活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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「1日10分」で脳が生まれ変わる

「1日10分」で脳が生まれ変わる (East Press Business)
「1日10分」で脳が生まれ変わる (East Press Business)
(2009/03/19)
苫米地英人 商品詳細を見る

満足度★★

「自我」を変えるための本。

分かりやすい表現に変えると、1日10分のトレーニングで
自分の考え方を変えるための本です。

苫米地英人さんが示す、トレーニング内容は次の通りです。

  1. 断片的な記憶を思い出す
  2. 思い出した記憶を組み合わせる
  3. 上位3つの記憶を選び出す
  4. 上位3つの記憶を合成する
  5. 合成した記憶を「ゴールを達成している自分の姿」に貼り付ける
  6. 合成した記憶を「いま、自分があるべき姿」に貼り付ける
  7. 貼り付ける記憶を3つから5つに増やす

このトレーニングを行う前に、自分の「ゴール」を決めておく
必要があります。

そのゴールの条件は、次の2点を満たす必要があるようです。

  ・かないそうにない夢であること
  ・「want to」であること

本書で示される理論は、「残り97%の脳の使い方」などと同様に、
「時間は未来から過去に流れている」と、「ゴールの設定をすると
見えないものが見えるようになる」という、2つの考えが根底にあります。

いつもながら、苫米地さんが説明している内容は、
概念としてはあり得る事かもしれないけれど、
私には、現実的にあまり出来そうに思えませんでした。

例えば、抽象度の高い視点をもつことは、
ことの本質を理解するうえで重要であることは分かります。

だからと言って、本書に紹介されるトレーニングを積めば、
6分の1の時間で、ひとつのことを6倍の速さでこなせるようになり、
6×6=36倍の仕事ができるというのは、
単なる机上の計算で、あまりリアリティのある話しには思えません。

更に、6つの同時にやれば、
6×6×6=216倍の仕事ができると言われても・・・

私を含め読者は、脳の専門家としての苫米地さんの話しに
耳を傾けるわけですから、せめて、成果が36倍になると謳うなら、
その根拠を示す実験データを掲載して欲しいものです。

この本から何を活かすか?

せっかくですから、最初からムリと否定せず、
次の2つのトレーニングに挑戦してみました。

  その1. 10分を1時間と考えるトレーニング
      →時計の短針を見ず、長針だけを見る??

  その2. 話す単語の数を6分の1にするトレーニング
      →無駄な言葉を省き、1時間の内容を10分で言い換える

その1.については、何かに集中すると時計の針など、
見向きもしなくなり、時間が経過している感覚がなくなります。
結局事後的な解釈となり、1時間経過したことを
6時間経過したと解釈し直しても、なんら変化はありませんでした。

その2.については、全く不可能でした。
そもそも話すことで、思考がまとまる面もありますから、
単に1時間話した内容を録音して10分に要約することができても、
それは思考の結果を要約したに過ぎず、
話す単語の数を減らすことにはなりません。
だいたい、いつも話し続けている訳ではないので、ムリがあります。

トレーニングが足りないと言われればそれまでですが、
やはり、私には難しいようです。

愚直に実行するのが大事なこともあれば、
早々に見切りをつける方が得策なこともあります。

今回は、後者と判断しました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.

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