活かす読書

読んだ本を、どう活かすか? セミリタイヤしたikadokuが、週に5冊、ビジネス書・自己啓発本・投資本・ベストセラーなどの本を紹介します。


2008年01月 | ARCHIVE-SELECT | 2008年03月

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シュガー社員が会社を溶かす

シュガー社員が会社を溶かす
シュガー社員が会社を溶かす
(2007/10/24)
田北百樹子 商品詳細を見る

満足度★★

私は、「シュガー社員」という呼び方を
確か中島孝志さんの著作で知った記憶がありますが、
本書の著者である、田北百樹子さんが命名したそうです。

シュガー社員とは、仕事ができずに甘ったれで、
常に自己本位で物事を考え、自分の主義主張だけをする、
職業人意識の低い、若い世代の人を指すようです。

シュガーだけに、甘くて溶けやすく、
溶ける時には一緒に会社も溶かすとか。

私自身は、実際に知っている若い世代の人たちや、
ブログなどを通じて知る若い人たちの言動を見る限り、
そのような人が増えているという実感は、まるでありません。

しかし、田北さんは、年々、
そうしたシュガー社員が増えていると指摘します。

本書では、そんなシュガー社員を5つに分類し、
その事例と対処方法を紹介しています。

言ってみれば「トンデモ社員のエピソード集」で、
読み物として、なかなか面白く読むことができます。

ただ、対処法としての、接し方や面接時などの注意点は、
恐らく一般の企業でも、既に意識している事が多く、
ちょっと物足りない感じがしました。

本書に登場するような極端な例は別にして、
私も、新卒で就職した当時は「新人類」と言われましたし、
いつの時代でも、上の世代から下の世代を見たときは、
自分のことを棚に上げ、つい「最近の若いモンは・・・」と
言ってしまいがちのようです。

気をつけなければ、なりませんね。

この本から何を活かすか?

本書の最大のウリは、
この「シュガー社員」というネーミングでしょう。

実際は知らなくても、聞いただけで、
どのような社員を指すか、およそ想像できます。
本当に、うまいネーミングです。

ネーミングは、「先に言った者勝ち」的な要素もありますから、
私も、勝手なネーミングをいろいろ考えてみます。

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| 組織・社内教育・コーチング | 10:53 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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怖いくらい通じるカタカナ英語の法則

怖いくらい通じるカタカナ英語の法則 (ブルーバックス (B-1574))
怖いくらい通じるカタカナ英語の法則 (ブルーバックス (B-1574))
(2008/01/22)
池谷 裕二 商品詳細を見る

満足度★★★★

「ハゼゴン」
これ、なんのことか分かりますか?

私は、子供の頃に見たハゼドンというアニメを
思い出してしまいました。

これで、ちゃんと「How is it going?(元気かい?)」の
ことだと分かった方は、素晴らしい!

さて、本書は通じることを優先した、
カタカナ英語の練習ドリルです。

著者は、海馬の研究で有名な脳科学者の池谷裕二さん。

英語の専門家ではない池谷さんが、自らの経験から、
従来のカタカナ英語は、カタカナだから通じないのではなく、
割り当てているカタカナが間違っているから通じない、
という事実に注目し、通じるカタカナ英語の法則をまとめました。

例えば、animalはアニマルではなく、エアネモウと発音すると
通じるようです(本書の法則1と2が適用されています)。

本書の構成は、次の通りです。

  ・意識改革編(カタカナでも通じることを知る)
  ・実践編(初級と応用に分かれた例文と解説)
  ・法則編(13の法則へのまとめ)
  ・理論編(池谷さんの本領発揮、脳と語学の話し)

解説では、池谷さんのセンスのよい文章と
理系チックな説明が冴えわたります。

これに8cm音声CDが付属し、同じフレーズに対し、
ネイティブ発音とカタカナ発音の両方が収録されています。

実際に聞いてみると、明らかに違いが分かり、
カタカナ発音は、アクセントがなくカタカナを棒読みしています。

しかし、この読み方で通じてしまうことが、
ネイティブに確認されているというので、けっこう驚きです。

本書は、本格的に英語を勉強したい人には、向かないかもしれませんが、
割り切って通じる英語の発音を身につけたい人や、
英語の苦手な理系の人には、オススメの一冊です。

ちなみに、池谷さんのサイトでは、オリジナルのカタカナ英語を
募集していますので、興味がある方は、こちらからどうぞ。

この本から何を活かすか?

私は小学生の娘に、毎月1~2冊のペースで、
英語の絵本(ペーパーバック)を読ませています。

一緒に読む際には、それなりにアクセントやリエゾン(音の連結)は、
意識していますが、それが通じる発音なのかどうかは、
ちょっと微妙なところでした。

池谷さんの教えに従い、本書の例文を70回繰り返し、
自信を持って、子供に手本の発音を示したいものです。 

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| 勉強法 | 10:23 | comments:5 | trackbacks:1 | TOP↑

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日本は没落する

日本は没落する
日本は没落する
(2007/12/07)
榊原 英資 商品詳細を見る

満足度★★

「ミスター円」こと、榊原英資さんが、
日本人全体に危機感を持ってもらうために、
元官僚トップの視点から書いた問題提起の本です。

タイトルもそうですが、本文でも、
今の日本の現状に、徹底的にダメ出しをします。

日本のモノ作り技術はダメ、エネルギー・食料政策もダメ、
外交戦略もダメ、教育もダメ、金融もダメ、IT起業家もダメ・・・・

それに対し、中国やインドにつては、ひたすら礼賛します。

これも、「日本はもっとやれるはずだ」という強い思いから
発せられる言葉だと思いますが、
あまりにも、一般の常識レベルでも分かっている欠点について
連発されると、ちょっと辟易しそうになります。

それでは、ダメな日本は、どうしたら良いのか?

本書では最終章に、榊原さんの提言がまとめられています。

いくつかピックアップしてみると、

  ・定年退職の撤廃
  ・全寮制エリート教育の実施
  ・教育職員免許法を撤廃し、社会人を教員へ
  ・天下り規制の撤廃
  ・移民の受け入れ

などです。

日本の将来の根幹をなす「教育」を見直したいという点は、
私も賛成ですし、榊原さんの意見も十分理解できます。

だからと言って、私には、本書の提言が実現し、
日本が劇的に復活するイメージが、あまり湧きませんでした。

この本から何を活かすか?

榊原さんは、将来に向けて「アジアの共通通貨」の発行を
呼びかけているそうです。

仮に、日本の提唱するアジア統一通貨ができたと想像してみましょう。

榊原さんの言うように、今後、日本が没落するならば、
現状でも、ユーロの参加基準を全然クリアできない日本が、
将来誕生するアジア統一通貨の参加基準を満たせない可能性は
けっこう高いような気がします。

もし、実現すれば、提唱した日本が入れてもらえない、
笑えない冗談になりかねません。

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| 社会・国家・国際情勢 | 09:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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100%幸せな1%の人々

100%幸せな1%の人々
100%幸せな1%の人々
(2008/01/10)
小林 正観 商品詳細を見る

満足度★★★

すべてを受入れること。

過去に起こったこと、現在起こっていること、未来に起こること。
たとえ、それが難病にかかることや、
自分の子供が幼くして死ぬことであっても。

一切、愚痴や不平を言わず、それを受け入れ感謝する。

これが、本書の教えです。

本書では、著者の小林正観さんが、自らの経験を通して、
この教えを59の法則として、やわらかく語りかけます。

私にとっては、「なるほど」と思えるものもあれば、
「そりゃ、ホント?」と思えるものありました。

  ・5万回「ありがとう」を言うと奇跡が起き始める
  ・争わないでいると、敵がいなくなり「無敵」になる
  ・花粉症、アトピーなどの病気の人には性格的な共通項がある
  ・神様が好む人間の行為は「掃除」「笑い」「感謝」

いろいろある中で、私が一番難しいと感じたことは、
「思いを持たない」こと。

「思い」を持って、それに向けて努力することを善と考えている
私のような一般人には、180度方向転換をするようなものです。

何に対しても執着をもたないというのは、
悟りを開くレベルでないと、到達できそうもありません。

しかし、他人に対しては、少しでも受入ようという
気持ちを持って接していきたいものですね。

この本から何を活かすか?

小林さんは、

  「トイレをピカピカに磨いて、蓋をしめておくとお金に困らなくなる」

と言っています。

タイミングを逸してブログ記事にはしていませんが、
夢をかなえるゾウ」を読んだ後、ガネーシャの教えに従い、
2回ほど自分でトイレ掃除をしましたが、
それ以来、まったくやっていませんでした。

今日は、久しぶりにトイレ磨きをしてみようと思います。  

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| 成功哲学 | 09:46 | comments:3 | trackbacks:2 | TOP↑

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研修女王の最強3分スピーチ

仕事でそのまま使える実践CD付き 研修女王の最強3分スピーチ―アガリ癖、話しベタは、必ず治る!
仕事でそのまま使える実践CD付き 研修女王の最強3分スピーチ―アガリ癖、話しベタは、必ず治る!
(2008/01/19)
大串 亜由美 商品詳細を見る

満足度★★★★★

女王の教室へようこそ。

と言っても、天海祐希さんが登場する訳ではありません。

本書の著者は、年間250日以上、研修講師を務める、
研修の女王こと、大串亜由美さんです。

あなたは、人前で話すのが苦手だったり、
スピーチやプレゼンでアガってしまうことは、ありませんか?

もし、そんな悩みをお持ちなら、
本書を読むことで、何をどう練習したらよいかが、
はっきり分かるでしょう。

本書は、大串さんが講師を務める
「プレゼンテーション研修」2日間フルコースをベースに、
「3分間スピーチ」用にアレンジしたものです。

本番直前の応急対処法から始まり、
オープニング、本論、クロージングの組み立て&スピーチ例、
見た目と話し方(デリバリースキル)に至るまで、
かなり細かく、具体的に紹介されています。

あまりテーマを広げずにスピーチに特化し、
徹底して「自分らしいスピーチで評価を上げる」ことに
こだわって書かれているのが、好印象です。

そして、なんと言っても本書の目玉は、
付属のCDに入った大串さんの見本スピーチです。
文字で解説されても伝わりにくい、「間」の取り方など、
耳でも体感することができます。

私は初めて、このCDで大串さんの声を聞きました。
もっと感情をこめて、話しをする方と勝手に想像していましたが、
さわやかな声で意外とクールに話しをするんだなあと、
変に関心してしまいました。

この本を読んで、人生そのものが変わることはありませんが、
スピーチを改善するという目的は、確実に果たしてくれそうです。
CD付きで、1500円とは非常にお得感がある一冊でした。

この本から何を活かすか?

本書の「話し方をシンプルにするコツ」の中に、
「無駄な接続詞を飲み込む」というのがありました。

スピーチではありませんが、私のブログに書く文章は、
いつも無駄な接続詞に溢れていました。

今回は、それをグッと飲み込んで書いたつもりです。
少しスッキリした文章に、なったかもしれません。

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| 交渉術・伝える力・論理・人脈 | 09:37 | comments:0 | trackbacks:3 | TOP↑

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「空飛ぶモンティ・パイソン」“日本語吹替復活”DVD BOX

「空飛ぶモンティ・パイソン」“日本語吹替復活”DVD BOX
「空飛ぶモンティ・パイソン」“日本語吹替復活”DVD BOX
(2008/02/20)
エリック・アイドル(広川太一郎)、マイケル・ペイリン(青野武) 他 商品詳細を見る

満足度∞

And Now For Something Completely Different.
It's!


