活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2008年04月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年06月

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生物と無生物のあいだ

生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891)
(2007/05/18)
福岡 伸一 商品詳細を見る

満足度★★★★★

本書の帯には、多くの著名人が絶賛するコメントが書かれ、
“私にとっても”紛れもなく面白い本で、
読み終わる前から、妻にも本書を薦めたほどです。

しかし、本書が“世間一般に”、
そこまで賞賛される本なのかは、甚だ疑問です。

それは、この本を面白いと感じる読者層は、
かなり限定されているように感じるからです。

本書は、分子生物学者の福岡伸一さんが、
自らの研究生活をベースに、
「歴史的発見の裏側」「謎解き」「生物学入門」「先人へのオマージュ」
など、いろいろな要素を巧みな文章力で綴る、科学エッセイです。

具体的には、
「生物と無生物を分けるものは何か?」をキーワードとして、
ウィルス、DNAの発見、動的な平衡状態などのテーマを扱います。

繰り返しになりますが、本書は“私にとっては”、
本当に読み始めると止まらなくなり、
高校生の頃、ファラデーの「ロウソクの科学」に出会った時の
衝撃を思い出しました。

確かに、福岡さんの文章の上手さも際立っています。

しかし、ベストセラーだからという理由で、
まったく生物に興味がない人が本書を手にすると、
高度ではなくとも、専門的な話しもけっこう多いので、
苦しいことになるかもしれません。

この本から何を活かすか?

それでは、どういう人が本書の対象になるか、考えてみましょう。

まず、大前提となるのは、「少しでも生物(学)に興味がある」ことです。

知識のレベルをあわせて考えると、

  1.生物を勉強中又は、これから勉強予定の意識の高い「高校生」
  2.専門的に勉強したことはないが、生物に強い興味がある人
  3.かつて生物を勉強したことがあるが、遠い記憶となっている人

などがちょうど良いのではないでしょうか。

ちなみに、私の大学時代(約20年前)の専門は生化学なので、
上の3番に当たり、同じ理由が私の妻にも該当します。

また、現役で生物を勉強・研究している方や、
つい最近まで専門としていた方にとっては、共感できる部分は多くとも、
本書から得るものは意外と少ないかもしれません。

ということで結論です。

本書は、「プロと素人のあいだ」の人が読むにはちょうどイイ!

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

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| 科学・生活 | 11:21 | comments:4 | trackbacks:5 | TOP↑

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セルフトーク・マネジメントのすすめ

セルフトーク・マネジメントのすすめ
セルフトーク・マネジメントのすすめ
(2008/04/24)
鈴木 義幸 商品詳細を見る

満足度★★★

セルフトークとは、「特別なひとり言」。

感情や行動が引き金となって、自分の中に生まれる言葉で、
これが、集中力に大きく影響しているようです。

しかし、実はこのセルフトーク、“2種類”あるそうです。

1つ目は、自然と発生して感情を呼び起こし、「反応」を誘発します。
いわゆる雑念や不安、怒りなどが、これに当てはまり、
本書では、これをセルフトークA(automatic)と名付けています。

2つ目は、自分の意思で生み出すことで、
理性を呼び起こし、適切な「対応」へと導く心の声。
こちらは、セルフトークB(bear)と名付けられています。

本書では、この2種類のセルフトークを、
次の4つの方法からアプローチし、マネジメントすることで、
自分の行動を改善することを目的とします。

  1.「変える」 → AからBへ変え、ネガティブから脱する
  2.「使う」 → Bを意識して使う
  3.「減らす」 → Aを減らし集中力を高める
  4.「なくす」 → Aをなくし、常に最高の実力を発揮する

3番目がより進んだ状態が、4番目の状態で、
これをを「ゾーン(zone)」と呼ぶそうです。

集中力が極限まで研ぎ澄まされ、体が勝手に動き、
最高のパフォーマンスを発揮できる理想の状態です。

意識してゾーン状態に入れるようになるまでの
道のりは険しそうですが、
本書では、セルフトークの存在を知るだけでも効果があって、
常に意識することが最初の一歩と説明されていますから、
私はそこから始めてみたいと思います。

この本から何を活かすか?

自分の日常生活で、「未完了なこと」を減らすと、
セルフトークAも減らせるようです。

気になることが無いと、雑念も湧かないということでしょう。

本書には、「健康」、「人間関係」、「お金・仕事」、「身の回りの環境」
の4分野の未完了項目をチェックするシートが掲載されていました。

実際にチェックしてみると、
私は、「人間関係」のリストに、未完了項目が一番ありました。

今後、定期的にチェックしてみる必要がありそうです。 

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| 自己啓発・セルフマネジメント | 10:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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成功の五角形で勝利をつかめ!

成功の五角形で勝利をつかめ!
成功の五角形で勝利をつかめ!
(2008/05/22)
三田 紀房 商品詳細を見る

満足度★★★

献本いただきました。大和書房 編集部 様、ありがとうございました。

本書の著者は、「ドラゴン桜」の三田紀房さんですが、
マンガのキャラクターである、桜木建二(キャラなので敬称略)
が語る形式で書かれています。

冒頭の「まえがき」に当たる数ページが、マンガになっているので、
「この本は、あの桜木が語っているんだな~」
と自然と思えてしまうのは、さすがだと感じました。

桜木は言います。

ほとんどのビジネス書は、役に立たない。

  「ビジネス書の9割はウソだと思え!」

それでは、数少ない役に立つビジネス書とは、どんなものか?

その答えが、「学校の教科書」にあると、
桜木は指摘します。

  ・国語 → 読解力
  ・数学 → ロジカルシンキング能力
  ・理科 → 仮説・検証力
  ・社会 → ネットワーク力
  ・英語 → クソ度胸

これが、本書のタイトルにもなっている「成功の五角形」です。

学校で身につけるべきものを「知識」ではなく
「力」として捉えるのは、なかなか説得力がありました。

本書は、本当に桜木の講義を聞いているようで、
軽快な面白さがあり、非常に読みやすい本です。

だからと言って、本書を読んだら、

  「気合と根性で、教科書を手に入れろ!」

というのは、ちょっと現実的には、無理があるように感じました。

ここは、学生時代に培ったリソースを
有効に活用するという視点で「成功の五角形」を
考えた方が良いかもしれません。

この本から何を活かすか?

本書を読んだ後の、私と妻との会話です。

  私 「この本、教科書を手に入れろって言ってるよ」

  妻 「高校の教科書なら、まだ持ってるよ。出そうか?」

  私 「・・・・」

私の妻は、物を捨てないタイプのなので、
まさかとは思いましたが、ちゃんと教科書も持っていました。

しかし、教科書を引っ張り出しても、何をするかも難しい点なので、
私は、学生時代に5つの力の基礎は培ったという勝手な思い込みで、
それを日常生活の中で、磨こうと思います。

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| 勉強法 | 10:57 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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方針変更します。

献本を受けることにしました。

以前、「明日の広告」の記事を書いたときに、
献本サイト「本が好き!」について、

  「タダで本をもらうことは、確かにありがたいですが、
  それによって制約を受けるのが、どうも性に合わないようです。
  きっと、今後も献本の申込みはしないでしょう。」

と書きました。

この時は、「自ら献本を申し込む」事を前提に書いていて、
私のブログに対して、出版社の方から献本のオファーを
もらうことがあるなんて、全く想像していませんでした。

で、先日、大和書房さんから、
想定外の献本の申し出を頂いて、はたと考えました。

せっかく、数ある読書ブログの中から、
私のブログを選んでオファーを頂いたのに、
無下に断ってよいものか?

私が、献本で心配したのは、
本をもらうことで、 いろいろな制約を受けたり、
ひいき目に見てしまう可能性があることでした。

しかし、よく考えてみれば、そもそも個人の書くブログに
“中立な意見”なんて存在するのか?

私のブログも、既に私の趣味や偏見が
色濃く反映されているではないか。

などと、つらつら考えた挙句、 以下の結論に達しました。
今後、献本オファーが、そんなにあるとも考えにくいのですが、
一応まとめておきます。

  ・私の方から、あえて献本の申し込みはしません。
  ・献本オファーを頂いた場合で、 特に制約がなければ快く受けます。
  ・献本をもとに記事を書く場合は、それを明記します。


ということで、今回、なんの条件もなく献本いただいた
大和書房 編集部 のMさん(←実名出して良いか、未確認なので)
には、心より感謝致します。


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| ブログ方針 | 10:56 | comments:12 | trackbacks:0 | TOP↑

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ウェブを変える10の破壊的トレンド

ウェブを変える10の破壊的トレンド
ウェブを変える10の破壊的トレンド
(2007/12/22)
渡辺 弘美 商品詳細を見る

満足度★★★

破壊的トレンドとは何か?

単なる革新的なIT技術ではありません。

また、流行の兆しのあるサービスのことでもありません。

本書が示す、破壊的トレンドとは、
創造的なイノベーションが、ユーザー主導という時代の流れを
取り込み、時代を変える大きなうねりとなるものを指します。

著者は、ニューヨークで米国のIT分野の調査に
従事していた渡辺弘美(ひろよし)さんです。

その渡辺さんが挙げる破壊的トレンドとは
次の10個のキーワードで表されます。

 1. 「ダイレクト」 : ユーザーを直接つかみロックイン
 2. 「フリー」 : 「潤沢経済」時代のビジネス
 3. 「クラウドソーシング」 : みんなの知恵を利用する
 4. 「プレゼンス」 : リアルタイムな情報を生かす
 5. 「ウェブ・オリエンテッド」 : すべてのサービスをウェブ上で
 6. 「バーチャル&リアル」 : 「仮想」は「非現実」にあらず
 7. 「ビデオ」 : 映画やTVの行く末は
 8. 「インターフェイス」 : よりわかりやすく、使いやすく
 9. 「サーチ」 : ポストグーグルの潮流
 10.「セマンテック・テクノロジー」 : 意味を理解し始める時代へ

そして最終章では、この破壊的トレンドへの対処法と
自らトレンドを創り出すことへの提言で締めくくられています。

トレンドレポート系の本なので、出版されてから約半年が過ぎ、
今ごろ読むのもどうかと思いましたが、
ITトレンドに、たいして詳しくない私にとっては、
十分すぎる非常に密度の濃い内容の本でした。

以下、細かい部分ですが、
私がはじめて知って、驚いた点などをメモ的に。

  ・プロスパー(金を貸す人と借りる人のマーケットプレイス)
  ・セカンドライフ以外の仮想世界も、けっこう流行っている
  ・デジタル・ネイティブ世代とは
    → 生まれたときからインターネットが身近にのある世代

ちなみに、渡辺さんのブログには、本書で紹介された
各種サービスのリンクが一覧になってアップされています。

この本から何を活かすか?

本書を読んで、私が試そうと思ったものは、
次の通りです。

Yahoo! Pipes
StumbleUpon
Google Gears
google earthのフライトシミュレーター

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| IT・ネット | 11:06 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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「先読み力」で人を動かす

「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~
「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~
(2008/03/27)
村中 剛志 商品詳細を見る

満足度★★★

本書には2つのキーワードが登場します。

1つ目は、「先読み力」。

「先読み力」とは、これから起こりうることを推測する力です。

この力を養うためには、普段から仮説・検証の
プロセスを繰り返し、その精度を徐々に高めます。

2つ目のキーワードは、「プロアクティブ」。

こちらが、本書の目指す行動となりますが、
「プロアクティブ」とは、先手を打って一歩先に行動することを言います。

プロアクティブな行動は、先読み力があってこそ、
取ることが可能ですから、この2つのキーワードの関係は、
“先読み力は、プロアクティブの必要条件”というところでしょう。

本書では、個人でもチームでも
プロアクティブに行動できるよう、
「タイムマネジメント」と「チームマネジメント」に
重点を置いて解説されてます。

まずは、あなた自身の、あるいはチームのメンバーの
現在の「プロアクティブ度」を確認することから始まります。

  「お客さまのシステムで問題が発生しました。」

あなたの対応は、次の5つのどのレベルでしょうか?

  レベル1. リーダーに報告し、その対応を学ぶ
  レベル2. リーダーにアドバイスをもらいながら、自分で解決
  レベル3. レーダーに解決の選択肢を提示し、判断を仰ぎ対応
  レベル4. リーダーに解決の選択肢と、その中でベスト案を提示し対応
  レベル5. 選択肢を自ら判断し実行して、結果をリーダーに報告

本書が最終的に目指すのは、チームのメンバーが
一人でも多くレベル5に成長することです。

この本から何を活かすか?

本書には、「本当だけど、分かりにくい話」と
「間違っているけど、分かりやすい話」の例が出ていました。

判断を誤る程の間違え話しは、問題がありますが、
多少の正確性を欠いても、まずは大枠を理解してもらってから、
詳細を伝えることが重要との事でした。

私は、最初からけっこう細かな点が気になる方なので、
枝葉より幹に集中することを心がけたいと思います。

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| リーダーシップ | 10:57 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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サブプライム後に何が起きているのか

サブプライム後に何が起きているのか (宝島社新書 270) (宝島社新書 270)
サブプライム後に何が起きているのか (宝島社新書 270) (宝島社新書 270)
(2008/04/09)
春山昇華 商品詳細を見る

満足度★★★

危機は去ったのか?

現在、サブプライム問題に端を発した金融危機については、
専門家の間でも、峠を越えたとの見方と、
これからが本番との見方に分かれています。

この本の著者は、「サブプライム問題とは何か」を書いた春山昇華さん。

本書は、その続編です。

前作では、問題の起こった背景や、何が起こっているかの解説に
焦点を当てて、書かれていました。

今回は、その後に登場した「モノライン」や「国富ファンド」
の解説をはじめ、再証券化の仕組の詳しい図解、
更には、春山さんの予想するアメリカと日本の将来の展望まで、
踏み込んで書かれています。

全般にわたって、非常に丁寧に解説されていて、
モノラインや再証券化の仕組は、これ以上分かり易く説明できない
と思えるぐらい、平易に書かれています。

ただ、仕組の解説については、他の本やメディアでも
数多く解説されていますので、本書の読みどころは、
過去の覇権国の歴史を振り返りながら、アメリカの将来と
次の覇権国を占う部分だと思います。

  「歴史のセオリーからすれば、アメリカの資金と技術によって
  開発され発展をとげる国・地域が、次の覇権国となる。
  しかも、アメリカが巻き込まれている混乱から、何らかの要因で
  隔離されている利点を有している国のはずだ。」

このような条件を挙げ、春山さんが予想する次の覇権国は、

  本命:中国
  対抗:イスラム圏

となっています。

本書の予測を踏まえた上で、
「自分ではどう考えるのか?」と自らの頭を使って
思考を重ねていくことが、大切なのかも知れませんね。

この本から何を活かすか?

春山さんが次の覇権国の候補に
「イスラム圏」を挙げていたのは、私には新鮮でした。

とうより、私はイスラム圏の経済や金融に疎く、
本書でも多少解説がありましたが、
もう少し詳しく知るために、別の文献を読む必要を感じました。

ちょっと参考になりそうな本を探して、読んでみようと思います。

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| 経済・行動経済学 | 11:08 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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大逆転の経営

大逆転の経営
大逆転の経営
(2008/04/18)
エイドリアン スライウォツキー 商品詳細を見る

満足度★★★★

企業は、さまざまな「変化」の中でビジネスを行っています。

変化は不確実性を伴うので、「リスク」とも言い換えられます。

しかし、リスクの無いところにリターンはなく、
最大のリスクは最大の収益機会と考えることもできます。

本書は、企業戦略をリスクいう視点から分析し、
そのリスクが訪れる瞬間を認識し、予測し、可能性を引き出し、
チャンスへと転ずる準備をしておく方法を解説します。

著者は、「ザ・プロフィット」でも有名な、
エイドリアン・J・スライウォツキーさん。

今回は、ストーリー形式の本ではありませんが、
非常に読みやすく書かれています。

本書ではリスクを以下の7つに分類し、
各章で事例を挙げ分析した後、
「あなたのビジネスの非リスク化」という処方箋が示されます。

  1.大プロジェクトの失敗 → オッズを高める
  2.顧客離れ → 顧客ニーズを推測でなく理解する
  3.業界の分岐点 → 両方に投資(ダブル・ベット)する
  4.敵いそうもない強豪企業の出現 → 別の土俵で戦う
  5.ブランド力の喪失 → ビジネスデザインの見直し
  6.業界全体の低迷 → ライバル企業と提携
  7.成長の停滞 → 新しい需要に投資する

更に、まとめの章では戦略リスクをマネジメントする方法と、
半日のワークショップ用の一覧が示されます。

このように、本書の考えを理論だけで終わらせず、
実行できるレベルまで落とし込んでいるのが、
本書の素晴らしいところですね。

また、スライウォツキーさんが親日派なのか、
本書には日本企業の事例が数多く登場します。

ただ、その中でTSUTAYA(CCC)の記述に関しては、
ちょっと褒め過ぎのように、私は感じました。

この本から何を活かすか?

本書では、「シンセティック・ヒストリー(仮想歴史)」
という手法が説明されていました。

これは過去の出来事を、「もし~が起きていたら」と
少しだけ前提を変え、その後の展開を推測することで、
リスクを把握したり、可能性のある未来を見極める手法です。

私も、よく普段の生活の中で「あの時、○○だったらな~」
と考えることはありますが、これを妄想レベルで終わらせず、
そこからシミュレートし、きちんと新たな可能性を探ることが
必要だということですね。

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| 経営・戦略 | 06:22 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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調べる技術・書く技術

調べる技術・書く技術  (講談社現代新書 1940) (講談社現代新書 1940)
調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940) (講談社現代新書 1940)
(2008/04/18)
野村 進 商品詳細を見る

満足度★★★

  「書き出しに全神経を注ぐ」

本書の、“原稿の書き方”の章では、
文章を書く力の7、8割を書き出しに注ぐべきだ、
と説明されています。

こう言われると、単なるブログ記事の書き出しでさえ、
ちょっと書くのに緊張してしまいました。

さて本書は、あるテーマを設定して、それを調べて、
人に聞いて、文章にまとめる技術を解説した本です。

最初は、バーバラ・ミントさんの名著、
考える技術・書く技術」系の本かと思いましたが、
本書は全く違ったテイストです。

メインとなるのは「ノンフィクション」の書き方。

ですから、本書で特徴的なのは、
取材の申込みから、インタビューの仕方、
そして、その後のフォローまでが詳細に書かれている点です。

こう書くと、インタビューする機会など、
あまりない人には、役に立たないような印象を与えそうですが、
そんなことはありません。

ビジネス上でも活かせる智恵が、本書には詰まっています。

著者の野村進さんは、本書の最後に、

  「人に会い、話を聞き、文章にする。(中略)
  こんなことを繰り返すうち、知らず知らずに自分が豊かになっている。」

と書いています。

私は、別にノンフィクション作家になるつもりは全くありませんが、
「人に会い、話を聞き、文章にする」ことは、
本書を参考にして、繰り返し実践していきたいと思います。

この本から何を活かすか?

  「自分の書いた文章を読み返すときには、
  必ず声に出して読むこと」

本書の推敲を説明するパートには、上記のように書かれていました。

ということで、この記事も、声に出して読んでみました。

ちょっと、恥ずかしいですね。

とりあえず、つっかえたり言いよどんだりした部分を修正しました。

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| 文章術 | 10:25 | comments:2 | trackbacks:2 | TOP↑

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「1日30秒」でできる 新しい自分の作り方

「1日30秒」でできる 新しい自分の作り方
「1日30秒」でできる 新しい自分の作り方
(2008/04/05)
田中ウルヴェ京 商品詳細を見る

満足度★★★

緊張するには理由があります。

「うまくできないと、どうしよう」という不安や焦りが
緊張を生み出しますが、
その根底にあるのは、自分に対する「評価基準」です。

この評価基準を決めているのは、他ならぬ自分。

本書は、自分に対する評価をコントロールし、
緊張せずに、いつでも実力を発揮できるような
自分をつくるため本です。

別の言い方をすると、リラックッスした状態に
自分の気持ちを切り替える方法を示した本です。

本書で使う方法は「コーピング」という技術。

英語でよく、[cope with~]で[~に対処するとか、立ち向かう]
という意味で使いますが、そのcopeをing形にしたもので、
ストレスに対処したり、感情をコントロールする方法です。

本書で紹介されるのは、

  ・セルフトークを使ったコーピング
  ・道具を使った心の調整コーピング
  ・身体を使ったコーピング

の3種類です。

こう書いてしまうと、何か特殊なテクニックを
使うような印象を与えますが、
実際は、気軽にできる気分転換の方法が
数多く紹介されている本になっています。

著者の田中ウルヴェ京(Miyako Tanaka-Oulevey)さんは、
ソウル五輪のシンクロ・デュエットで銅メダルを獲得された方です。

「あとがき」に書かれていた、メダル後の苦悩から、
メンタルトレーナーとして事業を成功させるまでの話しも、
なかなか良かったです。

この本から何を活かすか?

私が本日、取り組んだのは、
体を使ったコーピングの「歩く時にできる身体調整法」です。

ポイントは3つ

  ・大股で、お尻をギュギュっと感じるイメージで歩く。
  ・肩甲骨を後ろに寄せ、腹筋を締めたまま。
  ・頭のてっぺんから、糸で吊り上げられているイメージで。

朝の散歩の時に、やってみましたが、
けっこうキツかったです。

これが、自分の感情をコントロールするのに
役立つかどうか不明ですが、
ちょっとした筋トレの代わりになる感じがしました。

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| 自己啓発・セルフマネジメント | 10:15 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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どんな仕事も楽しくなる3つの物語

どんな仕事も楽しくなる3つの物語
どんな仕事も楽しくなる3つの物語
(2008/03/28)
福島 正伸 商品詳細を見る

満足度★★★

本書は100ページ程度の薄い本で、前半はショートストーリー、
後半は仕事に対する心構えの解説で構成されています。

もちろん、メインは前半の仕事にまつわる3つの物語です。

これらの物語は、著者の福島正伸さんが、
直接会ったり、聞いたりした実話のような感じがします。

物語の主人公は、いずれも世間一般からは、
決して憧れられる職業に就いている訳ではありません。

第1話の主人公がが駐車場の管理人さん、
第2話がタクシーの運転手さん、そして第3話がペンキ屋さんです。

3人目のペンキ屋さんだけは、ちょっと毛色が違いますが、
最初の2人は「こんな素敵な働き方ができたらイイな~」と
思えるような働き方をしています。

「つまらない仕事はない」と福島さんも説明していますが、
3人の主人公が、身を以ってそのことを教えてくれます。

また、後半では「仕事が感動に変わる五つの心構え」として、

  1.仕事の意味を考える
  2.ものごとを前向きに考える
  3.自己原因で考える
  4.自分の可能性を信じて、自分らしくやる
  5.目指すことを、あきらめない

を挙げ解説し、前半の主人公のような働き方をするための
指針を示します。

今の自分の仕事に価値を見出せなくなった時などに、
本書を読むと、仕事への向き合い方を変える
ちょっとしたキッカケとなるかもしれません。

この本から何を活かすか?

本書の物語のような「感動するイイ話し」に、
直接、遭遇するかどうかは、
自分の心の持ち方次第なのかもしれません。

最終的には、自分が感動を生み出す物語の
主人公になることが一番です。

しかし、その前段階として、まずは自分のアンテナを広く張り
感受性を高めて、少しでも本書の主人公のように働く
素敵な人たちを見つけて、接していきたいものです。

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| ビジネス一般・ストーリー | 09:28 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント

短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント
短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント
(2007/09/29)
石田 淳 商品詳細を見る

満足度★★★★

石田淳さんの著書、『「やる気を出せ!」は言ってはいけない』で、
“組織”の行動マネジメントについて、もう少し詳しく知りたい人向けに
本書が薦められていました。

また、h.tanakaさんにも、おススメして頂いたこともあり、
遅ればせながら、本書を読んでみました。

私は、本を人に薦める場合は、
その人に合う合わないの判断が難しいので、けっこう躊躇する方ですが、
本書は本当に人に薦められる良書でした。
h.tanakaさんには感謝です。

「行動科学マネジメント」とは、結果だけでなく、
行動プロセスにも注目して評価する、マネジメント手法ですが、
次のような特徴があります。

  ・他のマネジメント手法と親和性が高く、導入が負担が少ない
  ・職場が楽しくなり、即効性がある
  ・組織の規模や業種を問わず、導入コストもかからない
  ・個人のセルフマネジメントにも応用できる

本書では、この手法について詳しく解説され、
組織で導入する際の手順が5ステップで説明されています。

また、職場で人と一緒に働いていると、
「どうして、思ったように動いてくれないんだ?」と
憤りを感じることも多々あるでしょう。

そんな時は、まず、本書で紹介されている
「PST分析」を試してみるのがよさそうです。

これは、タイプ・タイミング・可能性の3つの座標軸にそって
人の行動を分類する方法ですが、簡単にできて、
その行動が継続しやすいかどうかを判定できる優れものです。

この本から何を活かすか?

我が家では、毎朝全員でやる10分間の掃除タイムを設けています。

各自が担当エリアの掃除をするのですが、
小学2年生のウチ娘は、本人は一生懸命やっているつもりでいるものの、
その日によって掃除にムラがあるのが、悩みの種でした。

そこで、本書を参考に掃除の行動を分解し、
文言に気をつけながら、チェックリストを作成しました。

これで明日からの掃除に改善が見られるか、ちょっと楽しみです。

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| 組織・社内教育・コーチング | 10:46 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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外為FX勝者の条件

元プロ・ディーラーが明かす外為FX(外国為替証拠金取引)勝者の条件
元プロ・ディーラーが明かす外為FX(外国為替証拠金取引)勝者の条件
(2007/05/24)
山口 祐介 商品詳細を見る

満足度★★★★

あなたは、次のどちらの考えで、株や為替の取引を行うでしょうか?

  ・今後上がるだろう。だから、今買おう。
  ・今上がっている。だから、今買おう。

この2つの考えには、決定的な違いがあります。

前者は将来の予想であり、後者は変化への対応です。

本書の著者・山口祐介さんは、
「相場には正解がない、だから予想は外れる」という前提に立って、
外国為替証拠金取引で「変化へ対応」するための技術と、
破滅を招く敗者の心理を、この本で説明します。

投資やトレード関係の本では、「私はこうして儲けた」とか、
「こうすれば簡単に儲けられる」とう具合に、
読者に夢を見せ、喧伝するものが多くあります。

しかし本書では、成功した時の天国よりも、
破綻した時の地獄をしっかりと見せた上で、
「マネーマネジメント」と「メンタルマネジメント」の
重要性を語ります。

マーケットで生き残っていくために、この2点については、
いくら語っても語り尽くせないくらい重要ですから、
それだけでも本書を読む価値があるでしょう。

特に、FX取引を始めたばかりの方や、手法に迷いがある方には、
本書の「損切りの3つのルール」や「3種類のストップロスの置き方」が
参考になるはずです。

私が2007年に読んだ、トレード関係の本で
最も良かったと思う一冊は、「タートル流投資の魔術」ですが、
本書はそれに通じる、トレードの哲学があるように感じました。

この本から何を活かすか?

山口さんは、本書の最後で

  「トレードの聖杯はどこにも売っていません。
  売っていれば、それは悪い冗談なのです。」

と書いています。

マーケットに正解がない以上、これは事実だと思います。

ところで、山口さんの運営する「SHARK FUND」では、
売買シグナルの有料配信を行っているようです。

これが有効に機能するかどうかは、私には知る由もありませんし、
お金を払う価値があるかどうかは、その人の価値観によります。

しかし、間違いなく言えることは、
そこで販売されるシグナルも、聖杯ではないということです。

本書は、他の人に薦めるられる良書ですが、
この本が良いからといって、安易にシグナル配信を購入しないよう、
付け加えておかなければなりません。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

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| トレード | 09:36 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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連鎖する大暴落

連鎖する大暴落―静かに恐慌化する世界
連鎖する大暴落―静かに恐慌化する世界
(2008/03)
副島 隆彦 商品詳細を見る

満足度★

副島隆彦さんのファンの方がいたら、申し訳ありませんが、
私には、この本を読む感覚が、
「東スポ」を読むのに近いものを感じました。

著者の副島さんは、「ドル覇権の崩壊」の中で書いた予言は、
ほんの数行を除き、ほとんど的中していると言っています。

そのためなのか、それとも、
元々こういうキャラクターの方なのか、私は知りませんが、
本書でも、いろいろなことを断言し、
自信たっぷりに今後の経済情勢を予言しています。

  ・為替は2009年に1ドル80円、2011年に1ドル60円になる
  ・ニューヨークダウは3ヵ月後とに大暴落し、6000ドル台へ
  ・金は1オンス2500ドルへ上昇
  ・米次期大統領はオバマ氏に、最初から決まっていた

そして、副島さんは「あとがき」で、この本の最も面白い部分を、

 「CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)は八百長で、
 名誉会長のレオ・メラメッドが、株も為替も債券も、
 すべてここで操っている」

と書いた箇所と、自ら解説しています。

確かに、私もこのくだりには笑いましたので、
本書で最も面白い部分に違いないでしょう。

本書との付き合い方として、

  1.よく当たる預言者として、副島さんを信じる
  2.本当に、言っていることが当たっているかを検証する
  3.エンタテイメントとして、割り切って楽しむ

などが考えられますが、私は3番を選択しました。

この本から何を活かすか?

本書から、オカルトっぽい本の書き方を学びました。

  ・恐怖で人を煽る
  ・とりあえず、見えない「敵」を作る
  ・理由がハッキリしないことは、「陰謀」にしておく
  ・情報ソースを「アメリカの中心部」などと濁す
  ・自分を有名人と関連付け、権威化する
  ・愛人説などを織り交ぜ、俗っぽい味付けをする

私は、「オカルト本」の著者としては、
浅井隆さんぐらいしか知りませんでしたが、
良い勉強になりました。

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| 経済・行動経済学 | 06:15 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

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究極の成功思考

ツキを呼び込む 究極の成功思考
ツキを呼び込む 究極の成功思考
(2008/04/05)
西田 文郎 商品詳細を見る

満足度★★★

ツキを呼び込むと、素晴らしい人生を手に入れることができます。

それでは、どうしたらツキを呼び込むことができるのか?

本書の著者、西田文郎さん曰く、
そのためには、「自分の思考を変えること」。

その思考を変えるものこそが、「言葉」であり、
本書では、72の強力なパワーを持つ言葉が紹介されています。

例えば、その一つに
「ツキは錯覚からはじまる」という言葉があります。

この言葉に対し、以下のように解説(超要約)されています。

  人は皆、自分の将来を錯覚しながら生きている。
  但し、その錯覚には「肯定的錯覚」と「否定的錯覚」があり、
  どちらの錯覚をするかが、幸せと不幸せの分岐点になる。

同じ錯覚をするにしても、ツキを呼び込む錯覚の方が
イイに決まっていますから、これは強く自分に言い聞かせて、
「肯定的錯覚」をしたいものですね。

本書のような言葉を集めた本は、読む人の心の状態によって、
どのフレーズが心に響くかが、違ってきます。

ですから、頭から一気に最後まで読んで終わりにするより、
毎日の気分に合わせ、気になる箇所を選んで読んだり、
壁に当たった時に、ヒントを探すようにして読むのが良さそうです。

私も、しばらくは本書を手元に置いて、
時々ページを開いて、刺激を受けようと思います。

あと本書を読んで、「思考を変えるための言葉の本」としては、
私は、杉村太郎さんの「アツイコトバ」が好きだったことを
思い出しました。

この本から何を活かすか?

  「人生に大変なことは3回しかない。
  1つ目は、母親の産道を通過して、この世に生まれてくる瞬間。
  2つ目は、死ぬ時。
  そして、3つ目が生きている間に経験する一番大変なこと。」

この話しは、本書の「あとがき」に書かれていました。

前にどこかで聞いたことがあるような気もしますが、
これを機に、この話しを覚えて自分のものにしようと思います。

自分も含め、誰かが「大変だ、大変だ!」と口走っている時に、
スッとこの話しが思い出せるといいですね。

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| 成功哲学 | 10:29 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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勝間式「利益の方程式」

勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─
勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─
(2008/04/04)
勝間 和代 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書は利益を作り出すための、優れた教科書です。

まず、タイトルになっている勝間式「利益の方程式」ですが、

利益=(顧客当たり単価-顧客当たりコスト-顧客当たり原価)×顧客数

と示され、本書ではこの式を軸に、利益の出し方が説明されます。

この式の左辺にある利益を最大化するためには、
右辺の4変数を次のようにする必要があります。

  ・「顧客当たり単価」を上げる
  ・「顧客当たりコスト」を下げる
  ・「顧客当たり原価」を下げる
  ・「顧客数」を上げる

式で示すのは簡単ですが、この4つの変数を
実際に上げたり下げたりするのは、そう簡単なことではありません。

しかし、それが簡単でないということを前提に、
著者の勝間和代さんは、それぞれの変数について
よく知るための「5つの基本知識」、改善するための「2つのテクニック」
そして、実現するための「10の行動習慣」を示します。

理屈でわかっても、それをどう実現したらいいのか分からない本も
多々ありますが、行動習慣にまで落とし込むところが、
さすが、勝間さんと言ったところでしょうか。

また、サブタイトルとなっている、「商売は粉もの屋に学べ!」ですが、
経営コンサルタントの間にある「粉もの屋は儲かる」というのが常識から
きているようです。
(粉もの屋とは、小麦を材料とした商売で、ラーメン屋、パン屋など)

なぜ、そういわれるのかと言うと、
小麦粉が世界中の食品の中で、最もカロリー単価が安い商品
の一つだらだそうです。

本書も、他の勝間さんの著書と同様に、
30冊以上のオススメ参考文献が掲載されています。

文中にも言及がありましたが、クチコミの重要性を
一番よく知る勝間さんが、自分の信頼性をかけてオススメ本を
紹介していますから、いずれの本も良書ばかりが並んでいます。

この本から何を活かすか?

勝間さんは本書で、「利益の源泉は他社が追いつくまでの時間的な余裕」
と結論付け、これを「時間のアービトラージ(裁定)」と呼んでいます。

私は、本書の中の説明で、これが唯一ピンときませんでした。

「利益の源泉=他社が追いつくまでの時間」というのは、
なんとなく分かりますが、それをアービトラージと呼ぶことに、
ちょっと違和感があります。

私のイメージだと、理論的には無リスクに近い状態
(実際には違いますが)がアービトラージです。

しかし、利益を出している企業は、実際に投資を行い
それ相応のリスクを取っているはずです。

私の考える企業が行うアービトラージは、
制度の歪みを利用して低リスクで儲ける方法などですが、
みなさんは、どうお考えでしょうか?

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| 経営・戦略 | 10:22 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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相場ローテーションを読んでお金を増やそう

相場ローテーションを読んでお金を増やそう―次の株高はいつ始まる?
相場ローテーションを読んでお金を増やそう―次の株高はいつ始まる?
(2008/02)
岡崎 良介 商品詳細を見る

満足度★★★★

  ・米国不動産の下落は2009年まで続く
  ・2008年秋ごろ米国株の下降トレンドは終了し、上昇へ
  ・米国株に連動して日本株も上昇し、小型株・新興企業株が復活
  ・2008年を通して為替はドル安円高

これが本書の著者・岡崎良介さんの予想するメインシナリオです。

岡崎さんは「すべての相場は循環する」ことを大前提とし、
大きなローテンションのグループ(株、不動産、金、原油)と
小さなローテーションのグループ(金利、為替、商品指数)に分け、
数多くのデータを分析しました。

その結果、分散投資で保有するだけでは不十分という結論に達し、
「アセット・ローテーション」という資産運用方法を考案しました。

この「アセット・ローテーション」という手法では、
通常の分散投資で行うリバランスを、相場の循環性を元に行います。

つまり、循環パターンから相場のトレンドを先読みして、
下降トレンドに入った資産の組み入れを減らす一方、
上昇トレンドに入った資産の組み入れを増やします。

確かに、単純にリバランスするより、
もし同じ循環パターンをたどると仮定するなら、
その流れに基づいて資産を組み替える方が、
パフォーマンスは向上しますね。

ある程度、相場の分析をやったことのある方なら、
わかると思いますが、岡崎さんの行ったデータ分析は、
相当骨の折れる作業です。

特に、分析を始めるにあたっての最初の条件設定は、
結果を左右しますから、慎重にならざるを得ません。

冒頭の岡崎さんが予想するシナリオが、
当たるかどうは、誰にも分かりませんし、
導き出した法則が、いつまで機能するも分かりません。

しかし、1575円で本書を購入することで、
最初の分析作業をスキップして、岡崎さんの導いた法則の
検証作業だけに専念できることは、ありがたいことです。

この本から何を活かすか?

ちょっと長くなりますが、岡崎さんの導いた9つの法則を列挙します。

 法則1. 米国REIT指数が高値から15%以上下落すると、
     その時点から1年以内に米国株は高値から20%以上の下落となる。

 法則2. 米国株が20%以上下落すると、日本株も20%以上下落する。

 法則3. 米国が利上げを開始してから、平均7ヵ月後に
     為替はドル高円安へと方向転換する。

 法則4. 米国が利上げ期間にあっても、利上げを開始してから平均して
     2年3ヵ月後には、為替はドル安円高へと方向転換してしまう。

 法則5. 米国長期金利がボトムアウトしてから、平均して1年4ヵ月後に
     為替はドル安円高からドル高円安へと転換する。

 法則6. CRBがピークアウトしてから平均して1年半後に為替は
     ドル高円安からドル安円高へと転換し、
     CRBがボトムアウトしてから平均して2年4ヶ月後に為替は
     ドル安円高からドル高円安へと方向転換する。

 法則7. 円はユーロに遅れて循環し、対ドルで見て、円の安値はユーロが
     安値をつけてから1年11ヶ月以内に、円の高値はユーロが高値を
     つけてから1年2ヶ月以内に訪れる。

 法則8. 円安ではなく円高の時代こそが日本株投資に有利な時代となる。

 法則9. 米国不動産市場の上昇は日米欧の協調利下げから始まる。

詳しい基準は、本書を参照してください。

私も、これからじっくり、この法則を検証したいと思います。

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| 投資 | 10:11 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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FBIアカデミーで教える心理交渉術

FBIアカデミーで教える心理交渉術 (BEST OF BUSINESS)
FBIアカデミーで教える心理交渉術 (BEST OF BUSINESS)
(2008/03/22)
ハーブ コーエン 商品詳細を見る

満足度★★

本書は1980年の全米ベストセラーで、
日本では1981年に三笠書房より「交渉ごとに強くなる法」
として出版されていたようです。(これを改題、修正)

著者のハーブ・コーエンさんは、FBIアカデミーで交渉術の
講座を担当していたようですが、
私の読んだ感じでは、本書がその講座内容に基づいて
書かれている訳ではないような印象を持ちました。

本書は交渉の三大要素として、

  1.力
  2.時間
  3.情報

を挙げ、これをどう使って交渉するかを説明します。

そして、後半では「相手を打ち負かす交渉法」から
「ウィン・ウィンの関係を築く交渉法」まで解説します。

ちなみに、本書を翻訳した川勝久さんによると、
最近はビジネス上でもよく使われるようになった「ウィン・ウィン」は、
コーエンさんが、1960年代に考案した造語だそうです。

本書では、どんな事でも交渉できないと諦めず、
第三者のような耳と目を持って相手を冷静に分析し、
三大要素をうまく利用して、交渉することを勧めます。

ただ、この本で取り上げられる交渉の事例は、
店頭での割引き交渉や、交通違反でつかまった時の警察官との交渉など、
リアルな日常生活に即したものが多いのですが、
私の個人的嗜好では、あまりこういう交渉はやりたくないな~と
感じるものもあり、交渉に対するモチベーションは、あまり上がりませんでした。

この本から何を活かすか?

