活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2009年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年08月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

僕が2ちゃんねるを捨てた理由

僕が2ちゃんねるを捨てた理由 (扶桑社新書 54)
僕が2ちゃんねるを捨てた理由 (扶桑社新書 54)
(2009/05/29)
ひろゆき 商品詳細を見る

満足度★★★

「2ちゃんねる」元管理人ひろゆきさんが、
ネットとメディアの関係について語った本。

前作の「2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?」同様、
ひろゆきさんが口述したものを、ライターの杉原光徳さんが
文章化しています。

2ちゃんねるの譲渡についての言及は最初の20ページ弱で
簡単に説明されています。

あまり多くを語らず、2ちゃんねるを手放すことが、
ひとつの実験的な試みであったこと、
日本で運営すべきではないと考えたことなどが、
さらっと語られています。

さて、本書のメインはひろゆきさんの冷静な視線で、
ネットとテレビや新聞、ケータイとの関係が語られていること。

ひろゆきさんは、常に現実を客観的に受け止め、その上で
どうすべきかを合理的に判断する視点を持っていますから、
個人的には見習いたいところです。

最近流行のクラウドコンピューティングについては、
本質的には、以前から使われているひとつの技術に過ぎないと、
指摘し、次ぎのように語っています。

  「“web2.0”という言葉が陳腐化してしまった後、
  何かでお金儲けをしたい誰かが“新しい何かをさがさなければいけない”
  と考えて、“クラウドコンピューティング”という言葉を
  当てはめたのではないでしょうか。」

web2.0がもてはやされた時もそうでしたが、
今回も淡々とその本質について考察されていますね。

また、テレビ局の経営悪化については、ネット脅威論やコンテンツの
議論の前に、当たり前のことができていないと指摘。

  「テレビ局が赤字にならない予算内で番組を作るという
  当たり前のことができていないからです。」

これって、現在の日本の航空業界が陥っている状況に
酷似しているような気がします。

やはり独占的立場を保護されている業界は
同じ運命を辿るということでしょうか。

本書の後半は、電波少年の「T部長」として有名だった
日本テレビのエグゼクティブディレクター、
土屋敏男さんとの対談が収録されています。

お互いに気さくに話していて、けっこう本音が出ている
興味深い対談になっています。

元々、企画されていた梅田望夫さんとの対談が実現せず、
ピンチヒッター的に土屋さんとの対談になったようですが、
これはこれで正解だったように思えます。

この本から何を活かすか?

すごい細かなことですが、ひろゆきさんと土屋さんの
対談の中で、ひとつだけ気になった表現がありました。

  「けっこうナイーブなんですね」

対談の文脈から判断すると、ナイーブは「繊細」という意味で
使われいます。

私にとって、このナイーブという言葉は、
「単細胞」とか「幼稚な」という、ネガティブな語感の言葉という
イメージが強いのですが、どうなんでしょうか?

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| IT・ネット | 06:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |