活かす読書

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クラウドの衝撃

クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった
クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった
(2009/02/06)
野村総合研究所 城田 真琴 商品詳細を見る

満足度★★★

「クラウド」に関して、最近話題のキーワードが2つあります。

一つは、みんなの知恵を利用する「クラウドソーシング」。

これは、インターネット等を通じて、社外の不特定多数の人々に対し
アウトソーシングを行うことです。

もう一つは、インターネットを通じてサーバーにある
アプリケーションを使う形態を指す「クラウドコンピューティング」。

カタカナで書くと同じ「クラウド」ですが、前者が「crowd」で「群集」を
意味するのに対し、後者は「cloud」で「雲」を意味します。

本書が解説するのは、後者の「クラウドコンピューティング」。

サブタイトルを見れば想像がついたのかもしれませんが、
私はどっちのクラウドか分からないまま本書を注文していました。

さて、本書は「クラウドコンピューティング」の入門書。

この言葉は、グーグルのCEO・エリック・シュミットさんが
2006年に初めて提唱したそうですが、
著者の城田真琴さんは以下のように定義しています。

  「簡単にいえば、インターネット上に雲のように浮かぶ巨大な
  コンピュータ群を必要に応じて利用できるコンピュータの形態」

一般的に利用されていて有名なのは、Gmail、グーグル・トーク、
グーグル・カレンダー、グーグル・ドキュメントなどの
「Google Apps」というSaaS(Software as a Service)型のツールです。

本書では、クラウド・コンピューティングの仕組、
先行するクラウド・ネイティブ企業、それを追うIT業界の巨人たちの動向、
クラウド・コンピューティングで世界がどう変わるかなどについて
わかりやすく解説されています。

城田さんは、

  「クラウド・コンピューティングはIT業界の地殻変動であり、
  このパラダイム・シフトに対応できないIT企業は、生き残ることができないと」

指摘しています。

私たち個人の環境をみても、数年前までGmailの使用を危険視する人も
いましたが、今や多くの人が何のためらいなく使用していますし、
5万円前後のULCPC(超低価格PC)の爆発的な人気などを見ても、
まさにクラウド・コンピューティング時代の到来を感じさせますね。

本書は、クラウド・コンピューティングの全貌を知りたい方には
最適の一冊でしょう。

この本から何を活かすか?

グーグルのwebブラウザ「Chrome」。

シンプル、高速、安定を謳い、
クラウド用ブラウザの地位を狙っているようです。

私はベータ版をダウンロードしていましたが、
表示できないチャートなどがあったので、使用していませんでした。

知らないうちに、正式版がリリースされているようですね。
再度、使ってみます。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   


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