活かす読書

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グローバルリーダーの条件

グローバルリーダーの条件
グローバルリーダーの条件
(2009/04/21)
大前 研一   船川 淳志 商品詳細を見る

満足度★★★

2008年の正月、船川淳志さんは日本のグローバル人材の
欠乏症について、大前研一さんと語り合ってみたいという想いが、
ふつふつと湧き上がってきたそうです。

船川さんがその話しをマッキンゼー出身の友人に話すと、
「そんなコワイこと、私だったら絶対にしない!」
と言われたとか。

危機意識と知的欲求に駆りたれられた船川さんが、
その想いを大前さんに伝え、実現したのが今回の対談です。

直接の師弟関係がない大前さんと船川さんだからこそ、
対談が実現したとも考えられますね。

本書のメインテーマは、「日本においてグローバルリーダーを
どのようにしたら生み出すことができるのか?」です。

対談では、グローバルリーダーを生み出す環境(企業や国)と
個人の習慣の両面から話し合われています。

AG元年から今までの歩み、企業のボトルネック、最近の脳ブーム、
個の開放、英語教育などもサブテーマとして設定されています。

私は、これらのテーマの中では、脳ブーム&お馬鹿ブーム
などについて、お2人が話されているのが、意外と新鮮に感じました。

最終的に、船川さんがこの対談を通じて得た結論、
つまりグローバルリーダーに必要な要素は、
「規範(ディシプリン)」、「視座(パースペクティブ)」、「気概」
の3点であることが、“あとがき”に記されています。

実際の対談の様子は、船川さんが聞き役で、
大前さんの独演会的な場面もしばしば見受けられますが、
その点は止むを得ないところでしょうか。

ですから、十分に意見交換はされていますが、
大前さん側から見ると、対談によって思考が深まったかどうかは、
微妙なところのように思えます。

いずれにせよ、グローバルリーダーを目指していない人でも
読んでいると、「自分もこのままではいけない」と、
衝き動かされるような感情を、抱かずにはいられない一冊です。

この本から何を活かすか?

  「とりあえず“違う”と言ってみる。で、違う生き方をする。
  すると、考えなきゃいけない。それを10年、20年と続けていくと、
  思考する能力が身についてくるわけです。」

これは、集団思考の罠から抜け出すための方法として、
大前さんが語った内容です。

例えば、読書においても、この考えを応用してみましょう。

著者の主張に対して、とりあえず違うと言ってみる。で、違う主張をする。
すると、考えなきゃいけない。それを10冊、20冊と続けていくと、
思考する能力が身についてくる・・・

強制的に考える環境を作り出すのは重要ですね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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