活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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サブプライム後の新資産運用

サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践
サブプライム後の新資産運用―10年後に幸せになる新金融リテラシーの実践
(2008/07/18)
中原 圭介 商品詳細を見る

満足度★★

所々、「この人、本当にこの方法で自分で運用してるの?」
と思わせる内容でした。

本書の基本的な考えは、次の通りです。

  ・株式、外貨預金、現金でポートフォリオを組む
  ・年代別、景気の盛衰に合わせ組成割合を変える
  ・景気後退期は、株から撤退し現金化
  ・株はETFやインデックスファンド中心で
  ・長期的には円安となるので、外貨預金をする
  ・外貨預金はネット銀行、またはMMFで

大きな景気の流れに合わせて、株式の保有割合を変える
考えについては賛成ですが、本書が対象とする読者に、
それがたやすくできるとは、私には到底思えませんでした。

長期国際分散運用の弱点を指摘し、随所に短期運用の手法を
取り入れていますから、運用経験の少ない人から見ると、
新鮮で魅力的な解説のように思えるのかもしれません。

しかし、本書が単なる「絵に描いた餅」ならよいのですが、
かなり大胆に言い切っていますので、内容を鵜呑みにして実践すると、
大やけどをする危険性があるので、要注意です。

  「為替相場の動きは、各国の金利差、物価上昇率、経済成長率の
  3つを押さえれば良い」

  「日本株の動きは、日銀短観と外国人の売買動向の
  2つを押さえれば良い」

  「アメリカ株のトレンドは、雇用統計とISM製造業景気指数の
  2つを押さえれば良い」

本当に、こんなに単純ならイイんですけどね。

また、FXを避ける理由として、「レバレッジが高いから」
としているのも、訳がわかりません。

高いレバレッジがイヤなら、高くしなければ良いだけですし、
“高レバレッジ=リスクが高い”という思い込みも、
なかなか厄介です。

この本から何を活かすか?

今年の夏(2008年7月末)、ハワイに旅行した時、
友人(以下会話では:友)と資産運用の話になりました。

  友 : 「豪ドルを97円の時に“外貨預金”したけど、
      日本を出発する前は103円くらいで、だいぶ含み益が出てる」
  私 : 「そろそろピークだから、利食ったら?」
  友 : 「そうだね、ちょっと考えてみようかな・・・」

3週間後、旅行から帰ってきた時点では、
豪ドル円は10円くらい円高が進んで、
彼の含み益は、含み損になりかけていました。

そして、9月の前半に彼と再会したときのレートは、
更に10円程度円高が進んで、1豪ドル88円くらいでした。

  私 : 「例の、豪ドルの外貨預金どうした?」
  友 : 「金利も6%くらいつくし、10年くらい持つつもりなんだよ」

彼は外貨預金なので、当然ながらこの間、AUD/JPYの売りポジションを
新規で作ることもできませんでした。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   

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