活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2009年06月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年08月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

クリエイティブ・チョイス

必ず最善の答えが見つかる クリエイティブ・チョイス
必ず最善の答えが見つかる クリエイティブ・チョイス
(2009/04/23)
堀内 浩二 商品詳細を見る

満足度★★★★

「Aがイイか、Bがイイか?」

質問にはパワーがありますから、
こう聞かれた瞬間に思考のスイッチが入ります。

しかし、同時に頭の中に「A or B」という
限定された思考の枠ができてしまいます。

漠然と「何がイイ?」と問われるよりも、
2つの内どちらが良いかを問われるほうが、
脳に負荷がかかりませんから、質問された枠内で考えてしまうのは、
ある意味、仕方ないことでしょう。

しかし、本書が目指すクリエイティブ・チョイス(創造的選択)では、
そもそもの目的を再定義し、A or Bという二者択一思考から脱却を図り、
示されたもの以外に、自ら選択肢を創造する姿勢をとります。

少し前の例を挙げると、小泉元首相が行った郵政選挙。

分かりやすさを優先して、郵政民営化の是非を問う選挙として
位置づけられていましたが、クリエイティブ・チョイスでは、
そもそもの目的は何なの?、それ以外に選択肢はないの?
と思考し、枠に囚われない最善の選択肢を探ります。

著者の堀内浩二さんは、本書の中で創造的な選択とは、
自主的で、目的に適い、機を逃さず、後悔の少ない選択と
定義しています。

本書では、【目的】→【手段】→【試行】→【自得】
という4段階のサイクルを螺旋階段を登るように経ることで、
創造的な選択への扉を開くことを試みます。

論理的思考に、直感を加え、偶然も味方につけた実践的な選択。

国内外の豊富なエピソードと多数の名著からの引用で
補強されていますから、読み応えがある本に仕上がっています。

答えが必ずしも枠外にあるとは限りませんが、
いったんゼロベースで思考し、最善の方法を探る習慣は
是非、身につけたいものですね。

また、堀内さんは以前に「リストのチカラ」という本を
著しているだけあって、引用元を示す巻末の註が、
ほとんど名著リストと化している所も注目です。

この本から何を活かすか?

手段から自由になる「THE WANT LIST」のエクササイズ

これは、選択肢から目的を考え、その目的から選択肢を
考え下ろすことで、最初の選択肢から開放され
別の選択肢を発想するためのエクササイズ。

ナショナル・ジオグラフィック誌に写真を提供していた
元カメラマンのデューイット・ジョーンズさんが発案したようですが、
本書には、堀内さんが少しアレンジした方法が紹介されていました。

  1. 紙を用意して真ん中に線を1本引く
  2. 左半分に「WANT」として欲しいモノ、やりたい事などを書き出す
  3. 右半分は「FEEL」として、左側の「WANT」に対応して、
   それぞれが手に入った時に感じる気持ちを書き出す
  4. 左右とも書けたら真ん中の線から切り離し、左の「WANT」側を捨てる
  5. 手元に残った「FEEL」側を眺め、今度は「FEEL」側から発想する
   そこに書かれている気持ちにさせてくれるものって何だろうか?

これ、面白そうですね。早速やってみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 10:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |