活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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才能を引き出すエレメントの法則

才能を引き出すエレメントの法則
才能を引き出すエレメントの法則
(2009/07/28)
ケン・ロビンソン&ルー・アロニカ 商品詳細を見る

満足度★★★

「エレメント」とは、好きなことと、得意なことが出会う場所。

これは誰が考えても、理想的な状態。

しかし、そんなにウマイ具合に、自分が好きなことに
才能があるとは限らないと、私たちは考えがちです。

本書の著者ケン・ロビンソンさんは、2つの要素と2つの条件さえ揃えば、
今の状況や年齢に関係なく、エレメントは訪れると説きます。

必要な2つの要素とは、才能と情熱。
2つの条件とは、態度と機会。

「自分には特別な才能などない」
こう思ってしまうのが、エレメントが起こらない最大の原因。

人は誰でも生まれ持った才能があり、それは様々な形で現れます。

また、才能と情熱が合致するための、もう一つの大きな障害が
本書で説明される「制約の輪」です。

これには、個人的サークル・社会的サークル・文化的サークルの
3種類があって、この「制約の輪」を乗り越えなければ、
エレメントとの出会いはありません。

そして、「制約の輪」を断ち切るためには、
“どれだけ犠牲を払えるか”が問われることになります。

エレメントに出会うと、自己啓示を受け、本当の自分とは何か、
人生の真の目的とは何かが見えてくる。

本書は、このエレメントのコンセプトを説明し、
成功した人々が、どうやってエレメントに出会ったかのか、
出合った瞬間はどうだったのかを描写することで、
読者が自分のエレメントを発見することをサポートします。

エレメントを発見した成功者として紹介されるのは、
ポール・サミュエルソン、ミック・フリートウッド、ジョージ・ハリスン、
リチャード・ファインマン、メグ・ライアン、ボブ・ディラン、
ヴィダル・サスーン、リチャード・ブランソン(以上、敬称略)などなど。

各分野の天才達が天啓を受けた瞬間は、興味深いものがあります。

本書の監修者は、金森重樹さん。

「まえがき」と「あとがき」の両方を金森さんが担当し、
お金の味」の内容と重ね合わせて解説していますから、
良くも悪くも金森さんのカラーが色濃く反映されています。

個人的には、金森さんは好きなのですが、
金森さんのフィルターが本書を読む際の、
一種の「制約の輪」になってしまう可能性があるので、
本編をすべて読了してから、「監修者まえがき」を読んだ方が
いいかもしれませんね。

この本から何を活かすか?

テレンス・タオ博士の問題解決法。

タオ博士は、2歳の時にセサミストリートを見て自力で読み書きを覚え、
12歳で数学オリンピックにて史上最年少で金メダルを獲得、
その後、30歳で数学のノーベル賞ともいわれるフィールズ賞を受賞した
“数学のモーツアルト”と呼ばれる天才です。

  「私には、魔法の能力などありません。ただ問題を見ると、
  前にやったことがあるようにみえるのです。(中略)何も考えつかないときは、
  解きやすくするために簡単な方法を考えてみますが、それでもだめなら、
  次は問題と遊んでみるのです。そうすると、少しずつ内容が見えてきます。」

これは、タオ博士が数学の問題を解く方法ですが、
私たちが遭遇するビジネスや日常の問題を解決する際の
ヒントにもなるような気がします。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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