2008.05.19 Mon
外為FX勝者の条件
元プロ・ディーラーが明かす外為FX(外国為替証拠金取引)勝者の条件
(2007/05/24)
山口 祐介 商品詳細を見る
満足度★★★★
あなたは、次のどちらの考えで、株や為替の取引を行うでしょうか?
・今後上がるだろう。だから、今買おう。
・今上がっている。だから、今買おう。
この2つの考えには、決定的な違いがあります。
前者は将来の予想であり、後者は変化への対応です。
本書の著者・山口祐介さんは、
「相場には正解がない、だから予想は外れる」という前提に立って、
外国為替証拠金取引で「変化へ対応」するための技術と、
破滅を招く敗者の心理を、この本で説明します。
投資やトレード関係の本では、「私はこうして儲けた」とか、
「こうすれば簡単に儲けられる」とう具合に、
読者に夢を見せ、喧伝するものが多くあります。
しかし本書では、成功した時の天国よりも、
破綻した時の地獄をしっかりと見せた上で、
「マネーマネジメント」と「メンタルマネジメント」の
重要性を語ります。
マーケットで生き残っていくために、この2点については、
いくら語っても語り尽くせないくらい重要ですから、
それだけでも本書を読む価値があるでしょう。
特に、FX取引を始めたばかりの方や、手法に迷いがある方には、
本書の「損切りの3つのルール」や「3種類のストップロスの置き方」が
参考になるはずです。
私が2007年に読んだ、トレード関係の本で
最も良かったと思う一冊は、「タートル流投資の魔術」ですが、
本書はそれに通じる、トレードの哲学があるように感じました。
この本から何を活かすか? 山口さんは、本書の最後で
「トレードの聖杯はどこにも売っていません。
売っていれば、それは悪い冗談なのです。」
と書いています。
マーケットに正解がない以上、これは事実だと思います。
ところで、山口さんの運営する「SHARK FUND」では、
売買シグナルの有料配信を行っているようです。
これが有効に機能するかどうかは、私には知る由もありませんし、
お金を払う価値があるかどうかは、その人の価値観によります。
しかし、間違いなく言えることは、
そこで販売されるシグナルも、聖杯ではないということです。
本書は、他の人に薦めるられる良書ですが、
この本が良いからといって、安易にシグナル配信を購入しないよう、
付け加えておかなければなりません。
Miss a meal if you have to, but don't miss a book.
| 投資やトレード、お金 | 09:36 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑


