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私はこうして受付からCEOになった

私はこうして受付からCEOになった
私はこうして受付からCEOになった
(2007/11/30)
カーリー・フィオリーナ 商品詳細を見る

満足度★★★

カーリー・フィオリーナさんは、かつてビジネス界最強の女性と謳われ、
1999年、経営危機がささやかれていたヒューレット・パッカード社に、
(以下HP社)CEOとして迎えられました。

この時、フォーチュン1000社で初の女性CEOということと、
そのスタイリッシュな容姿で、マスコミに華々しく報道されました。

当時のHP社は、まったく業界は違いますが、
カルロス・ゴーンさんが来る前の「日産」のような状況にありました。

しかし、フィオリーナさんは、ゴーンさんにはなれなかった。

2005年、フィオリーナさんがCEOを解任されると、
スケープゴートを待っていたかのように、マーケットは好感し、
HP社の株価は上昇を始めます。

本書の邦題は「私はこうして受付からCEOになった」ですが、
当時のことが記憶にある人にとっては、CEOになってから解任されるまでの
部分に興味があって、この本を手にする人が多いのではないでしょうか。

本書では、HP社のCEOになるまでのフィオリーナさんの半生と、
CEO就任からコンパック社買収を経て解任されるまでが、
およそ半分ずつ、バランスよく書かれています。

恐らく、日本では、米国ほどフィオリーナさんに対する
バッシングが激しくなかったので、受付の女性が大企業のCEOになる
サクセスストーリーとして本書を売った方が、ウケが良いと
出版社が判断したのでしょう。

ですから、表紙も、フィオリーナさんのアップ写真ではなく、
ハイヒールが階段を昇っていく、イメージイラストになっていますね。

フィオリーナさんについて、もっと詳しく知りたい方は、
こちらを、参考にしてください。
  ・Wikipedia(日本版)
  ・Wikipedia(米国版)

また、フィオリーナさん解任当時のことが、
あまり記憶にない方は、こちらが、参考になります。

この本から何を活かすか?

フィオリーナさんには、何が足りなかったのか?

女性だったから?、買収の失敗?、経験不足?
それとも、もともとCEOとしての能力がなかったのか?

こんなことを考えながら、私は本書を読みました。

すると、P288にこんな言葉を見つけました。

「唯一不穏な徴候は、メディアと株価だった」

不穏な徴候と言っていること自体、
この2つに細心の配慮をしていない証拠です。

これが、フィオリーナさん自身が自覚していない
失敗の原因ではないでしょうか。 

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.     


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