいように準備している人こそが、本当に訪れたチャンスを生か...
奇想天外な科学実験ファイル―歴史を変えた!?(2009/08/25)アレックス・バーザ 商品詳細を見る 満足度★★★科学者の持つ好奇心は、人類が発展するための強力なエンジンです。しかし、その飽くなき探究心は、時として制御不能となり暴走する。本書には、一見、暴走としか思えないような、人類史上最も奇想天外な科学実験の数々が集められました。まるで映画や小説に登場しそうな、マッドサイエンティストが本書には登場します。著者は...
「読む・書く・話す」を一瞬でモノにする技術(2009/08/21)齋藤 孝 商品詳細を見る満足度★★★齋藤孝さんは、原則としてパソコンやケータイで情報の「検索」をしないそうです。それは、検索すればするほど、知的生産力が反比例して衰えてしまうと感じるから。それでは、齋藤さんは情報が必要な時にどうしているのか?自己検索。 「頭の中を検索して、考えようとしているテーマに関わる記憶、 つまり情報をひきだし、それを手が...
自己プロデュース力(2009/09/01)島田 紳助 商品詳細を見る 満足度★★★★2007年3月にNSC(吉本総合芸能学院)大阪で一度だけ行なわれた島田紳助さんによる“伝説の講義”を書籍化したものです。講義の対象はNSCの若手芸人。表面的には、M-1の2回戦を突破するための秘訣や、テレビで売れるための企業秘密が講義されているように見えますが、本質的に語られているのは、「人生で成功するための戦略」です。ですから、お笑い...
たった1通で人を動かすメールの仕掛け (青春新書PLAY BOOKS)(2009/08/25)浅野 ヨシオ 商品詳細を見る 満足度★★★“人脈づくり”などに活かせるメールテクニックの本です。例えば、本書で紹介される、「ビジネスメールですぐに使える裏ワザ」 1. お客さまの敬称は「〇〇様」から「〇〇さん」へ! 2. 2行目に「〇〇(会社名)の△△(自分の名前)です」と名乗りましょう! 3. 客さんへの返信メールに用件だけは...
たった100円で大変革! A6ノートで仕事を超仕組み化しなさい (2009/09/26) 松宮義仁 商品詳細を見る 満足度★★ シンプルマッピング事務局・齋藤さんより献本頂きました。 ありがとうございます。 本書で説明される手法は、松宮義仁さんが考案した アウトプット重視のノート術「シンプルマッピング」に、 品質管理などでお馴染みのエドワーズ・デミングさんが提唱した 「PDCA(plan-do-check-act)サイクル」を合体させたもの。 それ...
2010年世界経済大予言―大恐慌を逆手にとる超投資戦略(2009/08/25)松藤 民輔&増田 悦佐 商品詳細を見る 満足度★★★増田悦佐さんと松藤民輔さんによる大胆な「経済放談」。まえがきで、松藤さんはこの対談について、「日本の碩学と日本の金鉱山王との伝説の対談集である」と少し冗談っぽく言っていますが、それなりに本気です。経済楽観派の印象が強い増田さんと、恐慌が友達の松藤さんなので、意見やポジションが異なるかと思いき...
人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則 (2009/08/08) エドガー・H・シャイン 商品詳細を見る 満足度★★★ よかれと思って手助けしたつもりが、 かえって相手の機嫌を損ねてしまうことになった。 こんな経験、私もよくあります。 「支援」は、相手との相互関係なので、 一方的なものになってはいけませんし、 相手にも役に立つと思ってもらわなければなりません。 ・「〇〇通りは、どっちですか?」と見...
いまは見えないものを見つけ出す 発想の視点力(2009/08/12)三谷 宏治 商品詳細を見る 満足度★★★★あの人は、何でそんな発想ができるんだろう?同じモノを見ていても、その本質を見抜き独自の発想ができる人がいます。私がパッと思いつく有名なところでは、大前研一さんや小飼弾さんなどがそうですね。こういった人達は、頭の構造が違うから、普通の人が同じように発想するのはムリなのか?あきらめる前に、まず本書を手にとってみ...
サバイバル時代の海外旅行術 (光文社新書) (2009/08/18) 高城剛 商品詳細を見る 満足度★★★★ 20数年前に、ふちの青い「地球の歩き方」を片手に世界中を放浪し、 「歩き方」だけでも過去に150冊以上買ったという高城剛さん。 高城さんは、時代と共に「歩き方」シリーズも変化し、 かつての手作りのリアル感が、ずいぶん薄らいだと指摘します。 未開の地をガイドするワクワク感の喪失。 この喪失感は、私の中では、橘玲さんの海外投...