いつもは、本のことしか記事にしませんが、
あまりの嬉しさに、 つい書いてしまいました。

本にしか興味がない方は、当記事をスルーしてください。

ご存知の方には、まったくもって説明不要ですが、
「モンティ・パイソン」とは、イギリスが生んだ世界最強の
コメディ集団です。

「音楽といえばビートルズ、 コメディといえばモンティ・パイソン」
と言うくらい、 歴史にその名を刻んだグループで、
1960年代後半~70年代を中心に活躍しました。

で、この記事で取り上げたのは、そのモンティ・パイソンの
TVシリーズ「空飛ぶモンティ・パイソン」のDVDですが、
今、なぜ、このDVDなのかと言うと、
実は、今までファンの間で“幻”と言われてきた「日本語吹き替え音声」が、
このDVDには収録されているのです。

1976年に日本でも、東京12チャンネルで、このシリーズが放送され、
もともとのコメディの高い質に加え、日本の声優陣の絶妙な吹き替えにより、
独自の進化をとげ、後の日本のお笑いにも多大な影響を与えました。

過去にも、このシリーズのDVDは発売されていましたが、
日本放送当時の音源がなくなったといわれ、
なかば伝説となっていたのが、この日本語吹き替え版なのです。

私は、20年以上前に発売されたレーザーディスク版を
持っていましたが、その当時でも1枚だけが吹き替え版で、
残りは全て字幕版(景山民夫さん、ピーター・バラカンさんなどが翻訳)
だったと記憶しています。

もうこの世に存在しないと思っていた、
吹き替え版DVDが、2月21日に我が家に到着しました。

実際に見てみると、
意外とブツブツと日本語未収録部分が あるという印象ですが、
それでも、私にとっては、まさに至福の時間でした。

付属のブックレットも120ページ以上あり、
須田泰成さんと田口重雄さんの努力によって、
十分な解説書&資料に仕上がっているので、ファンにとっては、
垂涎の的であることに、間違いはありません。
Pythons

私は、このDVDを妻と娘にも一緒に見てもらいましたが、
思い入れの全くない、彼女たちにとっては、
なかなか理解できない「変な番組」だったようです。 

そんな彼女たちには、次の言葉を送りましょう。

「生まれ変わったら、今度はビートルズではなくパイソンのメンバーになりたい」
                                      by ジョン・レノン

【参考サイト】
・公式サイト:PYTHONLINE
(英語、一部音声も楽しめます)
・wikipedia:Monty Python
(英語、テーマ曲の音声が聞けます)
・wikipedia:空飛ぶモンティ・パイソン
(日本語、主にTVシリーズの解説)


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| その他 | 09:25 | comments:20 | trackbacks:6 | TOP↑

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無法バブルマネー終わりの始まり

無法バブルマネー終わりの始まり──「金融大転換」時代を生き抜く実践経済学
無法バブルマネー終わりの始まり──「金融大転換」時代を生き抜く実践経済学
(2008/01/16)
松藤 民輔 商品詳細を見る

満足度★★★

松藤民輔さんの、「終わりの始まり」シリーズ第3弾です。

前作の「世界バブル経済終わりの始まり(2007年6月出版)」が、
あまりも見事に、サブプライム・ショックを言い当てていたので、
松藤さんの言葉に、耳を傾けない訳にはいきません。

さて、本書での松藤さんの主張は、次のような流れです。

  1.サブプライム問題は、これからが本番
  2.中国のバブル崩壊も近い
  3.資源に頼り過ぎのロシアの限界も近い
  4.だから、これからは「金投資」がベスト

あくまでも、メインシナリオは、NYダウ暴落、金価格上昇です。

悪い言い方をすれば、
これから世界経済がもっと悲惨な状態になると煽って、
自分がビジネスをする「金」へ誘導しているとも、
言えなくもありませんが、松藤さん独自の鋭い視点が随所に見られ、
単なるポジショントークとして、聞き流すことはできません。

ここは自分の頭で考えながら、松藤さんの発言を一つ一つ精査して、
取るべきアクションを選択していく必要がありそうです。

本書でも、

  ・サブプライムでの損失計上額が極端に少ない
   ゴールドマン・サックスこそが問題の本命
  ・アメリカ住宅バブルは日本の戦略
  ・北朝鮮が中国に変わって、世界の生産拠点になる

など私には、新鮮な視点を与えてくれました。

最近、サブプライム問題にも慣れ(?)、松藤さんブログ
松藤民輔の部屋」をしばらく訪問していませんでしたが、
これを機にまた覗いてみようと思います。

この本から何を活かすか?

前作を読み終わった時(2007年8月上旬)、私は大証に上場が
予定されていた、金ETFに注目しました(2007年8月7日の記事参照)。

<大証:金ETFのチャート>


本書では、その大証の金ETFについても触れられ、
2008年春に上場が予定されている、東証版の金ETFも紹介されています。

東証版は大証版と異なり、現物との交換も可能なようです。
乗換えをする人も出てくるのではないでしょうか?