本書の第9章は「ウィン・ウィン」の原則について書かれています。

その中で、

  「あなた」を「私」に置き換えれば「裁きの場」に立たないですむ

というのがありました。

例えば、大音響で音楽を流す子供に、親が注意する場合も、
「お前は、なんてうるさい音を出しているんだ!近所にも迷惑じゃないか!」
という言い方をせず、
「あんまり大きな音が流れてくると、私は疲れて困るんだ」
というよな言い方をすると、
相手の体面を傷つけず伝えられるということです。

私も、自分が裁きの場に立たないよう注意したいと思います。

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| 交渉術・伝える力・論理・人脈 | 10:27 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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情報は1冊のノートにまとめなさい

情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」
情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」
(2008/03/12)
奥野 宣之 商品詳細を見る

満足度★★★

まずは、本書で紹介するノート術の概要です。

  1.A6文庫サイズの100円ノートに、すべての情報を記入する
  2.時系列で記入し、各メモには「索引用の見出し」をつける
  3.索引用見出しは、PCにテキストファイルとして入力する

著者の奥野宣之さんは、この方法を
「100円ノート式」と名付けています。

要するに、情報はノートに蓄積し、検索はPC(または携帯)に
やらせる役割分担が、この方法の肝となります。

詳しいやり方は、本書を見ていただくしかありませんが、

  ・メインとなるメモや各種記録 → 時系列記入
  ・写真や資料 → 時系列で貼る(他のメモと混在)
  ・スケジュール → 自作シートを巻頭に貼り記入する
  ・探書リストなど → 付箋に記入して巻末に貼る

といったように、全ての情報を安価な100円ノートに
放り込むことで情報を一元管理します。

そして、各メモには日付・タグ・内容の順で、
  「080512 企画 ノート術アイディア」
のような索引用見出しを付け、
この見出しだけを、PCにテキストエディタを使って入力し、
検索性を付加します。

奥野さんの言う通り、コストもかからず、
自分に合わせてカスタマイズしやすいのは確かです。

継続できるかどうかのポイントは、
索引用見出しをPC入力する手間と、ノートが代替りした時の、
持ち運びたい情報を移行する手間でしょう。

慣れてくると、そんなに時間はかからないそうですが、
ちょっとしたマメさは必要な感じがします。

あと、「風呂のなかでのメモ」も参考になりました。

この本から何を活かすか?

奥野さんのノート術では、読書メモも同じノートに
記入していくのですが、私はこの索引システムだけを
自分の読書メモに導入することを試してみました。

私の読書メモは、本を読んで参考になった部分の
ページ数とその内容の一部や、自分のアイディアを手書きしたもです。
 
これに検索性を導入しようとしたのですが・・・・

やってみると、読書メモの索引用見出しをPC入力するのは、
メモを作るのと同じくらい時間がかかりました。

最初から読書メモをPC入力している人は、問題ないと思いますが、
私のように、メモ時間短縮のために手書きしている人が、
この索引システムを導入するのは、 ちょっと負荷がかかりそうです。

今回は、「風呂のメモ法」だけを取り入れることにします。

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| ノウハウ本 | 08:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ETF投資入門

ETF投資入門 上場投信・徹底活用ガイド
ETF投資入門 上場投信・徹底活用ガイド
(2008/03/20)
太田 創 商品詳細を見る

満足度★★★

ETFとは、Exchange Traded Fundの略で、
正確に言うと違いますが、知らない方がイメージするためには、
「インデックスファンドを個別上場株式のように扱えるようにしたもの」
と考えると良いでしょう。

以前は、日本で買えるETFの種類は少なく、
流動性や売買単位を考えると、自動的に何を買えば良いかが
決まってしまうような状況でした。

しかし、2008年現在では日本で上場しているETFは20本近くあり、
更に日本で上場していないものの、証券会社で買える海外のETFを
含めると、選択範囲は70本近くにもなるようです。

そこで、本書では前半でETFそのものの特徴や背景を解説し、
後半ではETFを使った投資法を提案します。

今までも、資産運用のひとつの手段として、
ETFを推奨する専門家は多くいましたが、
そのほとんどは、何も考えずただ買えば良いという、
暗にバイ・アンド・ホールドを示唆するような程度でした。

しかし、本書では、ETFの特徴を活かした短期トレードや空売り、
リスクの管理方法や心理面のコントロールにまで触れていて、
実際にETFで運用を考えている人の側に立って、
役立つ情報が丁寧に書かれた、ETF投資ガイドになっています。

ただ、ETFを使ったドルコスト平均法は、
売買単位の関係で、「株式るいとう」を使う方法が紹介されていましたが、
これはちょっと無理やり感があるような気がしました。

著者の太田創さん自身も、ドルコスト平均法を
資産運用の一つの柱にしていると言っていますが、
ETFを使ったこの方法では、やっていないハズです。

この本から何を活かすか?

著者の太田さんは、今まで「南山宏治」というペンネームで、
本を執筆したり、ブログホームページの運営をしています。

その太田さんが、南山宏治と名乗っていた時代から
提唱している投資方法が、「ヒラメ戦術」という投資方法です。

これは、年に数回の大幅な下落局面をじっと待ってから
ETFを買うという投資方法です。

言ってしまえば、単に逆張りでETFを買うだけで、
以前出されていた本は、この投資法だけで
一冊の本になっていたので、変な意味でスゴイと感心していました。

しかし、本書は情報的な価値もある良書です。
本書のフォロー情報などを太田さんのブログで発信してくれれば、
もっと良いものになりそうですね。

私は、最近上場しているETFについてあまり調べていなかったので、
本書をきっかけに、もう少し詳しく調べてみようと思います。

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| 投資 | 07:22 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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ありえないマーケティング

22歳の大学生が1億円稼いだ ありえないマーケティング
22歳の大学生が1億円稼いだ ありえないマーケティング
(2008/03/21)
原田翔太 商品詳細を見る

満足度★★★

意外としっかり書かれたwebマーケティングの本でした。

タイトルから想像すると、けっこうヤバいかな~とも
思っていたのですが。

著者の原田さんは1984年生まれ。
若さと勢いがあっていいですね。

本書では、webマーケティングでの有効な手法が、

  ・「情報提供型」から → 「非情報提供型」へ
  ・「総合デパート型」から → 「専門型」へ
  ・「狩猟型」から → 「農耕型」へ

と変化していることを指摘し、ネットで商売をする上での
仕組みづくりや、マーケティングテクニックを説明します。

顧客との関係を育てることを、「金のなる木を育てる」と
表現するあたりは、どうかなとも思いますが、
顧客育成というプロセスを取り込むことは、大事なことでしょう。

参考文献として神田昌典さんの著書や、金森重樹さんの監修本を
挙げている通り、その手のマーケティング本を読んでいる方には、
あまり目新しさを感じないかもしれません。

しかし、逆の見方をすると、
「的を外していない本」と言うこともできます。

私は読む前には、著者のサイトへの誘導や、
いろいろな煽りがあるのではと、ちょっと身構えていましたが、
そんな過剰な売り込みも少なく、
必要なことを、分かりやすく本書で伝えようとしていました。

最初に、怪しいのでは?
と思い込んでいたこととのギャップもあって、
読み終えた後は、好印象が残りました。

「22歳の大学生が1億円稼いだ」という枕詞だけで、
本書を手にする人もいる反面、
敬遠する人も多そうなので、その点が残念です。

 この本から何を活かすか?

