活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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TIME×YEN 時間術 (タイムエン時間術)

TIME×YEN 時間術 (タイムエン時間術) すべての時間を成果に変える31の鉄則
TIME×YEN 時間術 (タイムエン時間術) すべての時間を成果に変える31の鉄則
(2009/04/22)
長野慶太 商品詳細を見る

満足度★★★★

思草社、三浦さんより献本いただきました。ありがとうございます。

一言でいうと、「死から逆算した時間術」の本です。

著者は対米進出コンサルタントの長野慶太さん。

私たちには必ず死が訪れます。
箱田忠昭さんの言葉を借りれば、私たちは皆「死刑囚」。

しかし、死までの余命を50年としても、毎日を過ごしていることが
死へのカウントダウンであると、リアルに実感が持ちにくいものです。

そこで、長野さんは時間を金銭に置き換えるアプローチをとります。

  「あなたはいま、財布に26万円持っている。それはあなたの全財産である。
  そしてとても残念なことに、あなたは今後、1円も稼ぐことはできない。
  (中略)あなたは毎日毎日、その全財産の中から14円を支払わなければ
  ならないというルールを押し付けられて生きている。」

本書では1時間という人生の財産をTIME YEN=T¥と表します。
上記の例えは、1日24時間から生きるための必須時間を引いて14時間。
これが365日、50年で、T¥14×365日×50年=約T¥260,000という計算。

確かにつかみどころのない時間より、増えることのない26万円から
毎日14円が引かれていくと考えた方が格段にに切迫感があります。

ですから本書の時間術は、死を意識した人間が
今まで使っていなかった能力が引き出されることがあるように、
私たちの中に眠る秘めたパワーを開放する効果を持ちます。

そして、死を視野に入れた上で考えなければならないのが
投資指標ROIならぬ、対時間効果を表す「ROT」。
ROT(リターン・オン・タイムエン)は投資時間当たりのリターン。

なにせ全財産が26万円と限られていますから、
そこから少しでも効率の良いところへ
振り分けていかなければならないという訳です。

長野さんは本書で、「残り時間の配分=時間哲学」と、
「3秒を縮めるテクニック=時間節約術」の両方を紹介しています。

巷に溢れる時間術の本は、戦術だけを紹介するものが多いので、
時間戦略と戦術の両方を併せて解説する本書は貴重な存在。

正直に言って、時間節約術のアイディアには、
ちょっと変わったものもありますが、
死を意識した状況では、3秒の積み重ねこそが意味を持ちます。

また、本書の長野さんはけっこう強烈で、テンションは高め。
それ故、好みが分かれる可能性があります。

しかし、全員が賛成するものは、つまらないのが常。
反対意見が出る刺激的なものこそ、本物と言えるでしょう。

この本から何を活かすか?

私は現在42歳。80歳まで生きるとして、残り38年。
毎日自由になるのが14時間なので、14H×365日×38年=約19,000時間。

残り「19万時間」と考えるより、本書の通り「19万円」と考える方が
ずいぶんイメージしやすい数字になりました。

  「時間術とは、生き方を意識して直す方法である」

私は、今までずいぶん無駄にT¥を使ってきました。
残り19万T¥は、中長期の視野に立ち戦略的に使って生きたいところです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   


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