活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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バリュー投資の強化書

バリュー投資の強化書~良いビジネスを安く買い、高く売るための分析手法~ (Modern Alchemists Series No. 61)
バリュー投資の強化書~良いビジネスを安く買い、高く売るための分析手法~ (Modern Alchemists Series No. 61)
(2008/05/16)
角山 智 商品詳細を見る

満足度★★★★

バリュー投資を「本気で」やりたい人には、
十分に応えてくれる一冊です。

著者は、バリュー投資系の個人投資家の間では
おなじみの角山智さん

  「良いビジネスを見つけて安い時に買い、
  みんなの気持ちが盛り上がった所で高く売る」

が本書のコンセプト。

ファンダメンタル分析だけで悦に入ってしまい、
売ることを全く考えないバリュー投資の本もありますが、
本書は違います。

もちろん、一番重要な貸借対照表の読み方や、
他の財務諸表の読み方には、丁寧な解説がなされていますが、
本書では、出口戦略のところまで、しっかり言及されています。

更には、新しい企業価値評価の方法から、
行動ファイナンスなどのフォローまで。

「どの株を買ったらいいの?」なんて軽い気持ちで聞こうものなら、
跳ね返されるようなマジメさが、本書にはあります。

それは、この本が、13年間にわたり角山さんが情熱を注いできた、
バリュー投資の集大成でもあるからです。

ですから、学びたいという気持ちさえあれば、
本書は良い師匠となって、あなたを鍛えてくれるはずです。

難解なことは書かれていませんが、400ページを超える大作なので、
本書を購入する人は、心してかかってください。

この本から何を活かすか?

  「今、買われて“いない”ものは何か?」

これは、角山さんが投資対象を見つけるための視点として、
常に持つように心がけている問いです。

マスコミをはじめ世間では、どうしても「買われて“いる”もの」
に注目が集まります。

だからこそ、これは株式投資に限らず、全ての投資、
あるいはビジネスやキャリア、日常生活の中でも
買われていないものを探す視点は、必要ではないでしょうか。

もちろん、買われていないものの中でも、
本当に価値あるものを見つけなければなりませんが、
私は、これが成功につながる一つの秘訣だと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

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