活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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じゃんけんはパーを出せ!

じゃんけんはパーを出せ!~ビジネス解決力が身につく「ゲーム理論」~
じゃんけんはパーを出せ!~ビジネス解決力が身につく「ゲーム理論」~
(2008/10/06)
若菜 力人 商品詳細を見る

満足度★★

何も考えずにじゃんけんをすると、人は「グー」を出しやすいそうです。
だから確率的には、「パー」を出すと勝ちやすい。
相手もこれを知っていたら、お互い「パー」を出して「あいこ」になります。

更に「あいこ」の場合、続けて同じ手が出される確率は1/4以下とのこと。
つまり、相手が続けて「パー」を出す確率は低いので、
次に「グー」を出せば少なくとも負ける確率は少ない。

しかし、もし相手もこの確率を知っていたら・・・

このように、相手の動きに応じて、自分の戦い方を変えるのが
戦略的思考であり、その中で最適な戦い方を考える理論が、
本書のテーマである「ゲーム理論」です。

冒頭では、このように説明されていますが、
単純に確率だけで終わらず、相手と自分の利得を総合的に
判断する所に、ゲーム理論の面白さがあります。

本書は、雑学的にゲーム理論の雰囲気を知るために、
読むという目的に適している一冊。

ブルーレイ対HD-DVD、合コンのタダ乗り、理系男VS文系男、
ラクして儲ける方法、美人VS賢い女性など、
かなり身近な例で、ペイオフマトリックスなどを使って、
わかりやすく説明されています。

ただ、例があまりにも身近過ぎるので、
別にゲーム理論を使わなくても、常識的に考えれば、
最適な結論が出てしまいます。

そのため、ゲーム理論のありがたみを、
いま一つ伝えきれていないのが、少し残念なところ。
ある程度ゲーム理論を知っている方が本書を読むと
物足りなさを感じるかもしれません。

そういった方には、「もっとも美しい数学」がオススメ。
ゲーム理論の持つ、煌きと奥深さを味わうことができます。

この本から何を活かすか?

  「皆さんが持っているマイレージは、決してサービスでついてくる
  オマケではなく、皆さんを囲い込んで他社に浮気させないための
  戦略的なマーケティング・ツールだったのです。」

と、本書には説明がありますが、マイレージさえ知っていれば、
きっと中学生でもそれが囲い込み目的と気が付くでしょう。

当たり前のことを書いても、読む人にとって面白くありません。

これは、私のブログにも言えるところです。
気をつけなくては・・・

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 

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