活かす読書

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サブプライム後に何が起きているのか

サブプライム後に何が起きているのか (宝島社新書 270) (宝島社新書 270)
サブプライム後に何が起きているのか (宝島社新書 270) (宝島社新書 270)
(2008/04/09)
春山昇華 商品詳細を見る

満足度★★★

危機は去ったのか?

現在、サブプライム問題に端を発した金融危機については、
専門家の間でも、峠を越えたとの見方と、
これからが本番との見方に分かれています。

この本の著者は、「サブプライム問題とは何か」を書いた春山昇華さん。

本書は、その続編です。

前作では、問題の起こった背景や、何が起こっているかの解説に
焦点を当てて、書かれていました。

今回は、その後に登場した「モノライン」や「国富ファンド」
の解説をはじめ、再証券化の仕組の詳しい図解、
更には、春山さんの予想するアメリカと日本の将来の展望まで、
踏み込んで書かれています。

全般にわたって、非常に丁寧に解説されていて、
モノラインや再証券化の仕組は、これ以上分かり易く説明できない
と思えるぐらい、平易に書かれています。

ただ、仕組の解説については、他の本やメディアでも
数多く解説されていますので、本書の読みどころは、
過去の覇権国の歴史を振り返りながら、アメリカの将来と
次の覇権国を占う部分だと思います。

  「歴史のセオリーからすれば、アメリカの資金と技術によって
  開発され発展をとげる国・地域が、次の覇権国となる。
  しかも、アメリカが巻き込まれている混乱から、何らかの要因で
  隔離されている利点を有している国のはずだ。」

このような条件を挙げ、春山さんが予想する次の覇権国は、

  本命:中国
  対抗:イスラム圏

となっています。

本書の予測を踏まえた上で、
「自分ではどう考えるのか?」と自らの頭を使って
思考を重ねていくことが、大切なのかも知れませんね。

この本から何を活かすか?

春山さんが次の覇権国の候補に
「イスラム圏」を挙げていたのは、私には新鮮でした。

とうより、私はイスラム圏の経済や金融に疎く、
本書でも多少解説がありましたが、
もう少し詳しく知るために、別の文献を読む必要を感じました。

ちょっと参考になりそうな本を探して、読んでみようと思います。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  


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| 経済・行動経済学 | 11:08 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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