活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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「人間力」の科学

「人間力」の科学
「人間力」の科学
(2009/03/14)
小阪 裕司 商品詳細を見る

満足度★★★

小阪裕司さんが月刊誌「文蔵」に2年間連載していたコーナー
「バルバロッサな人」に加筆し、4つの章にテーマ別にまとめた本。

落着いた語り口で楽しめるビジネスエッセイの雰囲気があります。

  第1章 「世の中のしくみ」に気づく
  第2章 「脳のチカラ」に気づく
  第3章 「能力の活かし方」に気づく
  第4章 「時代が求めているもの」に気づく

「バルバロッサ」とは、イタリア語で「赤ひげ」を意味し、
センスと教養を感じさせ、プロ意識が高く、理知的に冒険する
今の時代に必要なタイプを指すようです。

全く本書に関係ありませんが、「バルバロッサな人」と聞くと、
昔、フジテレビ系列で放送していた「カノッサの屈辱」を
思い出します。

イタリア語の素養のない、私には
どれも同じ響きに聞こえるのでしょうね。

さて、本書のテーマは、魅力溢れる
「人間力」のある大人となるために、何が必要なのかを探ること。

その手掛かりとして活用するのが
各専門家が行っている「学術研究」。

いわゆる学術研究は、象牙の塔などの言葉がある通り、
とかく日常とは、別世界で行われていることも多いようです。

そこで、小坂さんが本書(この連載)で行った試みは、
そういった専門の研究を独自の視点で捉え直し、
洞察を加えることで、生活とリンクさせようとするものです。

学術研究とビジネスの世界の両方で活躍する
小阪さんだからできるの試みなのでしょう。

本書の一つのトピックで「ピア・ラーニング」という概念が
取り上げられています。

ピア・ラーニングとは、
「ピア(peer=仲間)と協力して学ぶ(learn)方法」。

これは、結果を教わるのではなく、学びの課程を共有することで、
互いの持っているリソースを活用し、理解を深化させる方法です。

本書も、すぐに小坂さんの出した結論に飛びつくのではなく、
「本書をピア・ラーニングの場」として、
小坂さんと一緒に思考の過程を辿りながら、
洞察を深める方法で読むのが良いのではないでしょうか。

この本から何を活かすか?

小阪さんが提唱するビジネススタイルに
「マスタービジネス」という手法があります。

売り手がマスターとなって、お客さんに提供している
商品やサービスの「価値を教える」という考え方を基本にします。

当ブログは、私自身がまだまだマスターのに域に達していませんので、
マスターブログにはほど遠い状態にあります。

本を読んで、ブログに書いて、コメントを頂いて
理解を深めるという「ピア・ラーニング」を繰り返しています。

しかし、いずれは毎回「気づき」を提供する
マスターブログになりたいものですね。

それが実現できた時が、
私がバルバロッサな人になった時なのでしょう。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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| 人生論・生き方・人物・哲学 | 11:51 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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