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| 投資 | 07:32 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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アイデア スポッティング

アイデア スポッティング
アイデア スポッティング
(2007/12/11)
サム・ハリソン 商品詳細を見る

満足度★★★

注意してください、人を選ぶ本です。
この本を、いきなりAmazonで買わない方が賢明です。

かなり風変わりな本なので、リアル店舗で、
自分の目で確かめてからでも、遅くはありません。

まず、ページ数は250ページあるので標準的な厚さの単行本ですが、
実際に文字が詰まっている割合は、紙面の30%程度しかありません。

縦、横、図形の中など、いろいろな形で文章が書かれていて、
一言でいうと、「右脳を刺激する」本です。

本書のタイトルにある、「スポッティング」の“spot”とは、
見つけるとか、付き止めるという意味で、
アイディアス ポッティングとは、「探索+関連付け」と
定義されています。

そして、アイディア スポッティングは、探索から始まり、
探索は、心を開くことから始まります。

本書では、心を開き、アイディアを掴むためのヒントが
いろいろな形や空間の中に、散りばめられています。

「クリエイティブなゴミ拾いになる」なんていうのも、
なかなか面白い表現でした。

貧乏性な私は、最初にページをめくった時に、
その文字の少なさに驚き、
とても満足度が低い状態から読み始めました。
(この時点での満足度は★一つ)

しかし、読んでいくうちに、この奇抜なスタイルにも慣れ、
けっこうイイことが書いてあることに気づいて、
次第に満足度が上がって、読み終えることができました。
(最後には満足度★★★になりました)

この本から何を活かすか?

自然がアイディアをもたらす。

本書には、ハイキングで発見したものを仕事に還元したり、
海で見た、岩に貼り付く貝から接着剤のヒントを得た例が、
紹介されていました。

本書を読んでから、自然に注意を払って、
いつもの散歩コースを歩いてみると、
見慣れた風景が、ちょっと違って見えました。

もっと、「目」を使って散歩する必要がありそうです。 

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| アイディア・発想法・企画 | 10:06 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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頭のいい人が儲からない理由

頭のいい人が儲からない理由 (講談社BIZ)
頭のいい人が儲からない理由 (講談社BIZ)
(2007/03/27)
坂本 桂一 商品詳細を見る

満足度★★★★

私は、著者の坂本桂一さんのことを全く知りませんでしたが、
かなり個性の強い方のようで、面白く読むことができました。

その強烈な個性ゆえ、言っていることに若干、
整合性に欠ける面も感じられますが、本書の趣旨は、次の3点です。

  1.常識にとらわれるな
  2.成功するには、自分の頭で「戦略」を考えぬけ
  3.成功するまで、執念深くサイコロを振り続けよ

1.の常識を否定する部分では、
「人脈なんて少ない方がよい」、「新聞なんて読むのはムダ」など
刺激的な言葉が並びます。

しかし、坂本さんが一番強調しているのは、
2.の「戦略」の重要性で、「成功したければ戦略を立てる力を磨け」
と言っています。

私は最近、吉越浩一郎さんの著作を読んだばかりだったので、
坂本さんと吉越さんの主張が、かなり異なったのが印象的でした。

2人の代表的な主張を比較してみると、

  ・会議 → 坂本さんはムダ、吉越さんは重要
  ・目標 → 坂本さんは重要、吉越さんはムダ
  ・戦略 → 坂本さんは重要、吉越さんはムダ

となります。

つまり、坂本さんは「走る前に、最短のルートを考えるタイプ」で、
吉越さんは「走りながら、ルートを考えるタイプ」と言えそうです。

本書では後半に紹介される事例が、坂本さん自身の成功例が多いため
ちょっと自慢っぽく聞こえるのが、玉に瑕ですが、
読んでいて、ハッとさせられる点も多くある一冊でした。

この本から何を活かすか?

坂本さんは、ビジネスの正解は「ドラゴン桜」の真逆にある
と書いていますが、私は、そう思いません。

私自身は、「ドラゴン桜」は受験というルールの中で、
ゴールするための最適の戦略を実行するマンガだったと考えています。

もちろん、受験とビジネスでは、ルールもゴールも全く違いますが、
最適の戦略を実行するという点については、
共通しているのではないでしょうか。

ですから、あくまでルールとゴールの違いであって、
方法論自体が「ドラゴン桜」の真逆ではないように感じます。 

ところで、ドラゴン桜の続編(?)の「エンゼルバンク」ってどうですか?

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| 仕事論 | 10:37 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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孤高の相場師 リバモア流投機術

孤高の相場師リバモア流投機術―大恐慌を売り切った増し玉の極意 (PanRolling Library 6)
孤高の相場師リバモア流投機術―大恐慌を売り切った増し玉の極意
(2007/12/04)
ジェシー・ローリストン・リバモア 商品詳細を見る

満足度★★★★

ベンジャミン・グレアムさんの名著が「賢明なる“投資”家」なら、
本書は、さしずめ「賢明なる“投機”家」といったところでしょう。

投機家ジェシー・リバモアさんは、下げ相場に強く、
大恐慌時に徹底的に空売りを仕掛け、巨万の富を得ました。

また、生涯のうち4度も破産し、最期は自殺によって一生を終えるという
壮絶な人生を歩んだことから、伝説の相場師と言われています。

本書は、そのリバモアさん本人が書いた、トレードの手引書です。

パンローリング社から出版される本は、
割と高価なイメージがありますが、
本書は文庫本なので、お手ごろな価格です。

全体で180ページ程度の本ですが、
40ページはリバモアさん手書きの「場帳」と、トレードルールの解説に
当てられているので、目次や監修者の言葉を除くと、
リバモアさんの本人の文章は、実質100ページ程度です。

しかし、この短い中にもマーケットに向かう心構えが、
多くの経験に裏打ちされた、重い言葉によって綴られています。

その派手な生き様から、
天性のカンによるトレードをしたと思われがちですが、
徹底的なデータ検証と、確実なタイミングを待つ忍耐力を強調していた点が、
本書の中で、なにより印象的でした。

文庫本なので、もう少し紙質を落として、価格を下げてくれると
ありがたのですが、それでもコストパフォーマンスの高い一冊です。

リバモアさんについて、もう少し詳しく知りたい方は、
今はもう更新をされていませんが、J_Coffeeさんのサイトが参考になります。

私も、かつてJ_Coffeeさんのマーケット分析と、
その文章力に魅了され、よくサイトを訪れていました。
復活しないかな~

この本から何を活かすか?

