活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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藤田晋の仕事学

藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー
藤田晋の仕事学 自己成長を促す77の新セオリー
(2009/04/27)
藤田晋 商品詳細を見る

満足度★★★★★

  「“仕事を通じて成長した人ランキング”がもし仮にあったとしたら、
  私はかなり上位にランクインすると思います。」

冒頭でこのような、藤田晋さんの「自負」が語られています。

そして、約250ページの本書を読み終える頃には、
冒頭の自負が、ハッタリでも思い込みでもなく、
紛れもない事実であると、私には十分に納得できました。

サイバーエージェントを立ち上げて11年。
濃密な期間の過ごしている藤田さんだからこそ書ける「仕事論」。
藤田流の仕事哲学が、本書に詰め込まれています。

実際のところ、自己の成長を促すためのセオリーは
本書で提示される77個以上に、もっと存在するでしょう。

しかし、藤田さんがまとめた77個のセオリーは、
十分条件ではないかもしれませんが、
少なくとも、すべてビジネスの現場で実証済みの
必要条件になっているように感じます。

  「そもそも自分の上司の望むものすら汲み取ろうとしない人に、
  顧客の望むものを汲み取ることなどで切るでしょうか。」

これは、自分が評価されないと思う若手のビジネスパーソン向けの
アドバイスの言葉ですが、藤田さんの視点は、
新入社員から中堅社員、管理職、経営者まで自在に動きます。

借りてきた言葉ではなく、日々現場に立って感じることを
藤田さんが、自分の言葉で語っていますから、
どんなレベルのビジネスパーソンにも刺さる言葉が満載です。

もともと本書は、「日経ビジネスアソシエ」に
2005年10月から連載している「渋谷ではたらくキャリアアップ塾」に
加筆修正したもののようです。

この内容がアソシエ読者にしか伝わらないのは、
正直に言ってもたいないので(私も連載は読んでいません)、
書籍化されて本当に良かったと思います。

勢いのある書き下ろしとは異なり、
毎月の連載の中で、冷静に自分の成長過程を振り返りながら、
魂を込めて書いているような感じがします。

過去のビジネス書では語られていない斬新なことを
語っているわけではありませんが、等身大の藤田さんがそこにあり、
非常に伝わってくるものがありました。

この本から何を活かすか?

サイバーエージェント社には、新規事業の
「撤退の法則」があるそうです。

新規事業立ち上げ後の過程を5段階でふるいにかけ、
手を引くかどうかを判断するものです。

事業開始後、9ヶ月で月額粗利500万を達成すると、
次の段階に昇格。できなければ撤退。
更にその後も、期限とクリアすべき数字が決まっていて、
どんどんふるいにかけられます。

まさに、プロ棋士の養成機関である奨励会のようですね。

この「撤退の法則」を個人に応用できないでしょうか。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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