活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2008年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年12月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

日本のブルー・オーシャン戦略

日本のブルー・オーシャン戦略 10年続く優位性を築く
日本のブルー・オーシャン戦略 10年続く優位性を築く
(2008/09/20)
安部 義彦 / 池上 重輔 商品詳細を見る

満足度★★★★

血みどろの戦いの既存市場(レッドオーシャン)を避けて
新しい市場(ブルーオーシャン)を創造し、
そこで莫大な利益を享受するブルー・オーシャン戦略。

最初にW・チャン・キムさんとレネ・モボルニュさんの
ブルー・オーシャン戦略」を読んだ時は衝撃的でした。

本書は、キムさんらのオリジナル版を補足する意味で、

  1. レッド・オーシャン戦略とブルー・オーシャン戦略の正しい理解
  2. ブルー・オーシャン戦略ツールの正しい使い方
  3. 日本企業のケースの充実

の3点に留意して書かれています。

任天堂Wiiの事例が最初に紹介されていますから、
この本で初めてブルー・オーシャン戦略を学ぶ人にも
すぐに概要が理解できるでしょう。

また、競争戦略であるレッド・オーシャン戦略と
市場創造戦略であるブルー・オーシャン戦略の違いも
明確に説明されていますから、一層理解が深まるはずです。

若干、オリジナル版に掲載されていた事例と
重複する部分はありますが、やはり日本企業の事例が多いと
分かりやすいのは事実です。

ただし、ミニケースと称して、説明途中に数多くの事例をコラム的に
挟み込んでいるので、後半は少し流れが悪く感じる部分がありました。

「ブルー・オーシャン」というネーミングの良さもあって、
最近では、いろいろな場面で、この戦略について聞く
機会が増えましたので、まだ関連書を読んでいない方には、
おすすめの一冊です。
(もちろん、キムさんらのオリジナル版もおすすめです。)

この本から何を活かすか?

ブルー・オーシャン戦略は、
戦略論としての完成度は素晴らしいと思います。

ただ、問題は“再現性”。

事例の多くも、結果としてブルー・オーシャン戦略的に
なっていますが、意図してとった戦略ではない場合があります。

ブルー・オーシャン自体が、どこにでもある訳ではないので、
再現性を求めるのは酷かもしれませんが、
狙ってやったブルー・オーシャン戦略の事例が紹介されていると、
もっと実用的に感じれるのかもしれません。

そういった狙った実例は、自分で作るしかないようですね。
 
Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 


このエントリーをはてなブックマークに追加

| 経営・戦略 | 10:47 | comments:0 | trackbacks:3 | TOP↑

| PAGE-SELECT |