リバモアさんは、「私に言わせれば、投資家はビックギャンブラーだ」
と言っています。

私の友人には、投資は善、投機は悪というイメージで、
十分な調査や研究をせず、思いつきで株を買い持ちして、
「投資だから安心」と、勝手に思い込んでいる人もいます。

徹底した調査とタイミングを考えない投資は、いくら本人が自称投資家でも、
それは投機より、リスクの高いギャンブルに過ぎません。

本書の第1章は、そういった意味で「投資」に興味がある人にとっても、
「投機」に興味がある人にとっても、示唆の多い内容になっています。

本書を友人のTさんへ、プレゼントしようと思います。 

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| トレード | 10:46 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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「残業ゼロ」の仕事力

「残業ゼロ」の仕事力
「残業ゼロ」の仕事力
(2007/12/22)
吉越 浩一郎 商品詳細を見る

満足度★★★

先週の金曜日に、吉越浩一郎さんの
デッドライン仕事術」(以下デッドライン)
を紹介したばかりですが、本書も同じ吉越さんの著書です。

はっきり言って、書いている内容に大差はありません。

一応、この2冊を比較してみると、

  ・話しの内容は、NO残業、デッドライン、会議の利用、
   リーダーシップ、ワークライフバランスで、基本的には共通
  ・金額は、デッドライン777円、本書1470円
  ・ページ数は、デッドライン200頁弱、本書は200頁強
  ・本書の方が紙面が広いので、図がちょと多い
  ・本書の方が余談的内容も多く書かれている

あと、一番の違いは、本書のタイトルが「残業ゼロの~」と
なっている通り、トリンプ社でNO残業Dayを導入してから、
それが軌道に乗るまでの経緯が、詳しく書かれてる点です。

使われる社員の立場では、「残業がなくなれば良いな~」と考えることは、
日常的に多いと思いますが、いざ、トップダウンで残業が禁止されると、
最大の障害となったのが、社員一人ひとりに刷り込まれた固定観念だった
ことは皮肉な結果です。

実現するには、トップの断固たる態度が必要だったようですね。

吉越さんの著書2冊を比較して、
残業をゼロにする経緯に興味がある人は、
本書の方が合っています。

それ以外の方は、新書版の「デッドライン仕事術」でも、
十分に吉越さんの考えを知ることができるでしょう。

この本から何を活かすか?

似たような内容の本を2冊も同じ時期に読むなんて、
ある分野を研究しているのでなければ、
よっぽど著者のファンか、よく考えずに本を買っているかの
どちらかでしょう。

私は、後者でした。

教訓:同じ著者の本が、異なる出版社から近い時期に出た場合は、
    リアル店舗で、内容を確認してから買うこと。
    少なくとも2冊目は、ネットで買うことを避けよ!

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 11:19 | comments:0 | trackbacks:5 | TOP↑

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だらしない人ほどうまくいく

だらしない人ほどうまくいく
だらしない人ほどうまくいく
(2007/09)
エリック・エイブラハムソン、デイヴィッド H.フリードマン 他 商品詳細を見る

満足度★★★★

あなたは、「だらしない人」と呼ばれるのと、
「きっちりした人」と呼ばれるのでは、どちらがイイですか?

<だらしなさ>は、弱さの表れだったり、
欠点と考えられるのが、一般的ですね。

この常識に対し、本書が指摘するのは、
<きっちり>するには、驚くべき手間とコストがかかるという事実。

更に、それだけのエネルギーを割く価値が、本当にあるのか?
という点を、読者に問いかけます。

そして、本書では豊富な事例を用い、
<だらしなさ>の持つメリットを説明します。

中でも、<だらしなさ>の持つ柔軟性の事例として、
現カリフォルニア州知事である、アーノルド・シュワルツェネッガーさんが、
首尾一貫しない予測不能なふるまをする人間の典型として、
紹介されているのが、なかなか笑えます。

マジメな話しとして、本書が主張するのは、
<きっちり>系のシステムに、
ほんの少しだけ、<だらしなさ>を加えることの有効性です。

ですから、当たり前のことですが、<だらしなさ>も、あるレベルを超えると
機能不全に陥ることや、入り込む余地のないケース(例えば眼科手術、ATMなど)
があることも同時に指摘されています。

だらしない、眼科手術って想像しただけでも痛そうですね~。

また、冷静に考えてみると、世間を騒がすニュースの中にも、
<きっちり>の呪縛に囚われ過ぎて、
隠蔽や、でっちあげにつながるケースも多そうですから、
<きっちり>も度が過ぎると、弊害になることは明らかです。

本書を読むと、<だらしな>系の人にとっては、その後ろめたさを解消し、
自身をもって、だらしなライフを送ることができますし、
<きっちり>系の人にとっては、きっちりの強迫観念から開放され、
少しは肩の凝りが、ほぐれることでしょう。

ちなみに、私の<だらしな度>は、本書のチェックシートで見ると、
  「ほどほどの<だらしな>系」で、
きっちり度50%、だらしな度50%と判定されました。

<だらしなさ>系の達人の域には、もう一歩のようです。

この本から何を活かすか?

私は、子供の<だらしなさ>には、つい口を出してしまいがちでした。

しかし、本書を読むと、問題があるのは、
どうでもいい事にこだわる親(私自身)だったようです。

もう少し、子供の<だらしなさ>に対する許容を広げる努力をしてみます。 

Miss a meal if you have to, but don't miss a book.


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| ノウハウ本 | 11:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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2日で人生が変わる「箱」の法則

2日で人生が変わる「箱」の法則
2日で人生が変わる「箱」の法則
(2007/09/06)
アービンジャー・インスティチュート 商品詳細を見る

満足度★★★

人間関係がうまくいくための「あり方」を
ストーリー仕立てで学ぶ本です。

好評だった『自分の小さな「箱」から脱出する方法』の第二弾で、
今回は職場ではなく、家庭の問題が中心となります。

物語の舞台は、アリゾナの砂漠にある、未成年者用の更生キャンプ。

そこに主人公のルー・ハーバートは問題のある18歳の息子を
このキャンプのプログラムに参加させようと連れて来ます。

それに先立って、ルー・ハーバートと妻のキャロルは
保護者用の2日間のセミナーを、受けることになります。

ここで、読者は主人公のルーと一緒に、
「箱」について、「他人に対する見方」について、
「人を無理やり変えることはできないが、変わろうという気に
させることはできる」こと、などを学びます。

ちなみに、本書の言う「箱」とは、自己正当化や自己欺瞞のある状態です。

この辺りは、第1弾の『自分の小さな「箱」から脱出する方法』で
詳しく語られていますが、この本だけを読んでも、
十分に理解できるように書かれています。

また、前作を読んだ人にとっては、重複する内容もありますが、
後半の「他人にどう伝えるか?」というテーマが、
もう一歩踏み込んだ、新しい内容となっています。

「人間関係を変えていく」といった内容を伝えるには、
箇条書きでズバズバ書かれるより、本書のように主人公と一緒に
少しずつ気づいていく、というスタイルのほうが、
実感をともなって、より深く学べるのかもしれませんね。

この本から何を活かすか?

ストーリー仕立てなので、あまり内容は披露できませんが、
以下、少し予告っぽく内容を紹介してみます。

物語の舞台となるキャンプに、更生プログラムとは知らずに、
ジェニーとう一人の少女が、無理やり連れて来られます。

彼女は「親にだまされた!」と叫び、裸足のまま、そのキャンプを脱走します。

それを追う2人の若いスタッフ。

ジェニーは、アリゾナ灼熱の太陽にさらされた舗装の上を、
足から血を流しながら、ひたすら逃走します。

しかし、2人のスタッフが、「あること」をしたのをキッカケに、
3時間後、ジェニーは「わかった、私、行くわ」と自発的に
キャンプに参加することを選択します。

果たして、2人の若いスタッフは、いったい何をして、
彼女の気持ちを変えることができたのか?

この話しを聞いて、ルー・ハーバートが学んだことを
私も意識していこうと思います。

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| 自己啓発・セルフマネジメント | 10:18 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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デッドライン仕事術

デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)
デッドライン仕事術 (祥伝社新書 95)
(2007/12/15)
吉越 浩一郎 商品詳細を見る

満足度★★★

デッドライン仕事術のポイントは、
すべての仕事に「締切日」を設けること。

基本的には、これだけです。

ちょっと、これだけだと寂しいので、もう少し説明を加えましょう。

   仕事のアウトプット=「能力」×「時間」×「効率」

という式を考えます。

ここで、「能力」は急に変わらないので定数、
そして、「時間」もデッドラインを決めるので定数になります。

そうすると、同等以上の仕事のアウトプットを得るには、
必然的に「効率」が上がるという考えです。

この方法が、ちょっと変わっているのは、仕事の重要度で
優先順位を決めるのでなはなく、あくまでも締切り順に
次々と仕事を片付けていく点でしょう。

本書で語られるのは、こうした「吉越流仕事術」です。
「仕事論」と言ってもいいかもしれません。

吉越浩一郎さんといえば、
女性下着メーカーのトリンプ社長時代に、
その独特の経営手法によって注目されていました。

即断即決をモットーとし、「川に飛び込んでから、渡り方を考えろ」とか、
手法では「早朝会議」や「がんばるタイム」が話題になりましたね。

本書の「吉越流仕事論」は、その時代の考えや手法が
ベースになっていますので、当時の吉越さんの著書を読んでいる人
にとっては、ちょっと新鮮味に欠けるかもしれません。

また、タイトルとなっている「デッドライン仕事術」は、
実際のところ、 吉越さんの多くの手法の中から、
タイトルとして響きが良いということで、 選ばれたような感じです。

しかし、あらためて吉越さんの経営に関する考え方を読んでみると、
19年連続で企業を増収増益に導いた、リーダーとしての統率力を
垣間見ることができますので、学ぶべき点は多くありました。

この本から何を活かすか?

私は、基本的に外部から締め切りを
強制されない生活をしていますが、
本書を読んでいて、はたと思い出しました。

気がついたら、今年も確定申告の時期が来ていましたね。

のんびりしていて、全く準備していません。

これこそ、超強力なデッドラインがありますから、
今日から書類の取りまとめに入ります。

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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 11:10 | comments:0 | trackbacks:6 | TOP↑

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ビジネスが加速する!すごい名刺

ビジネスが加速する!すごい名刺
ビジネスが加速する!すごい名刺
(2007/10/18)
堀内 伸浩 商品詳細を見る

満足度★★★

たかが名刺、されど名刺。

本書は、名刺だけに的を絞った一冊です。

冒頭で紹介されるは、
飛び出す名刺、本になった名刺、からくり名刺・・・

いろいろなアイディアがあって、
見ているだけで、楽しくなります。

名刺の目的は、

 1.名刺交換が何らかの形で「儲け」につながること
 2.名刺がキッカケとなって、相手の印象に残ること

と著者の堀内伸浩さんは説明します。

この2つのことが、自然とできる仕掛けになっているのが、
本書で目指す「すごい名刺」です。

そして、

 「名刺のカタチさえしていれば、書いてある内容がチラシに
 書くようなことであっても、人は警戒せずに受け取ってくれる」

ということから、名刺を魔法の営業ツールと位置づけています。

そこで、本書では、

  名刺の役割 → 見本 → 作り方 → 利用方法

という流れで、解説が進みます。

堀内さんご自身の名刺の変遷も掲載されているので、
なかなか興味深く、解説を読むことができます。

また、名刺の作り方では
「7ステップ」での書き込み式になっているので、
コンセプト・外観・仕掛け・キャッチフレーズまで
簡単に決められ、すぐに利用することができそうです。

真剣に名刺を作り直すことを考えていなくても、
パラパラと本書をめくるだけで、
いろいろとイマジネーションが湧いてきます。

この本から何を活かすか?

本書では、「抽選番号付き」名刺も紹介されていました。

抽選番号があることによって、捨てられ難くなるだけでなく、
抽選発表をするホームページやメルマガへも誘導可能
となるようです。

こう考えると、名刺以外のモノにも、
いろいろと抽選番号をつけるという発想ができそうですね。

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| ノウハウ本 | 11:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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引き寄せの法則

引き寄せの法則 エイブラハムとの対話
引き寄せの法則 エイブラハムとの対話
(2007/10/30)
ジェリー・ヒックス、エスター・ヒックス 他 商品詳細を見る

満足度★★★

このブログで紹介する「引き寄せの法則」本も
本書で5冊目となりました。

有名になった「ザ・シークット」のもとになったのが、
この本の著者であるヒックス夫妻の教えだそうです。

まず、私が気になったのは、サブタイトルにもなっている
「エイブラハムさんて、誰?」という点です。

そこで、本書を読んでみると、
どうやら、妻のエスター・ヒックスさんが、
チャネリングして接触する精神世界の存在のようです。

1人ではなく、愛に満ちた複数の存在を指すグループとのこと。

そこで、本書は夫であるジェリー・ヒックスさんが質問し、
エスター・ヒックスさんに憑依(?)したエイブラハムさんが、
その質問に答える形式で、対話が進みます。

どの本が本家本元なの?とか、チャネリングって本当?
などと考えると、本題が見えてきませんので、
そこは割り切って、エイブラハムさんの語っている内容に
集中した方がよさそうです。

本書で語られるのは、次の3つの教えです。

  1つ目は、引き寄せの法則
  2つ目は、意図的な創造の方法論
  3つ目は、許容し可能にする術

ジェリー・ヒックスさんが、誰もが抱くような世俗的な質問も
してくれるので、多方面からこの法則にアプローチできます。

それに対する、エイブラハムさんの答えは、
非常に明快ですが、どこか煙に巻くような部分もあるので、
自分の頭で考えながら読まなければなりません。

ついでに、私が読んだ「引き寄せの法則」関連書籍を
整理してみると、次のようになります。

・ヒックスさんの本(本記事)
  →スピリチュアルなものに抵抗がなく、多方面から理解を深めたい人
・マイケル・J・ロオジエさんの本
  →実用的な方法を求める人(私の好みは、この本です)
・チャールズ・F・ハアネルさんの本
  →忍耐力があり、じっくり噛み締めながら一歩ずつ理解を深めたい人
・ロンダ・バーンさんの本ボブ・プロクターさんの本
  →基本的な理解と、DVD「ザ・シークレット」の補助に

この本から何を活かすか?

本書からは、「意図的な創造を促すエクササイズ」をやってみました。

手順は次の通りです。

  1.紙を3枚用意する(絶対に3枚じゃなくても可)
  2.それぞれの一番上に自分の欲しいものを書く
  3.最初の1枚の下に、思いつくすべての「欲しい理由」を書く
  4.理由が思いつかなくなったら、2枚目、3枚目にすすむ
  5.3枚目まで終わったら、1枚目の裏へ
  6.そこに「欲しいものが手に入ると信じる理由」を書く

これで、欲求と、それが手に入るという信念が強化されるようです。  

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| 成功哲学 | 10:37 | comments:0 | trackbacks:4 | TOP↑

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ウェブ時代をゆく

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
(2007/11/06)
梅田 望夫 商品詳細を見る

満足度★★★★★

本書は、梅田望夫さんの「ウェブ進化論」の続編です。

「ウェブ進化論」では、ウェブ時代の全体像を明らかにすることが
テーマでしたが、本書では、ウェブ時代に「どう生きるか?」がテーマです。

話しの前提となっているのは、前著で示された「学習の高速道路論」です。

「ネット時代は、知が容易に共有できるので、
あらゆる分野で学習が高速化する。
しかし、その学習の高速道路を猛スピードで走った後、
その道のプロ寸前のところで、大渋滞が起きている」
という考えですが、

本書では、大渋滞の後、高く険しいプロの道を進むのとは別に、
梅田さん自身が歩んだ、高速道路を降りて、
標識のない「けものみち」を行く生き方の可能性を探ります。

また、そもそも、「どの高速道路を進むか?」というのが、
一番最初に考えなければならない問題ですが、
梅田さんは、自分の好きな道を発見するための方法として、
「ロールモデル思考法」を本書で提示しています。

自分の進むべき道が見えない人には、
あてもなく、自分探しの旅にでるより、
本書のロールモデル思考法を、実践することをオススメします。

本書は、難しいテーマを扱っていながらも、
その本質を的確に捉え、絵が浮かぶように
分かりやすく説明されているので、読んでいてワクワクします。

梅田さんの表現の上手さには、ただただ感服です。

昨日の記事に書いた、勝間和代さんの「新・知的生産術」では、
本の内容と価格は相関関係にあり、1000円以下の新書や文庫には
良書が少ないとの指摘がありましたが、少なくとも本書に関しては、
その指摘は、当てはまりません。

この本から何を活かすか?

