活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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こころを動かすマーケティング

こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる
こころを動かすマーケティング―コカ・コーラのブランド価値はこうしてつくられる
(2009/08/07)
魚谷 雅彦 商品詳細を見る

満足度★★★

  「マーケティングは人生そのものだ」

この言葉通り、本書は「Mr.コカ・コーラ」魚谷雅彦さんの
人生を追体験できる本です。

1991年に日本コカ・コーラに取締役上級副社長として迎えられ、
2001年に日本人としては26年ぶりの代表取締役社長に就任。

その間、魚谷さんは、ジョージア男のやすらぎキャンペーン、
爽健美茶、紅茶花伝、ジョージア明日があるさキャンペーン、
コカ・コーラNo Reasonキャンペーン、Qooなど、
誰もが知ってる輝かしい実績を残しました。

コカ・コーラ社というと、圧倒的に高いブランド価値と、
ボトラー社という強力な販売網を持つことで知られています。

日本でも人口12000万人に対し、1日に約5000万人が
日本コカ・コーラ社の製品を買っているそうですから、
これが延べ人数であっても、驚愕するシェアを誇りますね。

本書は、魚谷さんが日本コカ・コーラに初出社した1時間半後、
急遽、ジョージアの建て直しをまかさるところから始まります。

その後、魚谷さんは歴史ある企業のしがらみに苦しみながらも、
次々と仕掛けるマーケティングを成功させていきます。

まさに成功の裏舞台を覗きながら、その時の感動と興奮を
一緒に味わうことができます。

ところで、ブランド力やインフラを持たない中小企業が、
本書を読んで、そのマーケティングを参考にできるのか?

こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

ここで語られる内容が、ノウハウ中心であれば、
持っているリソースが極端に違う場合は、
ほとんど参考にできないかも知れません。

しかし、魚谷さんが語るのは「魂のマーケティング」。
方法論ではなく、心意気です。

ですから、マーケティングは「人の心を揺さぶる」ものという
本質的な部分においては、企業の規模に関係なく
たとえ個人レベルであっても、十分に参考にできる内容だと思います。

唯一、本書の欠点を挙げるとするならば、
あまり失敗が語られていないところですが、
類を見ない成功体験を共有できることを考えると、
その欠点も全く気にならないでしょう。

この本から何を活かすか?

仮に、本書を読んで日本コカ・コーラ社に興味を持ち、
同社の株式を購入しようと思っても、それは不可能です。

なぜなら、日本コカ・コーラ社は、
ザ・コカ・コーラ カンパニーの完全子会社だからです。

日本で購入できるコカ・コーラ株は、
各地区のボトラー社の株のみです。

でも、もしコカ・コーラ株に興味をもったなら、
NYSEに上場のザ・コカ・コーラ カンパニーの株式(KO)
そのものを買うことを考えてはいかがでしょうか?

なんと言っても、The Coca-Cola Companyは、
あのウォーレン・バフェットさん(バークシャー・ハザウェー社)の
ポートフォリオの中でもトップ(2割近く)を占め、
200万株(8.64%)を所有する株ですから。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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