活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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FX先生

FX先生
FX先生
(2009/05/15)
杉田 勝 商品詳細を見る

満足度★★★

「FXトレードの正しいガイドブック」というコンセプトの本。

著者はFXトレーダー塾WIN-INVEST JAPANを主宰し、
プロトレーダーを養成する杉田勝さん。

この手の本は、セミナーや教材販売への誘導色が
強くなりがちですが、本書はそれほどでもありません。

本は本として、単独で十分に内容のある良書になっています。

  「FXに必勝法など存在しない」

このように杉田さんは言い切り、本書では負けないトレーダーに
なることを目標としています。

主に解説されるテクニカル分析は、ダウ理論、20EMA、RSI。
ローソク足の型やトレンドラインの引き方の説明もあります。

私が本書で良かったと思うのは、ポジションサイジングの
説明がきちんとなされていること。

初心者向けのFX本や、FXを知らない方の資産運用本では、
「あまりリスクを取らないようにレバレッジは2倍程度にしましょう」
などど説明があるのを見かけます。

しかし、実際はレバレッジは結果的に決まるもの。

本書ではプロフィットファクターを計算し、
エントリーするか見送るかを検討。
更に、最大損失許容額と損切り幅から、
適切なポジションサイジングを行うことを推奨しています。

やはり、勝つことより負けないことが何より優先されますから、
必ずストップを置くことと、ポジションサイジングが
長く相場で生き残る鍵となるでしょう。

また、「いつが相場の天底か?」という、いわば聖杯探しのような
永遠のテーマについては、「杉田サイクル理論」で説明されています。

私は杉田さんの理論に限らず、
サイクル理論についは、どちらかというと懐疑的。

どんな信頼性の高い指標や手法であっても、
自分でバックテストをすることが必須ですから、
使用する方は、その労を惜しまないことが大切です。

この本から何を活かすか?

  「今も、日本のFXを取り巻く環境は未成熟です。
  欧米のトレーダーに比べれば、
  圧倒的にレベルが低いと言っていいでしょう。」

私は、この杉田さんの考えとは違います。

日本では長く低金利の時代が続いたため、外貨預金が注目されました。
その後、手数料の高い外貨預金の代替としてFXを始めた方も多くいます。

つまり、もともとがトレーダーとなるべくして
FXを始めた方ばかりではないということです。

そもそもの目的が違う人を含めて、レベルの高低を語っても
あまり意味がありませんし、トレードをするつもりがない人に
いくら「トレード道」を語っても、通じないように思えます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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