活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2009年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2009年04月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

超・投資勉強法

超・投資勉強法──「動乱の時代」に金運を掴む人、掴めない人
超・投資勉強法──「動乱の時代」に金運を掴む人、掴めない人
(2009/01/30)
松藤 民輔 商品詳細を見る

満足度★★★

  「2008年11月で株価の大きな下落はいったん終わった。
  このまま2009年3~4月中旬くらいまでは、株価、金価格、商品、原油など
  下落したものは反発し、なだらかに上昇する。

  だが、その後に本格的な大暴落となる。」

これが、松藤民輔さんの描く近未来予想図です。

本書は、恐慌を友とする松藤さんが、
どのように投資力を磨くかを解説した指南本です。

現在の金融危機を100年に一度の大チャンスと捉え行動を起こすか、
先行きの不透明さに怯えじっとしているかは、その人次第。

「コップ半分の水」の例えと同じで、その人の見方によって
同一の現象でもまったく違った世界に見えることでしょう。

ただし、恐慌時だからこそ、行動を起こすには
身につけなくてはならないスキルがあるはずです。

  「この金融危機を生き抜き、勝ち抜くには猛烈にに勉強するしかない」

この「猛烈に」を数値に換算すると1万時間。

それでは、いったい何を勉強するのか?

PER、PBR、ROE、PCFRなどの一般的な経営数値や投資指標は、
恐慌時には、すべて役に立たないと松藤さんは指摘します。

虫の目、鳥の目、魚の目をもって、未来を透視する。

そこで本書で紹介されるのが、「松藤流10の透具(透視道具)」です。

  1 .金価格とNYダウをCPIで調整したチャート(ビッグピクチャー)
  2. バルチック海運指数(BDI)
  3. 恐怖指数(VIX)
  4. ゴールド・シルバーレシオ(GSR)
  5. リアル・ゴールド・プライス(RGP)
  6. フィラデルフィアKBW銀行株指数(BKX)
  7. 米ドル指数(DX)
  8. ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)
  9. 石油株指数
  10. カナダドル指数

これらは単なる指標に過ぎませんが、こういったチャートを見て
どのような未来を予想するかが、重要とうことでしょう。

他に、日経新聞などの金融紙の読み方や、
「Xデー銘柄」の読み解き方、セミナーの活用方法、投資日記の書き方など
一般的な投資力の磨き方についても、本書では解説されています。

この金融危機後には、日本が覇権国になるという
松藤さんが「あとがき」に書いているシナリオには、
簡単には同意できませんが、学ぶべき点のある本でした。

この本から何を活かすか?

「投資の勉強」と四つに組む例として、
元東工大教授の増田正美さんが紹介されていました。

定年後に株に目覚め、投資の研究に打ち込み、
4つのテクニカル指標(ボリンを軸に、RSI、DMI、MACD)
を組合せた手法を公開していました。

私も、かつて増田さんの本「定年後の株、小さく儲け続ける必勝法」を
読み検証したことがあります。

本書を読むまで知りませんでしたが、
増田さんは2006年にお亡くなりになられたようです。

生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

このエントリーをはてなブックマークに追加

| 投資 | 06:36 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

| PAGE-SELECT |