活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2009年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年06月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力

史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール
史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力 大不況でも投資で勝ち抜く58のルール
(2009/03/19)
メアリー・バフェット&デビッド・クラーク 商品詳細を見る

満足度★★★★

ウォーレン・バフェットさんの投資方法の大きな特徴の一つに
株を“擬似債券(エクイティ・ボンド)”と見なす考え方があります。

「永続的競争優位」を持つ企業への投資は、
元本保証型の株価指数連動債券を買うようなもので、
毎年の利払いの代わりに、税引前利益を安定的に積み上げるので、
将来に行くほど利札が大きくなる擬似債券と考えられるからです。

そこで、本書が解説するのは、「永続的競争優位」を持つ会社を
見分けるための財務諸表の読み方です。

具体的には、損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の
読み解き方がまとめられています。

著者は、今まで何冊も共著を世に送り出している
バフェットさんの息子さんの元妻、メアリー・バフェットさんと
バフェトロジスト第一人者のデビット・クラークさんの
お馴染みのコンビです。

ウォーレン・バフェットさんの思考をなぞるように
注目すべきポイントが書かれていますから、
単なる財務諸表の入門書とは、かなりテイストが異なります。

例えば、研究開発費に多く支出する企業は良い企業か?

一般的な見方では、研究開発費を高い比率で支出している企業は、
将来への投資を行っている、競争力の維持が期待できる企業として
評価されます。

しかし、バフェットさんは、多額の研究開発費を要する企業は、
競争優位性に先天的な欠陥を内包していると考えます。

つまり、常に技術開発競争に参加していないと、
優位性が保てないレッドオーシャンにいる企業ということです。

バフェットさんが好む企業は、そもそも研究開発費を投じて
競争性を保つ必要の無い、永続的にブルーオーシャンにいる
有料ブリッジ型の企業です。

また、バリュー投資と違った、バフェット流投資術の特徴である
のれん代や無形資産の評価につても、本書で解説されています。

本書は、同じ徳間書店から出版されている「バフェットの教訓」の
続編という位置づけのようで、著者のお2人が目指した
「簡潔でわかりやすい手引書」として完成されています。

ただ、本書は少し簡潔過ぎるようにも感じるので、
バフェットの銘柄選択術」を併せて読むと、
よりバフェットさんの投資術が深く理解できると思います。

この本から何を活かすか?

著者のお2人は、企業の財務情報を入手するサイトとして、
MSN.com」と「Yahoo!Finance」の2つを挙げていました。

私は、もっぱら米株式に関してはYahoo!Financeを
利用していましたが、本書によると財務諸表に関しては、
MSN.comの方が充実しているとのこと。

早速、MSN.comも使ってみることにします。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


このエントリーをはてなブックマークに追加

| 投資 | 11:19 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

| PAGE-SELECT |