活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2008年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年12月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

大暴落1929

大暴落1929 (NIKKEI BP CLASSICS)
大暴落1929 (NIKKEI BP CLASSICS)
(2008/09/25)
ジョン・K・ガルブレイス 商品詳細を見る

満足度★★★★

50年以上前に出版された「THE GREAT CRASH」の復刻版。
初版は1955年の古典的名作ですが、私は今回、初めて読みました。

単に「大暴落」というと、最近では、どの暴落?
ということにもなりかねないので、邦題には「1929」とついています。

これは、いわゆる「世界恐慌」の引き金となった大暴落。

1929年10月24日の木曜日、ニューヨーク証券取引所での
株価暴落をきっかけに、世界恐慌へ向かったと、
一般に認識されていることと思います。

本書では、それに先立つ投機ブーム、時代の空気感、
暴落の予兆、当日のマーケットの動き、買い支えようとする銀行家、
遅れる現状認識、パニックの際の群集心理、暴落がもたらす様々な影響・・・
など詳細に書かれているので、当時を追体験することができます。

暴落本といっても、単に恐怖を煽るために書かれているものとは違って、
過去の歴史を学ぶという意味で、本書から学ぶべき点はでしょう。

ブームの渦中にいる人にとっては、
その終わりの時が来たことを認めるのは難しく、
その甘い現状認識が対応を遅らせる。
更に事態が悪化が進むと、今度は恐怖一色に染まっていく。

この流れは、いつの時代も同じということでしょう。

しかし、大多数の人が大きな損失をこうむる中で、
一部の投資家は、こういった大暴落でも巨万の富を築いていますから、
自分なら何を準備し、どう行動するかを考えながら本書を読むことで、
次に来る大暴落に備えることができそうです。

いずれにせよ、“100年に1度の大暴落は毎年ある”
ぐらいの認識がないと、暴落を活かすことはできません。

この本から何を活かすか?

長期投資をしている人の中には、「損切り」をしない人も多いようです。

しかし、こういった暴落に始まる恐慌時には、
短期投資ではもちろん、長期投資でも損切りは資金効率を高め、
ピンチをチャンスに変えることができます。

自分の資金量から決めたロスカットルールは確実に執行する。

私も、外国株への投資が、厳格に損切りできないこともあるので、
機械的なルールの運用を心がけたいと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book. 


このエントリーをはてなブックマークに追加

| 経済・行動経済学 | 10:40 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |