活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!

先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!
先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!
(2009/07/09)
小林朋道 商品詳細を見る

満足度★★★

全国初“ヤギ”のことを考えた部活。その名も「ヤギ部」。

「ゆきこ、こはる、やぎこ」の3匹のヤギと同じページに
川で網を振っている一人の男性の写真が掲載されています。

  名前 : 小林朋道(顧問)
  特徴 : 動物を見せたら喜ぶ

このように鳥取環境大学のクラブ紹介冊子に
本書の著者、小林朋道さんは紹介されています。

本書は、小林さんの研究室周辺で起こる野生動物をめぐる事件を
ユーモラスに描くエッセー、「先生!シリーズ」第3弾。

前作の「先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!」を読んで、
私もすっかり、このシリーズが気に入ってしまいました。

今回もいろいろな動物と出会い、
「すばらしい!面白い!あー調べてみたい!」という
小林さんの狩猟採集人の心、少年の心、研究者の心が渾然一体となって
面白エピソードが語られています。

読み出したら止まらないといった感じではなく、
定期的に末永く読みたいと思わせる癒し系の本。

ちなみに、タイトルの「子リスたちが、イタチを攻撃しています」は、
生後10日ほどの、目も開いていないシマリスの子どもが、
猛烈な勢いで体を動かして「カタカタカタ!」と集団で発声して、
イタチに対してとる防衛行動のこと。

目も開かない幼獣が、捕食者を攻撃するような防衛行動を
行なう例は、あまり知られていないようです。

お笑い芸人さんの周辺では、面白い出来事がよく起こるように、
小林さんのところには、かわった動物や生き物にまつわる珍事件が
吸い寄せられるかのように集まってくるようです。

まさに、「情報は発信している人のところに集まってくる」
ことが証明されています。

今のところ、小林さんの噂を聞きつけた大学周辺の人たちから、
動物情報や、保護して欲しい動物そのものが寄せられているようですが、
「先生!シリーズ」が好評で、小林さんの知名度も
徐々に上がりつつありますから、今後ますます、
全国からいろいろな情報が寄せられる可能性もありますね。

動物たちと触れ合いを、ほのぼのとした語り口で伝える
小林さんの文章は、先日記事にした「ハチはなぜ大量死したのか」とは、
また違った角度から環境問題を考えさせられる一冊でもあります。

この本から何を活かすか?

先日、キャンプで子どもと一緒に野遊びをしていると、
全長10㎝ぐらいのトカゲのような生き物を発見。

すぐに捕獲して、子どもたちに披露しました。
すると、当然のように子供たちは聞いてきます。

「これ、なーに~?」

本書で、小林さんは「学生たちは、しばしばイモリとヤモリを混同する」と
指摘していますが、私もご他聞に漏れず見分けがつきません。

私は、トカゲのような生き物を手につかみながら、
「何だと思う?当ててごらん」
と大人のズルさを発揮して、子供たちに振ってしまいました。

野外で遊んでいると、見知らぬ生物に遭遇することはよくあるので、
今後はきちんと写真を撮って、帰ってきてから子どもと一緒に
同定作業をしようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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