活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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グラフで9割だまされる

グラフで9割だまされる 情報リテラシーを鍛える84のプレゼン
グラフで9割だまされる 情報リテラシーを鍛える84のプレゼン
(2008/08/21)
ニコラス ストレンジ 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書の目的は、

  「あからさまな嘘をつかずに、できるだけ狙いどうりに
  相手を誤解させる図表づくりのテクニックを明かす」

ことです。

簡単に言うと、図表を使った騙しのテクニックを紹介する本です。

「欺瞞の度合い」や「バレやすさ」に注意して騙し方を選ぶ。

手法は、代表値をいじる、軸に小細工をする、ゼロを隠す、
複数のチャートを使う、データ項目の定義をいじる、などなど。

まさに、騙しのテクニックのオンパレードです。

豊富な事例を用い解説されていますが、スペースシャトルの事故、
コレラ大発生、1900年代初めのクラシカルな図表など、
あまり見かけない一風変わった例も登場します。

本書は、もともと英国で出版された本なので、
他のビジネス書と違った印象を受けるのかもしれません。

「騙すための本」という英国人の著者らしいブラックな切り口ですが、
本書を騙すために使うのか、騙されないために使うのかは、
読者の良識に任されているようです。

(英国人=ブラックというのは、モンティ・パイソンからくる
私の思い込みです。偏見以外のなにものでもありません。)

少なくとも、本書を読み終えた後は、図表を見るたびに、
  ・騙されていないか?
  ・情報提供者の意図は何か?
と考えるようになり、図表リテラシーが向上することでしょう。

更には、今まで意識せずに自分が作成した図表にも、
「欺瞞が入り込んでいないか?」 
という疑念が湧いて、見直したくなるかもしれません。

この本から何を活かすか?

さて、何か図表が載った資料がないかと探したところ、
手元にあったのが、私の住む自治体の「広報誌」でした。

もらった時は何も意識せず、素通りしていた感じでしたが、
あらためて、見直してみると、いろいろ怪しいのが出てきました。

意図してやっているかどうかは不明ですが、
意味のない図表から、軸に細工された図表、母数のおかしい調査・・・

これから、いろいろな図表を見る楽しみが増えました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   


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