活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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勝間和代の日本を変えよう

勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan
勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan
(2008/09/27)
勝間 和代 商品詳細を見る

満足度★★★

「日本を変えよう」という呼びかけも、
飛ぶ鳥を落とす勢いの、勝間和代さんに声をかけられると、
賛同して一緒に行動を起こす人も多いことでしょう。

本書は、これから社会を変えていきたいという
勝間さんの「マニフェスト」でもあります。

ただ私には、理想論としてはよく分かりましたが、
本当に世間を巻き込んで日本を変えるなら、
もう少し庶民の目線も、必要な感じがしました。

本書の対談では、漫画家・西原理恵子さんに
「女性の自立のために年収600万円は目標が遠い」
と指摘されています。

作家の雨宮処凛さんに、ワーキングプアの実態の説明を受けても、
エリート層との付き合いしかない勝間さんは、
状況があまり理解できないようにも見受けられました。

あまり目線が高いと、優秀な人からの賛同は得られますが、
ボリュームのある一般層を巻き込むには難しくなります。

「個人も収入の5%以上を寄付に」という勝間さんの提言も、
年収100万円の人だと、5万円の寄付は死活問題に
なることも十分に考えられるでしょう。

勝間さんが凄いことは間違いありませんし、
言っていることが実現できるに越したことはありません。

しかし、誰もがスーパーマンやスーパーウーマンにはなれません。

この大衆とのギャップに、勝間さんが気が付いた時に、
改革が大きく前進するのではないでしょうか。

この本から何を活かすか?

  「子育てが一段落した35、40、50歳になったときに就職活動しても、
  残念ながら日本の現状では、なかなかいい働き口がないのです。」

これは、「女性」の置かれる状況について、
勝間さんが説明したものですが、本当に女性だけの問題でしょうか?

「子育て」という理由が付けば、女性の問題ですが、
現実的はもう少し違う気がします。

40代以降では、

  ・専門性の高い人(高収入) → やはり女性の方が就職しにくい
  ・専門性の低い人(低収入) → かえって男性の方が就職しにくい

と条件によっては、男性の方が厳しい現実に晒されることになります。

基本的に、この問題は「女性だから」という性別固有の
問題と捉えずに、社会の仕組を変えていく必要があると思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 


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| 社会・国家・国際情勢 | 10:27 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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