活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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勝間式「利益の方程式」

勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─
勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─
(2008/04/04)
勝間 和代 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書は利益を作り出すための、優れた教科書です。

まず、タイトルになっている勝間式「利益の方程式」ですが、

利益=(顧客当たり単価-顧客当たりコスト-顧客当たり原価)×顧客数

と示され、本書ではこの式を軸に、利益の出し方が説明されます。

この式の左辺にある利益を最大化するためには、
右辺の4変数を次のようにする必要があります。

  ・「顧客当たり単価」を上げる
  ・「顧客当たりコスト」を下げる
  ・「顧客当たり原価」を下げる
  ・「顧客数」を上げる

式で示すのは簡単ですが、この4つの変数を
実際に上げたり下げたりするのは、そう簡単なことではありません。

しかし、それが簡単でないということを前提に、
著者の勝間和代さんは、それぞれの変数について
よく知るための「5つの基本知識」、改善するための「2つのテクニック」
そして、実現するための「10の行動習慣」を示します。

理屈でわかっても、それをどう実現したらいいのか分からない本も
多々ありますが、行動習慣にまで落とし込むところが、
さすが、勝間さんと言ったところでしょうか。

また、サブタイトルとなっている、「商売は粉もの屋に学べ!」ですが、
経営コンサルタントの間にある「粉もの屋は儲かる」というのが常識から
きているようです。
(粉もの屋とは、小麦を材料とした商売で、ラーメン屋、パン屋など)

なぜ、そういわれるのかと言うと、
小麦粉が世界中の食品の中で、最もカロリー単価が安い商品
の一つだらだそうです。

本書も、他の勝間さんの著書と同様に、
30冊以上のオススメ参考文献が掲載されています。

文中にも言及がありましたが、クチコミの重要性を
一番よく知る勝間さんが、自分の信頼性をかけてオススメ本を
紹介していますから、いずれの本も良書ばかりが並んでいます。

この本から何を活かすか?

勝間さんは本書で、「利益の源泉は他社が追いつくまでの時間的な余裕」
と結論付け、これを「時間のアービトラージ(裁定)」と呼んでいます。

私は、本書の中の説明で、これが唯一ピンときませんでした。

「利益の源泉=他社が追いつくまでの時間」というのは、
なんとなく分かりますが、それをアービトラージと呼ぶことに、
ちょっと違和感があります。

私のイメージだと、理論的には無リスクに近い状態
(実際には違いますが)がアービトラージです。

しかし、利益を出している企業は、実際に投資を行い
それ相応のリスクを取っているはずです。

私の考える企業が行うアービトラージは、
制度の歪みを利用して低リスクで儲ける方法などですが、
みなさんは、どうお考えでしょうか?

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

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| 経営・戦略 | 10:22 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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