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コンテキスト思考

コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術
コンテキスト思考 論理を超える問題解決の技術
(2009/06/19)
杉野 幹人&内藤 純 商品詳細を見る

満足度★★★★

コンテキストとは、一言でいうと「文脈」のこと。

本書は、「コンテンツ」の裏側にある「コンテキスト」を読むことで、
「おもしろい成果」を生み出すための思考法を「コンテキスト思考」と
定義し、それを実践する方法について、まとめています。

著者は戦略系コンサルティング会社A・Tカーニーの
マネージャーを務める杉野幹人さんと内藤純さん。

お2人は、1980年までを「あ・うん」の時代、1980年~現在までを
「コンテンツ」の時代、これからを「コンテキスト」の時代として
新しいフレームワークを提示します。

それでは、なぜ、今までの「コンテンツ」での思考ではダメなのか?

コンテンツとは、音声・文字・数字など物理的に認識でききるも。
物理的に認識できるものは、普遍的で客観的であるため、
いつ誰が見ても同じ解釈になります。

つまり、コンテンツからの発想では誰もが同じアイディアに
辿り着いてしまい差別化が図れないと、本書では指摘されています。

そこで登場するのが、「コンテンツ」の裏側にある「コンテキスト」。

コンテンツに背景や物語、あるいは独自の価値観を加えることで
思考が立体的となり、論理的思考だけでは超えられなかった壁を
突き破ることができるようです。

そのために利用するのが、次の「3S」というフレームワーク。

  ・Surrounding(環境)→ 関係性 → ユニークな視点
  ・Soil(土壌) → 価値観  → ぶれない自分軸
  ・Sun(太陽) → 目的 → 共感

これは植物が生態系の中で育つように、おもしろい成果がこの
3Sのフレームワークから発想できるように擬えたもの。

実際のところ、既存の成功事例をこのフレームワークに
当てはめることは簡単ですが、一から発想することは
容易なことではないでしょう。

だからこそ、差別化された思考が得られるのかもしれませんが。

また本書は、少し美しくまとまり過ぎているので、
いかにもデキるコンサルタントが、フレームワークにまとめました
という雰囲気があり、同じように実践できるか不安が残りますが、
試してみる価値は十分にありそうです。

この本から何を活かすか?

本書では、「コンテキスト思考」をするための土台として
2つの基礎能力が必要であると説明されています。

その能力とは、「教養」と「楽観」。

この2つがないとコンテキスト思考を理解できても空回りしてしまうようです。

私に足りなのは、全体像を想像する資質である「教養」の方ですね。

周りのモノ知りとのディスカッションが、教養を高めるとの
アドバイスがあるので、意識して機会を設けたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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