活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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愚直に積め!

愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99
愚直に積め!―キャピタリストが語る経営の王道・99
(2008/01)
辻 俊彦 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書の著者、辻俊彦さんは
「ハンズオン投資」を行うベンチャー投資家です。

ハンズオン投資とは、育成型投資とも呼ばれ、
ただ資金を出すだけでなく、
積極的に投資先の経営に関わる手法です。

そんなキャピタリストの辻さんが書いた、
この本のメインターゲットは、ベンチャー起業家です。

しかし、実際は、誰が読んでも何かが得られる本になっています。

それは、タイトルの「愚直に積め!」もそうですが、
本書には、辻さんの魂を込めたメッセージが
随所に散りばめられているからです。

ですから、本書は個人として読んでも、
心に刺さる言葉が沢山ありますし、
企業向けに書かれている部分も、
個人へのメッセージとして、置き換えて読むこともできます。

例えば、

  「成長できない“会社”の4パターン」

  1. 計画がない
  2. 実行がない
  3. 検証がない
  4. 検証が生かされない

は、そのまま
「成長できない“人”の4パターン」として
読むことができます。

また、ちょっと余談っぽい話として、
経営者の「食事の仕方」で投資先を判断するポイントが
紹介されていました。

  “それぞれの皿に、少しずつ残す”タイプの経営者と
  “皿の外に多くこぼれている”タイプの経営者が、

辻さんと相性が良い投資先というのは、
なかなか興味深い話でした。

この本から何を活かすか?

  「烏合の衆に陥らない」

辻さんは、次のような例をあげ、人間の習性としての
烏合の衆への陥りやすさを指摘しています。

  炎に包まれたビルの窓から、女性が助けを求めているところに
  通りかかった人間が、

  ・2人の場合
   → 瞬時に2人で役割分担し、直ちに行動する。

  ・10人の場合
   → 誰かが助けると思って、みな傍観者になる。

  ・100人の場合
   → 女性が飛び降りて死なないかと見物する。

これは、社員数が増えれば、同じ目的を目指さない傍観者も
増えるという話しです。

私としては、この話しを
「烏合の衆に陥らないためには、自分しかいない状況を想定する」
ことと解釈しました。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.   

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| 経営・戦略 | 11:09 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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