ご他聞に漏れず、この本にも読者限定を謳った
ダウンロード情報が載ったチラシが挟み込まれています。

最近、多くの本でメールアドレスを集めるために、
この手法が使われているので、
いい加減、登録して情報を見る気にもなりません。

しかし今回は、本文の中での売込みが少なかったので、
著者の術中に、まんまと嵌り、
ダウンロード情報を読んでみることにしました。

そのレポートには、フレームワークの構築力の重要性と、
インターネットビジネスの3つの敵についての話がありましたが、
「秘蔵原稿」と言う程のものでもありませんでした。 

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| マーケティング・営業 | 09:18 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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レバレッジ英語勉強法

レバレッジ英語勉強法
レバレッジ英語勉強法
(2008/04/04)
本田 直之 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書のキーワードは「偏った英語」。

この本は、本田直之さんのビジネスパートナーである、
泉正人さんに英語の勉強法を聞かれたことをきっかけに
執筆に至ったそうです。

本書の目的は、
「3ヶ月で一点突破して、使える英語を習得する」
考え方を身につけること。

ですから、ネイティブ並の英語力をつけたい人や、
目的もなく英語力をアップさせたい人は対象にしていません。

本書の勉強法を本田さんは、
いつもの「レバレッジ」で表現していますが、
「英語学習のドミナント戦略」とか、
「ランチェスターの英語弱者の戦略」
なんて表現しても、面白いかもしれませんね。

具体的には、自分の関心のある分野の英単語を100個と、
偏った言い回しを20個覚え、遅効性と即効性の勉強を戦略的に
バランスを考えてミックスして、3ヶ月間集中して取り組みます。

英単語100個は、けっこう少ない気もしますが、
これはあくまで最初の取っ掛かりとして、
徐々に必要な語彙を増やしていくということなのでしょう。

ある程度、英語に苦しんできた人なら、
同じような方法に到達している人も多いことでしょうが、
まだまだ英語に苦しんでいる最中の人には、
効果的で、ありがたいアドバイスが並んでいます。

巻末には、本田さん厳選のレバレッジが効く、
英語学習本も掲載され、参考になります。

ちなみに、本田さんが使用する電子辞書は
セイコーの「SR-G10000」。

私も、セイコーの電子辞書が好きなので、
発売された当時は、これが欲しかったのですが、
結局買ったのは「SR-G8000」です。

現在、一番欲しい電子辞書は「SR-S9000」で、
あまり何台も電子辞書を買わないよう、妻に止められています。

この本から何を活かすか?

私は、旅行で必要なことを話す程度なら
英語で困ることは、だいぶ少なくなりましたが、

  ・英語での雑談ができない
  ・流暢に英語を話す日本の友人の前では緊張する

など、英語に対するメンタルブロックが、いまだに外れません。

今度、英語を使う機会があれば、本田さんのアドバイスに従って、
先に発言して話題をコントロールしてみたいと思います。

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| 勉強法 | 10:35 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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「仕組み」仕事術

最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術
最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術
(2008/03/03)
泉 正人 商品詳細を見る

満足度★★★

本書が定義する“仕組み”とは、

  「誰が、いつ、何度やっても、同じ成果が出せるシステム」

です。

最初に仕組みを作る時は、頭も時間も使うので、
どうしても億劫になりがちなもの。

しかし、この本の著者・泉正人さんは、
「仕組み化は、将来の自分の時間を買うようなもの」と言い、
仕組み化による多大なメリットを説明し、
本書で、仕組みを作る際のコツやツールを紹介します。

仕組み化する対象は、個人の仕事からチームの仕事まで。

作業系のルーティンワークはもちろん、
モチベーション維持やコミュニケーションを伴う仕事、
更には成功体験まで仕組み化してしまいます。

そして、仕組み仕事術として、
次の3つの黄金ルールを挙げています。

  1.才能に頼らない
  2.意志の力に頼らない
  3.記憶力に頼らない

この黄金ルールは、キレイに3つにまとまっていますが、
システムとして機能する仕組を作るためには、
必要十分ではないので、もう少し工夫が必要でしょう。

いずれにせよ、仕組み化によって、
できた時間をどう活かすかが勝負ですから、
この時間を“重要だが緊急ではない”仕事へ
振り向けていきたいものです。

この本から何を活かすか?

本書では、「使えるチェックシートをつくる4つのコツ」
が紹介されていました。

  1.「TO DO」と「詳細」に分ける
  2.できるだけ細かい手順に落とし込む
  3.判断を入れない
  4.2度目からアルバイトでもできるように

私が、かつて仕事で使うチェックシートを作った時には、
次の3つの視点でその有効性を確認していました。

  ・作業の主体側の視点(接客する側)
  ・サービスを受ける側の視点(顧客側)
  ・全体を俯瞰する視点

作ったチェックシートをこの3つの視点で見直すと、
けっこう修正が入り、使えるものが出来上がります。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 10:27 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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24時間投資大作戦

24時間投資大作戦―マーケットは眠らない
24時間投資大作戦―マーケットは眠らない
(2008/03/14)
T・L・バズビー、山本 章子 他 商品詳細を見る

満足度★★★

本書は、トレーダー養成機関(DTI)を主宰する
トーマス・L・バズビーさんによる投資指南本です。

メインは短期の株・指数先物の取引についてですが、
中長期の取引や、他の金融商品のアドバイスも書かれています。

バズビーさんは、米国で取引する際の方向性を探るため、
先に開くアジアのマーケットに注目しますが、
これは、日本のマーケット参加者が前日の欧米マーケット動向に
注意を払うのと同じことですね。

本書の前半(1~6章)は投資エッセイ的な内容で、
後半(7~16章)に具体的なアドバイスが書かれています。

約340ページあるので、“時間のない方”は、
次のような読み方をすると効率的かもしれません。

  1~6章 → 読み飛ばす、または章末のまとめだけ目を通す
  7~9章 → 自分の投資スタイルに合った部分を読む
  10章  → 自分のリスク管理に照らし合わせ、確認しながら読む
  11章  → 噛みしめながら読む
  12~16章→ 実際にトレードするときの参考にする

バズビーさんは、有名なアブラハム・リンカーンさんの言葉
「木を切るのに8時間もらえるなら、私は斧を研ぐことに6時間費やす」
が、トレードにも当てはまると指摘し、
“90%の時間を考えることに、取引そのものには10%の時間”を
使うように勧めます。

しっかりと分析した上で、むやみに取引せず、
ここぞというチャンスのときだけ、勝負に参加するのは、
マーケットで生き残っていくためには、重要なことですね。

この本のタイトルは、
「24時間を使いこなし、主となるマーケット以外の情報を
うまく活用する」といった感じで、当然、それに関する記述もありますが、
どちらかと言うと、それ以外の部分でけっこう参考になる本でした。

この本から何を活かすか?

投資指南本の場合、著者がどういう立場で、
本を書いているのかが、気になるところです。

バズビーさんは、自らもトレードをする、
トレーダー養成機関(DTI)の主宰者です。

しかし、本書は翻訳本だからなのかもしれませんが、
よくありがちな、「本書を読んだら、入会しよう!」
といった勧誘臭さが、ほとんど感じられません。

そのことが、逆に私をDTIのサイトにサクセスさせました。

  → Day Trading Institute DTI

「訳者あとがき」にもありますが、バズビーさんの取引結果が
カレンダーに表示されています。

  → Trade Calendar

ちなみに、緑は勝ち・赤は負け・黄色は取引なしで表示されています。

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| トレード | 07:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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みる わかる 伝える

みる わかる 伝える
みる わかる 伝える
(2008/03/14)
畑村 洋太郎 商品詳細を見る

満足度★★★★

「わかる」とは、どういうことか?

私たちは、物を見たり話を聞いたりした時に、
自分の頭の中に持っている要素や構造と、合致するかを
瞬時に判断しているようです。

本書では、この頭の中の要素や構造を、「テンプレート」と呼びます。

つまり、「わかる」とは、
外の事象と、自分の頭が持つ様々なテンプレートが、
合致した状態です。

それでは、テンプレートと合致しないと、理解できないのか?

当然、今まで見たことも聞いたこともない事象は、
頭にテンプレートがなく、戸惑います。
しかし、その未知の事象に興味を持って、理解しようとした時に
人は新たなテンプレートの構築を、その場で始めようとします。

この試行の行為こそが、「学習」です。

本書は、「失敗学」で有名な畑村洋太郎さんが、
考えたり創造することの基本となる
「みる=観察力」、「わかる=理解力」、「伝える=伝達力」
の3つの行動について検討し、その本質を解明します。

こういった概念を理解するには、イメージが重要ですが、
本書では、

「文章の持つ一般性に、絵の持っている具体性が加われば鬼に金棒」

と述べられている通り、図がふんだんに用意され、
理解を助けるために、非常に効果的使われています。

苫米地英人さんの『頭の回転が50倍速くなる脳の作り方』で
説明されていた、具体化と抽象化の世界についても、
本書の図が、そのイメージをうまく表していました。

私は、本書を理解するために、
かなりの部分を、図に助けられた感じがします。

この本から何を活かすか?

