2008.08.30 Sat
閉塞経済

閉塞経済―金融資本主義のゆくえ (ちくま新書 (729))
(2008/07)
金子 勝 商品詳細を見る
満足度★★★
今まさに、時代の転換期を迎えていることは
多くの人が実感していることでしょう。
そのような時期に、今までの経済学が果たして有効なのか?
既存の枠組みで考えていては、かえって事態を悪化させる
事態に成りかねないのか?
これが、本書の著者・金子勝さんからの問いかけです。
金子さんは、かつての小泉改革へ反対する急先鋒として、
メディアで独自の主張をされている姿をよく拝見しましたが、
書籍でその主張をじっくり読む限り、
もう少し多様な価値観を受入れる方という印象です。
こう言っては失礼ですが、見た目が重要なテレビなどのメディアより、
本などの媒体でデータや資料を使って冷静に反論した方が、
金子さんの主張が多くの人に届くような感じがしました。
本書でも小泉−竹中ラインがとった改革路線に対する批判はありますが、
100%それを否定している訳ではないようです。
本書では、バブル、構造改革、格差とインセンティブという
3つの側面から、新しい経済学の考えが必要であることが
述べられています。
だからと言って、私たちが既存の経済学を全く学ばずに、
新しい考えだけを知っていれば良いということにはなりません。
通説を根底から疑うことは重要ですが、その前に通説をしっかり
理解し、その上で、異端の経済学にも耳を傾けることが、
これからの時代を読み解くカギとなると感じます。
この本から何を活かすか? 昨日の記事で、「予測がつかなかったら、親しい友人と賭けをする。」
という原則を学びました。
本書でも、第1章でサブプライム問題が取り上げられていましたので、
今日、私が友人と賭けをする題材に選ぼうとしているのが、
「いつ、米国はサブプライム問題から脱するのか?
あるいは、既に脱しているのか?」
というテーマです。
正直に言って、なかなか予想はつきませんが、
だからこそ賭けをして真剣に考えることが、自分のプラスになりそうです。
あとは、友人をうまく乗せるだけです。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
| ビジネス書とか | 11:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑





















