活かす読書

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次世代マーケティングプラットフォーム

次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
(2008/09/27)
湯川 鶴章

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満足度★★★

著者の湯川鶴章さんは、ウェブ分析サービスのOmuniture社や、
デジタルサイネージなどの技術について、
米国を中心に多くの取材を重ねるうちに、次世代のウェブの覇者が、
Googleではないと考えるようになります。

それでは、いったい誰がウェブの世界を牛耳るのか?

Googleよりも影響力の大きな企業が出てくる訳ではありません。

しかし、次世代のウェブは技術革新が進み、
決してGoogle1社だけが、コントロールできる世界ではないと
湯川さんは指摘します。

そして、マーケティングの向かう先は、「三河屋さん的なサービス」。

三河屋さんとは、サザエさんに登場する居酒屋さんで、
単なる酒屋さんというよりは、御用聞き的な存在。

数を売る時代においては、三河屋さんよりも、
マスマーケティングが優先されてきましたが、
IT技術の発展により、パーソナライズされたサービスが可能になる。
そして、強力なレコメンド機能を持つ、Amazonが最初の三河屋さん。

本書の冒頭では、このように説明されています。

また、私が本書の中で最も興味を持ったのは、
デジタルサイネージの技術。

デジタルサイネージとは、街頭や店舗のポスターや看板が
薄型ディスプレイ化されたものですが、
今や、画面に向いている人の顔を認識し、性別や年令から、
見ている人に最適な広告を表示するところまできているそうです。

映画「マイノリティ・リポート」では、道行く人の虹彩を認識し、
個人情報を元に、街頭広告が完全にパーソナライズされて
配信される世界が描かれていましたが、
本書を読む限り、その実現が近いことを予感させます。

本書は、先端技術を持つ企業のインタビューも交え、
かなり中身の濃い渾身のレポートに仕上がっていました。

この本から何を活かすか?

「Forbes」誌の記事で、急成長するテクノロジー企業25社という
特集があったそうですが、その1位がGoogleで、
2位が本書で紹介されていた、Salesforce.comだったそうです。

この会社は、CRM分野では第4位ですが、ウェブを活用した展開により、
注目されているとか。

ちなみに、ナスダックに上場していて、ティッカーは「CRM」。
なかなか洒落ていますね。

全然知らない企業だったので、ファンダメンタルズなど、
詳しく調べてみようと思います。
以下は、参考までに同社のチャートです。CRM
Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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| マーケティング・営業 | 08:00 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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