だれかに話したくなる小さな会社
だれかに話したくなる小さな会社
(2008/09/22)
浜口 隆則 / 村尾 隆介 商品詳細を見る
満足度★★
小さな会社向けのブランド戦略の本です。
第1章では、10社以上の「だれかに話したくなる」
素敵な会社の例が紹介されてます。
詳細なストーリーは語られず、
ページの半分はイラストで占められていますから、
感性に訴えるように書かれている感じです。
後半のブランド作りのための説明も、
会社のネーミング、コーポレートメッセージやロゴの作成、
クレドの活用、スタッフのブランディングなどについて
全体的にサラッと書かれています。
本書全体を通しても、細かなノウハウを学ぶ本というより、
「ブランド作りをイメージするための本」といえそうです。
「会社には、二つの矢印が存在します。
内向きの矢印と、外向きの矢印です。」
これが、本書のキーメッセージであり、
「はじめに」と「おわりに」で、重ねて説明されています。
・内向きの矢印の会社は、会社に必要なものが
向こうからやってくるハッピーな会社(ブランド会社)。
・外向きの矢印の会社は、必要なものを外に求める
常にバタバタしている会社。
この説明を読んでスッとイメージがわく人は、
著者の浜口隆則さん・村尾隆介さんと感性が合う方でしょう。
残念ながら私は、この「会社の矢印」の考えが
イラスト付きで説明されても、いま一つピンと来ませんでした。
私とは波長が合わない部分もありますが、
こういった雰囲気の本が好きな人は、意外と多いような気がします。この本から何を活かすか?
「失礼ですが(あなたは)何の専門家ですか?」
この質問にワンフレーズで答えられるかどうかが、
個人にしても会社にしても、しっかりとしたブランディング
できているかどうかのポイントとなるようです。
とりあえず私は、「本を読んで活かす専門家」と
胸を張って答えられるようにしたいところですね。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
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