生物と無生物のあいだ (講談社現代新書 1891) (2007/05/18) 福岡 伸一 商品詳細を見る 満足度★★★★★ 本書の帯には、多くの著名人が絶賛するコメントが書かれ、 “私にとっても”紛れもなく面白い本で、 読み終わる前から、妻にも本書を薦めたほどです。 しかし、本書が“世間一般に”、 そこまで賞賛される本なのかは、甚だ疑問です。 それは、この本を面白いと感じる読者層は、 かなり限定されているように感...
セルフトーク・マネジメントのすすめ (2008/04/24) 鈴木 義幸 商品詳細を見る 満足度★★★ セルフトークとは、「特別なひとり言」。 感情や行動が引き金となって、自分の中に生まれる言葉で、 これが、集中力に大きく影響しているようです。 しかし、実はこのセルフトーク、“2種類”あるそうです。 1つ目は、自然と発生して感情を呼び起こし、「反応」を誘発します。 いわゆる雑念や不安、怒りなどが、これに当てはまり...
成功の五角形で勝利をつかめ!(2008/05/22)三田 紀房 商品詳細を見る満足度★★★献本いただきました。大和書房 編集部 様、ありがとうございました。本書の著者は、「ドラゴン桜」の三田紀房さんですが、マンガのキャラクターである、桜木建二(キャラなので敬称略)が語る形式で書かれています。冒頭の「まえがき」に当たる数ページが、マンガになっているので、「この本は、あの桜木が語っているんだな~」と自然と思えてしまうの...
ウェブを変える10の破壊的トレンド(2007/12/22)渡辺 弘美 商品詳細を見る 満足度★★★ 破壊的トレンドとは何か? 単なる革新的なIT技術ではありません。 また、流行の兆しのあるサービスのことでもありません。 本書が示す、破壊的トレンドとは、 創造的なイノベーションが、ユーザー主導という時代の流れを 取り込み、時代を変える大きなうねりとなるものを指します。 著者は、ニューヨークで米国のIT分野の調査に 従事していた渡...
「先読み力」で人を動かす ~リーダーのためのプロアクティブ・マネジメント~(2008/03/27)村中 剛志 商品詳細を見る 満足度★★★本書には2つのキーワードが登場します。1つ目は、「先読み力」。「先読み力」とは、これから起こりうることを推測する力です。この力を養うためには、普段から仮説・検証のプロセスを繰り返し、その精度を徐々に高めます。2つ目のキーワードは、「プロアクティブ」。こちらが、本書の目指す行動となりま...
サブプライム後に何が起きているのか (宝島社新書 270) (宝島社新書 270)(2008/04/09)春山昇華 商品詳細を見る満足度★★★危機は去ったのか?現在、サブプライム問題に端を発した金融危機については、専門家の間でも、峠を越えたとの見方と、これからが本番との見方に分かれています。この本の著者は、「サブプライム問題とは何か」を書いた春山昇華さん。本書は、その続編です。前作では、問題の起こった背景や、何が起こっている...
調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940) (講談社現代新書 1940)(2008/04/18)野村 進 商品詳細を見る満足度★★★ 「書き出しに全神経を注ぐ」本書の、“原稿の書き方”の章では、文章を書く力の7、8割を書き出しに注ぐべきだ、と説明されています。こう言われると、単なるブログ記事の書き出しでさえ、ちょっと書くのに緊張してしまいました。さて本書は、あるテーマを設定して、それを調べて、人に聞いて、文章に...
「1日30秒」でできる 新しい自分の作り方 (2008/04/05) 田中ウルヴェ京 商品詳細を見る 満足度★★★ 緊張するには理由があります。 「うまくできないと、どうしよう」という不安や焦りが 緊張を生み出しますが、 その根底にあるのは、自分に対する「評価基準」です。 この評価基準を決めているのは、他ならぬ自分。 本書は、自分に対する評価をコントロールし、 緊張せずに、いつでも実力を発揮できるような 自分をつくるため本です...
どんな仕事も楽しくなる3つの物語(2008/03/28)福島 正伸 商品詳細を見る満足度★★★本書は100ページ程度の薄い本で、前半はショートストーリー、後半は仕事に対する心構えの解説で構成されています。もちろん、メインは前半の仕事にまつわる3つの物語です。これらの物語は、著者の福島正伸さんが、直接会ったり、聞いたりした実話のような感じがします。物語の主人公は、いずれも世間一般からは、決して憧れられる職業に就いている...
短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント (2007/09/29) 石田 淳 商品詳細を見る 満足度★★★★ 石田淳さんの著書、『「やる気を出せ!」は言ってはいけない』で、 “組織”の行動マネジメントについて、もう少し詳しく知りたい人向けに 本書が薦められていました。 また、h.tanakaさんにも、おススメして頂いたこともあり、 遅ればせながら、本書を読んでみました。 私は、本を人に薦める場合は、 その人に合う合わない...
勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!─(2008/04/04)勝間 和代 商品詳細を見る満足度★★★★本書は利益を作り出すための、優れた教科書です。まず、タイトルになっている勝間式「利益の方程式」ですが、利益=(顧客当たり単価-顧客当たりコスト-顧客当たり原価)×顧客数と示され、本書ではこの式を軸に、利益の出し方が説明されます。この式の左辺にある利益を最大化するためには、右辺の4変数を次のようにする必...
相場ローテーションを読んでお金を増やそう―次の株高はいつ始まる?(2008/02)岡崎 良介 商品詳細を見る満足度★★★★ ・米国不動産の下落は2009年まで続く ・2008年秋ごろ米国株の下降トレンドは終了し、上昇へ ・米国株に連動して日本株も上昇し、小型株・新興企業株が復活 ・2008年を通して為替はドル安円高これが本書の著者・岡崎良介さんの予想するメインシナリオです。岡崎さんは「すべての相場は循環する」ことを大...
FBIアカデミーで教える心理交渉術 (BEST OF BUSINESS)(2008/03/22)ハーブ コーエン 商品詳細を見る満足度★★本書は1980年の全米ベストセラーで、日本では1981年に三笠書房より「交渉ごとに強くなる法」として出版されていたようです。(これを改題、修正)著者のハーブ・コーエンさんは、FBIアカデミーで交渉術の講座を担当していたようですが、私の読んだ感じでは、本書がその講座内容に基づいて書かれている訳ではないような印象...
情報は1冊のノートにまとめなさい 100円でつくる万能「情報整理ノート」 (2008/03/12) 奥野 宣之 商品詳細を見る 満足度★★★ まずは、本書で紹介するノート術の概要です。 1.A6文庫サイズの100円ノートに、すべての情報を記入する 2.時系列で記入し、各メモには「索引用の見出し」をつける 3.索引用見出しは、PCにテキストファイルとして入力する 著者の奥野宣之さんは、この方法を 「100円ノート式」と名付けて...
22歳の大学生が1億円稼いだ ありえないマーケティング (2008/03/21) 原田翔太 商品詳細を見る 満足度★★★ 意外としっかり書かれたwebマーケティングの本でした。 タイトルから想像すると、けっこうヤバいかな~とも 思っていたのですが。 著者の原田さんは1984年生まれ。 若さと勢いがあっていいですね。 本書では、webマーケティングでの有効な手法が、 ・「情報提供型」から → 「非情報提供型」へ ・「総合デパー...
レバレッジ英語勉強法(2008/04/04)本田 直之 商品詳細を見る満足度★★★★本書のキーワードは「偏った英語」。この本は、本田直之さんのビジネスパートナーである、泉正人さんに英語の勉強法を聞かれたことをきっかけに執筆に至ったそうです。本書の目的は、「3ヶ月で一点突破して、使える英語を習得する」考え方を身につけること。ですから、ネイティブ並の英語力をつけたい人や、目的もなく英語力をアップさせたい人は対象にしてい...
最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術(2008/03/03)泉 正人 商品詳細を見る満足度★★★本書が定義する“仕組み”とは、 「誰が、いつ、何度やっても、同じ成果が出せるシステム」です。最初に仕組みを作る時は、頭も時間も使うので、どうしても億劫になりがちなもの。しかし、この本の著者・泉正人さんは、「仕組み化は、将来の自分の時間を買うようなもの」と言い、仕組み化による多大なメリットを説明...
みる わかる 伝える(2008/03/14)畑村 洋太郎 商品詳細を見る満足度★★★★「わかる」とは、どういうことか?私たちは、物を見たり話を聞いたりした時に、自分の頭の中に持っている要素や構造と、合致するかを瞬時に判断しているようです。本書では、この頭の中の要素や構造を、「テンプレート」と呼びます。つまり、「わかる」とは、外の事象と、自分の頭が持つ様々なテンプレートが、合致した状態です。それでは、テンプレートと合...
ひとりでも部下のいる人のための世界一シンプルなマネジメント術 3分間コーチ(2008/03/13)伊藤 守 商品詳細を見る満足度★★★★「何かあったら声をかけてくれ」とか、「いつでも相談してくれ」と言う割に、声を掛け難い雰囲気の上司ってけっこういます。それに比べて、次のような会話ができる上司はどうでしょう?-ある日の朝礼後の会話- 上司 : 「鈴木」 部下 : 「何ですか?」 上司 : 「今日は早く帰れよ」 ...
一気に10の仕事をこなす! マルチタスク・ワーキングのすすめ(2008/03/13)森田 正康 商品詳細を見る 満足度★★★本書の提唱するマルチタスク・ワーキングとは、いくつもの(例えば10以上の)仕事を同時にこなす働き方です。しかし、ポイントは複数のことを同時にやることではありません。複数のことを同時に行うために、“どうすれば効率的かを考える”ことが肝のようです。そのためには、どうしたらいいのか?同時にこな...