活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


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牛丼一杯の儲けは9円

牛丼一杯の儲けは9円―「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学 (幻冬舎新書 さ 5-1)
牛丼一杯の儲けは9円―「利益」と「仕入れ」の仁義なき経済学 (幻冬舎新書 さ 5-1)
(2008/01)
坂口 孝則 商品詳細を見る

満足度★★

利益を伸ばすには、売上を増やすか経費を削減するかの
どちらかしかありませんが、本書は後者の経費削減の中でも、
「仕入れ」を安くすることに注目した本です。

著者の坂口孝則さんは、現場で仕入れを知り尽くした
現役のバイヤーとして、本書では具体的な例を紹介します。

坂口さんの計算によると、

  ・牛丼1杯の利益は9円
  ・ブランドバック1個の利益は600円
  ・高級テレビ1台の利益は1万円
  ・コーヒー1杯の利益は20円
  ・自動車1台の利益は10万円

となっています。

私は、これらの業界の裏側を知りませんので、
この利益予想の精度は分かりませんが、
企業が利益を増やすために、仕入れを安くすることに
注力するのは当然のことでしょう。

本書では、坂口さんが勧める正攻法の仕入れの「工夫」と、
事例として紹介する「不正」の両方が紹介されています。

だだ、決して坂口さんは、「不正」を勧めている訳ではないのですが、
読後に、なんとなくスッキリしない感じが残る本でした。

また、「客から価値を認められない“こだわり”」は、
バッサリ切って、仕入れ単価を下げることが善であるという
考えが披露されていました。

しかし私は、本当にお客さんにとってメリットのある“こだわり”で、
単にそれが伝わっていないだけなら、
まず、そのメリットを伝える努力を一番にする方が、
健全な企業の姿だと感じました。

この本から何を活かすか?

「本当に安いところから買っているのか?」

当然のように思えて、意外とこれができていないと、
坂口さんは指摘します。

企業にとって、仕入れを安くすることが重要なように、
家計にとっても、同じものなら安く買うのは大切なことです。

私は、何かとAmazonや価格comを利用していますが、
案外、安いという私の思い込みだけで、
もっと安く買えるところが、他にあるのかもしれません。

時間があるときは、もっと価格調査をしてから購入したいものです。

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.  

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| 経済・行動経済学 | 09:33 | comments:2 | trackbacks:2 | TOP↑

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