活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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10倍株投資の実践理論

10倍株投資の実践理論―明日のスターバックスを発掘する方法
10倍株投資の実践理論―明日のスターバックスを発掘する方法
(2009/03/13)
マイケル・モー 商品詳細を見る

満足度★★★★

明日のスター企業の株を見つける「成長株投資」の本。

株式投資には昔から、「バリュー投資」と「成長株投資」の
2大派閥があります。

バリュー投資は、ベンジャミン・グレアムさんにより提唱され、
成長株投資は、フィリップ・フィッシャーさんによって確立されました。

世界で最も賢明な投資家といわれる、ウォーレン・バフェットさんは、
バリュー系のイメージが強いようですが、
実際はグレアムさんとフィッシャーさんの2人を師匠に持つため、
この2つの投資法を絶妙な割合でミックスしています。

また、成長株投資でも、既に人気が出ている勢いのある株式を買って、
もっと高値になったところ売り抜ける短期寄りの手法と、
あまり知られていない企業の株を自分で発掘し、
その企業が大きく成長するのをじっくり待つ、長期の手法があります。

本書で解説されるのは、後者の手法。

著者のマイケル・モーさんが考える成長株投資の
ポイントをまとめると、次の3点に集約されます。

  1. 利益、利益、利益
  2. 4つのPに注目
  3. 勝ち馬に乗る

1.は、モーさんの一番重要視している点です。

  「利益成長こそが長期にわたって株価を押し上げる
  というのがぼくの投資哲学だ。」

2.の「4つのP」とは、利益以外で成長企業を見極める際に
必要な4つの注目点です。

  ・People(人)
  ・Product(製品)
  ・Potential(将来性)
  ・Predictability(予見性)

3.の勝ち馬に乗るとは、時代の追い風のこと。
いわゆるメガトレンドに乗っているかどうか。

今の大企業も、かつては中小企業でした。
本書の手法は、10年後、20年後に大企業になる株を
発掘することですから、株式投資の醍醐味が
存分に味わえるはずです。

日本語訳も、「ヤバい経済学」や「まぐれ」などで好評を得ている
望月衛さんが担当し、非常に読み易いくなっています。

この本から何を活かすか?

上昇トレンドが続く好景気の時には、
誰が何に投資しても儲かります。

しかし、現在のような世界的な不況下では、
実力が如実に表れ、運だけで儲けていた投資家は
見事に振り落とされてしまいます。

世界的な不況、あるいは時代の転換点にこそ、
あらたなメガトレンドは萌芽しています。

そして、明日のスター企業はこの厳しい環境下で、
じっくりとインキュベートされていることでしょう。

誰もが株式投資に飛びつく時代ではないからこそ、
本書のような良書で、じっくり研究を積みたいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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