活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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変革を定着させる行動原理のマネジメント

変革を定着させる行動原理のマネジメント―人と組織の慣性をいかに打破するか
変革を定着させる行動原理のマネジメント―人と組織の慣性をいかに打破するか
(2008/10/18)
中島 克也 商品詳細を見る

満足度★★★

変革が長続きしなかったり、行動が定着しない・・・

組織やチームのリーダーが必ずぶつかる、
こうした壁を打破するために、
本書の著者・中島克也さんは、

  1. なぜ、そうした事態が起きるのか?
  2. そうした事態に、どう対処したらいいのか?

という2点を中心に本書で詳しく解説します。

最初の問いについて簡単に言うと、
長続きしない原因は、「慣性」の働きを軽視し、
行動を継続する「刺激の与え方」を知らないから。

そして、そうした事態への対処法は、突き詰めると、
望ましい行動を増やし、望ましくない行動を減らすことになります。

そのために本書では、

  ・承認による行動強化(望ましい行動を増やす)
  ・脅迫による行動強化(望ましい行動を増やす)
  ・処罰による行動弱化(望ましくない行動を減らす)
  ・無視による行動弱化(望ましくない行動を減らす)

この4つの行動を、ケース別に、
使い分けたり、組合せることで対応します。

どんな状況に対しても、常に1つの方法が正しいことは
ありえませんから、状況に応じて組合せを変えるのは現実的。

本書の説明は、いずれも中島さんの長年のコンサルティング経験を
基にしていますので、非常に具体的かつ実践的な内容です。

あまり無駄な記述や遊びがないので、少し堅苦しい感じもありますが、
本書を片手に真剣に改革を定着させようと思う方には、
これぐらい実直な書き方が、良いのかもしれません。

中島さんが、ノウハウを惜しみなく書いた
まさに、組織改革の教科書といった雰囲気の一冊でした。

この本から何を活かすか?

本書では、望ましい行動を引き出して定着するために、

  「1.成果と行動の特定化」 → 「2.測定」
  → 「3.フィードバック」 → 「4.承認」 → 「5.飽き防止」

の5ステップをとる方法が説明されていました。

特に注目が、5番目の「飽き防止」。

本書では「モチベーションマップ」を作り、
あらゆる方向から計画的に承認を行い、飽き防止を図ります。

「飽き」に襲われることが最初から分かっていれば、
先に対策を考えて、手を打っておくのは有効です。

これは、組織だけでなく個人の習慣化にも取り入れられますね。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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