活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2009年07月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年09月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!

先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!
先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!
(2008/10/02)
小林朋道 商品詳細を見る

満足度★★★★

kennさんより、面白いタイトルの本があると教えていただいた一冊。

著者は鳥取環境大学教授で動物行動学、人間比較行動学を
専門とする小林朋道さん。

本書は、小林さんの研究室や大学周辺で起こる
動物や学生を巻き込んだ“珍事件”が描かれています。

登場する生き物は、イノシシ、タヌキ、ヤギ、シマリス、
アオダイショウ、アカハライモリ、ナガレホトケドジョウ、
アカネズミ、テン、イヌ、ネコ、学生など。

モノクロですが、写真も多く掲載されているので、
生き物好きな方には、たまらない一冊でしょう。

小林さんの研究者としての探究心は、次々と愉快な研究アイディアを生み、
すぐに実行されているようで、楽しさがストレートに伝わってきます。

また、全編のエピソードからは、小林さんの生き物(人間を含む)への
愛情が滲み出ていて、読むと和やかな気持ちになりますね。

タイトルの「シマリスがヘビの頭をかじる」は、
小林さんが20年近く前に発見し、学会に発表された
SSA(Snake-Scent Application)と名づけられたシマリスの行動。

食べることが目的ではなく、自己防衛のための行動です。

シマリスは、死んでいたり、冬眠中で動かなくなっている
ヘビを発見すると、恐る恐る近づき、頭や体表を噛みほぐし
自分の体毛にヘビのニオイ塗りつけるそうです。

これで、捕食者であるヘビから逃れやすくなるため、
生後1ヶ月の子どものシマリスでも、SSAを行うと説明されています。

ただし、この珍しいシマリスの生態よりも、
実験をするまでにシマリスと親しくなる日常生活の様子が
描かれているパートの方が本書の魅力。

最近私が読んだ同じ科学系の本で比較すると、
福岡伸一さんが書く、少し高尚で知的好奇心を刺激する文章とは異なり、
親しみやすく楽しさが伝わってくる文体です。

本書を読むと、できれば小林さんのような
生き物の先生が、身近にいて欲しいと思えます。

この本から何を活かすか?

実は本書は、シリーズ第2弾。

小林さんが描く、ほのぼのとした動物日記の様子は、
大変評のようで、「先生シリーズ」として第3弾まで
出版されているようです。

  第1弾 : 先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!
  第2弾 : 先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!
  第3弾 : 先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!

今日は図書館に行って、横内祐一郎さんの本を探す予定なので、
ついでに、この第1弾の本も探してみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


このエントリーをはてなブックマークに追加

| 科学・生活 | 06:33 | comments:2 | trackbacks:3 | TOP↑

| PAGE-SELECT |