活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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お金の味

借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
(2009/02/05)
金森 重樹 商品詳細を見る

満足度★★★★

マーケッターや不動産投資家として有名な金森重樹さんの自叙伝。
平成6年から平成16年頃までの約10年間のノンフィクションです。

大学卒業後、フリーター生活をしていた金森さん。
投資会社の手口に引っかかり、商品取引による投機で5000万円以上を損失。
その時の借金が利息によって膨れ上がり、最終的な負債は1億円以上に。

借金に終われる生活で、もがき苦しみながら開けた「マーケティング」の扉。
その中から活路を見出し到達した「毒を以って毒を制す」脱出方法。

「借金を返すために借金をして、お金を生み出す」ことに
辿り着くまでの金森さんの思考の変遷が綴られています。

実際にお金を生み出す方法論は、
他の著作で語られているので、本書には書かれていません。
あくまで、その背景にある考えのみ。

金森さんは、なぜ物事の裏側を見抜く力があるのか?
どうやって、理詰めで億万長者になる方法に到達したのか?

その秘密が本書で明かされています。

  「必要なのは、金持ちになるための仕組についての深い洞察と、
  より高いステージへの飛躍だけです。」

以前の金森さんは、こともなげに、このように語っているように
見えましたが、本書を読んで、金森さんに対する印象が
変わった方も多いハズです。

本書は、金森さんのメルマガ「回天の力学」に長期連載されていました。
メルマガはすべて公開されていますから、バックナンバーをさかのぼれば、
本書の内容は殆ど読むことが可能です。

ちなみに、連載開始は2006/03/10の第64号で、
連載終了は2008/11/30第118号です。

月1のペースでメルマガの連載で読んでいた当時は、
話題が飛んでいるような印象もありましたが、一冊の本として通読すると
まとまりがあり、金森さんの文章のウマさが引き立っていますね。

メルマガのタイトル、「回天の力学」の由来については、
毎回、記事の最初に書かれていて、私もいつも目にしていましたが、
本書を読んで、改めてその深みを感じました。

  「天を回らし、劣勢を挽回する、起死回生のマーケティング」

この本から何を活かすか?

搾取される側から、搾取する側に、いかにして回るか?

これは金森さんが常に持っている視点です。

例えば、「宝くじ」を考えてみると、期待値は完全にマイナスです。

つまり、「宝くじ」を買う側は搾取され、
確実に儲かるのは搾取できる売る側というわけです。

しかし、現実的には富くじの販売は法律で禁止されています。

それではどうするか?

「宝くじ」ではなく、同じ仕組のものに注目します。

橘玲さんの言葉を思い出してみましょう。

  「保険とは不幸が起きたときに賞金が貰える宝くじ」

要するに、宝くじは売れないが、保険なら売れる。

搾取する側に回るには保険を買ったりせず、保険会社に雇われるのでもなく、
保険会社を所有すること。

これを実践しているのが、オマハの賢人ウォーレン・バフェットさん。
だから、バークシャー・ハサウェー社の中核事業は保険なのです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 


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| マネー一般 | 07:33 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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