小宮一慶さんは、『ビジネスマンのための「数字力」養成講座』で、
社会や経済の基本数値を、あらかた覚えておくように、言っていました。

畑村さんも本書で、事象を数量的に把握するために、
自分の尺度を持つように、すすめています。

髪の毛の太さ0.1mm、1円玉の直径2cm、水ひとしずく0.05g・・・・

など、物事を数量的に把握するために、
正確ではなくても、日常で使える物差しを持つことで、
理解の度合いに雲泥の差が出ると説明しています。

私もこれを機に、身近な尺度を、意識して増やそうと思います。 

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 07:47 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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3分間コーチ

ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ
ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ
(2008/03/13)
伊藤 守 商品詳細を見る

満足度★★★★

「何かあったら声をかけてくれ」とか、「いつでも相談してくれ」
と言う割に、声を掛け難い雰囲気の上司ってけっこういます。

それに比べて、次のような会話ができる上司はどうでしょう?

-ある日の朝礼後の会話-

  上司 : 「鈴木」
  部下 : 「何ですか?」
  上司 : 「今日は早く帰れよ」
  部下 : 「はあ、なんでですか?」
  上司 : 「今日はお前の誕生日だろう」

これは、本書の“良いマネージャー”の事例として
紹介されていたものの一部ですが、いい感じが伝わってきますよね。

まさに、“不機嫌な職場”を解消するために、
変わる必要があるのは上司であるのが良くわかります。

本書で紹介される「3分間コーチ」の目的は、
双方向のコミュニケーションの場を作ること。

その名の通り、1回3分間で、マネージャーにも部下にも
負荷のかからない、手軽なコーチング手法です。

なぜ、たった3分で効果が期待できるのか?

それは、セルフトークがあるからです。

セルフトークとは、誰かに言われたり尋ねられたことが、
その場では反応できなくても、その後も頭の中に残って、
答えを探し続けたりする、自分の内側で続く会話のことです。

3分間コーチでは、1回の会話は3分間ですが、次の会話までの間に

  会話での気づき → セルフトークで熟考 → 選択 → 行動

という流れを作るように行われます。

本書の手法はシンプルですが、非常に強力な方法だと思います。

この本から何を活かすか?

以下、この「3分間コーチ」の手法を簡単にまとめてみます。

  【上司がやること】
   1.部下のために考える時間をとる(その人のために)
   2.部下と的を絞った短い会話の時間をとる(話すことが目的)

  【タイミング・場面・頻度】
   ・変化の前や事が起こる前、不測の事態が起こった時
   ・日常的なコミュニケーションとして何度も(回数は決めない)
   ・その場、その瞬間に躊躇せず声を掛ける

  【話す内容・テーマ】
   ・前回のレビュー、現状確認、次はどこへ向かうのか
   ・問題の解決方法はアドバイスせず、ブレストの相手になる
   ・部下が問題をどう扱うかをコーチする
   ・ビジョンや問題を共有する

  【期待できる効果】
   ・職場で円滑なコミュニケーションができるようになる
   ・自発性、協調性、責任感、目的意識などが高まる
   ・実行される仕事量が上がり、スピードもアップする

この本を上司に読んでもらうためのヒントは、
こちらの記事を参照してください。

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| 組織・社内教育・コーチング | 06:38 | comments:0 | trackbacks:2 | TOP↑

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英語は逆から学べ!

英語は逆から学べ!~最新の脳科学でわかった!世界一簡単な外国語勉強法~特殊音源CD付き(全外国語対応)
英語は逆から学べ!~最新の脳科学でわかった!世界一簡単な外国語勉強法~特殊音源CD付き(全外国語対応)
(2008/03/20)
苫米地英人 商品詳細を見る

満足度★★

本書のうたい文句は、次のようになっています。

  ・すぐに英語が聴き取れるようになる
  ・すぐに英語が話せるようになる
  ・ネイティブスピーカーの「耳」と「口」が手に入る
  ・すべての外国語の勉強に有効
  ・世界一簡単な外国語勉強法

まさに、夢の外国語学習法のように思えます。
もし、これが本当なら知りたいのは、理屈より方法です。

そこで、本書の勧める具体的な勉強法を見てみると、
次のように、 非常にシンプルな方法が紹介されています。

  1.リラックッスする
  2.海外ドラマのDVDをひたすら見る

もちろん、この簡単な方法の中にも、
日本語脳の活性を抑え、英語モードに切り替え、
単語からイメージを膨らませ、五感で感じ、
抽象度を上げ、次を予想する・・・
など、脳の仕組に基づいたノウハウが必要ですが。

この本の著者は、脳機能学者の苫米地英人さんで、
基本的に本書で披露される考えは、
前著の「頭の回転が50倍速くなる脳の作り方」を踏襲しています。

本書では、脳と言語学習の仕組に約70%、
上記の具体的な方法に約30%のページが割かれています。

英語シロウトの私には、ここで紹介される方法が、
一定の効果はあると思いますが、
そこまでスゴイ夢の学習法には思えませんでした。

ちなみに、本書にはCDが付属していて、
「いろいろな能力を高める画期的な音源」が
収録されているそうです。

私は今、そのCDを聞きながら、この記事を書いていますが、
私の耳には、普通のリラクゼーション音楽にしか聞こえません。

この本から何を活かすか?

私は、苫米地さんが言うほどの効果を期待していませんが、
実は、我が家では、毎日、海外ドラマのDVDを家族で見ています。

見ているのは、アメリカのシットコム「フルハウス」で、
自分と同じ年代の子供が登場するので、
ウチの小学校低学年の娘も楽しく見ています。

普段は、見ていても英語学習としての
効果があるかどうかは分かりません。

ただ、ドライブで遠出する時など、
このドラマの音声だけを録音して、車で流すことがあるのですが、
その時は、子供もけっこう聞き取れているんだな~と、
驚くことがあります。

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| 勉強法 | 09:10 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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マルチタスク・ワーキングのすすめ

一気に10の仕事をこなす! マルチタスク・ワーキングのすすめ
一気に10の仕事をこなす! マルチタスク・ワーキングのすすめ
(2008/03/13)
森田 正康 商品詳細を見る

満足度★★★

本書の提唱するマルチタスク・ワーキングとは、
いくつもの(例えば10以上の)仕事を同時にこなす働き方です。

しかし、ポイントは複数のことを同時にやることではありません。

複数のことを同時に行うために、
“どうすれば効率的かを考える”ことが肝のようです。

そのためには、どうしたらいいのか?

同時にこなさなけらばならない仕事は、
関連性のあるものもあれば、ないものもあります。

そこで差がつくところは、関連性のなさそうな複数の仕事で、
いかに関連性を見つけていけるかどうかです。

本書では、関連性を見つけて効率よく仕事をこなすため、
いろいろな問題に遭遇した時に、次の2つのことが瞬時にできるように、
トレーニングを行います。

  1.考えられる全ての選択肢を、瞬時に洗い出す
  2.洗い出された選択肢から、最善の解決策を最速で選び出す

そこで、本書の後半では、かなりのページを割き、
3STEPでドリル形式の練習問題を掲載しています。

  STEP1.  無数の選択肢を出すための課題13問
  STEP2.  瞬時に最高の選択をするための課題が8問
  STEP3.  ダンドリ力を発揮するための課題が5問

例えば、STEP1.の課題は、こんな感じです。

「久しぶりに体重計に乗ってみると、体重が10kg増えていた。
決意して、10kgのダイエットに挑むことに。
これから、やらなければいけないことは?」
90秒で、箇条書きで15個以上洗い出します。

この本から何を活かすか?

実際に、私がやってみた結果は下記の通りです。

6~7個まではスッと出ますが、
そこからが、なかなか出なくて、あっという間の90秒でした。

私が、時間内に考えた選択肢は、

  ・ダイエットの計画を立てる
  ・10kgダイエットすると、周りの人に宣言する
  ・ダイエット方法を調べる
  ・毎日の自分の摂取カロリーを調べる
  ・毎日の自分の消費カロリーを調べる
  ・ダイエットに成功した人の話しを聞く
  ・ダイエット仲間を見つける
  ・食事制限を始める
  ・毎日の運動量を増やす
  ・車に乗らないようにする
  ・スポーツクラブに入会する

の11個。残念ながら、目標の15個には到達しませんでした。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 10:01 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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