本書でも、勝間さんの本と同様に、
ウェブ時代の「知的生産方法」についても論じられていました。

この2冊を比較すると、

  ・勝間さんの本は、知的生産のための「戦術」
  ・梅田さんの本は、知的生産のための「戦略」

を示している違いがあります。

どちらがイイとか、悪いとかということではありません。

ただ、私は、妻に、勝間さんの本ではなく、
本書を読むことを薦めました。

妻に、勝間さんのようになられても困りますから・・・

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| IT・ネット | 11:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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効率が10倍アップする新・知的生産術

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
(2007/12/14)
勝間 和代 商品詳細を見る

満足度★★★★

本書が目指す姿は、極限まで合理的な自分を作ること。

著者は、 「10倍アップ」シリーズで有名な勝間和代さんです。

正直に言って、勝間さんの本職に関連する書籍
お金を銀行に預けるな決算書の暗号を解け!
より、本書のような生産効率を高める系の本の方が、
勝間さんの個性がより強く発揮され、刺激的になっています。

約300ページの厚みのある本ですが、どこを切っても
徹底的な合理主義が貫かれ、非常に密度の高い本になっています。

さて、本書で具体的に習得を目指すものは、
次の「勝間流・5つの技術」です。

  1.1%の本質を見極める技術
  2.インプット力を高める技術
  3.アウトプット力を高める技術
  4.知的生産を支える生活習慣の技術
  5.自分の力が10倍アップする人脈作りの技術

いずれの技術も、身につけることで、
自分の生産性が確実にアップすることでしょう。

また、巻頭と巻末のカラーページには、勝間さんオススメの
グッズ、ソフト、書籍、オーディオブックが一覧として
掲載されていて、この情報だけでも十分な価値がありそうです。

ここで、本書を読んだ、一般の読者である私たちの
進むべき道を考えてみましょう。

次の3通りが考えられます。

  1.完璧に勝間さんのマネをする
  2.本書の考えや技術の一部を活用する
  3.すべてを諦める、または拒否する

どの道を選ぶか決める際には、
「本当に、グーグルに負けない自分を作りたいのか?」
ということを、自分に問わなければなりません。

こんなことを書くと、勝間さんと、ファンの方には怒られますが、
本書を一通り読んだ後、あらためて巻頭の写真を見てみると、
私には、勝間さんの姿が、どこかアンドロイドっぽく映りました。
(気のせいですね、勝間さん失礼しました)

どうやら、私はグーグル自体は大変活用していますが、
自分をグーグルには、したくないようです。
私は、現実的な選択として、
2番目の「本書から一部取り入れる」を選びました。

この本から何を活かすか?

本書では、体力をアップさせることが生産性向上につながる
という考えから、いくつかの基礎体力をつける方法が示されていました。

その中で、私が真っ先に試したのが、「万歩計」による測定です。

以下は、私のある平凡な一日の測定結果です。

  04:30 起床、万歩計をつけ測定開始
  08:30 朝の散歩終了、この時点で5000歩、出だし好調
  13:00 昼食終了、5500歩、微増、午前中のブログ更新が影響?
  19:00 夕食終了、6500歩、午後でたった1000歩しか増えていない!
  22:00 就寝、7000歩で終了

ある程度、この結果は予想していましたが、きちんと測定してみると、
私は“午後にもっと歩く必要がある”ことが、数値として判明しました。

もう少し、万歩計生活を続けてみます。 

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| ノウハウ本 | 10:18 | comments:3 | trackbacks:5 | TOP↑

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限られた時間を、上手に活用する

限られた時間を、上手に活用する (ハーバード・ポケットブック・シリーズ 3) (ハーバード・ポケットブック・シリーズ 3)
限られた時間を、上手に活用する (ハーバード・ポケットブック・シリーズ 3)
(2007/12/06)
メリッサ・ラフォーニ 商品詳細を見る

満足度★★

本書は、「ハーバード・ポケットブック・シリーズ」
として出版された150ページに満たないの新書です。

きっと、ポケットに入れて持ち歩き、
空き時間に、さっと読むというようなコンセプトだと思うので、
そういう目的では、本書は十分に役割を果たします。

しかし、腰を落ち着けて読むには、
ちょっと物足りなさを感じるかもしれません。

さて、本書はタイトル通り、時間活用術についての本です。

基本的には、

  1.時間にレバレッジをかける(タイムレバレッジング)
  2.時間を管理する(タイムマネジメント)

の2つの考えを軸とし、時間管理ツールを紹介しています。

レバレッジと時間術と言えば、
本田直之さんの「レバレッジ時間術」を思い出しますが、
本書のタイムレバレッジングは、
「最も見返りの大きい部分に優先的に時間を配分する」
といった意味合いのもので、本田さんのレバレッジほど
仕組み作りに重きを置いた考えではありません。

ちょっと、肩透かしをくらった感じがしました。

また、本書では「タイムボックス」という時間管理方法が
紹介されています。

これは、最初にやるべき仕事のリストを作成し、
実際に業務にかかった時間を実測記録した後、
その情報をもとに、ある程度余裕を持たせた時間枠に、
優先業務から割り振っていく方法です。

なかなか立てたスケジュール通りにいかなかったり、
重要だけれども緊急性のない業務に、いつも時間を割けないと
悩んでいる人には、参考になりそうです。

あと、親切なのかよく分かりませんが、本書は薄い本にもかかわらず、
オフィスの掃除の仕方や、電話メモの取り方など、
かなり細かなアドバイスが書かれているのも特徴的でした。

この本から何を活かすか?

現在、「ハーバード・ポケットブック・シリーズ」は第6弾まで
出版されているようです。(2008年2月現在)

本書の「限られた時間を上手に活用する」もそうですが、
ほかにも、

 「コーチング術で部下と良い関係を築く
 「ビジネスリーダーとしての力量を高める
 「説得力あるプレゼンテーションで、聴き手の心を揺さぶる

など、どうやら、聞いて内容が分かるタイトルを
つける方針のようですね。

あえて、凝らないネーミングをした、
同シリーズの今後の売れ行きに、注目してみます。

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| 時間術 | 07:03 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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何故あの会社はメディアで紹介されるのか?

何故あの会社はメディアで紹介されるのか?―PR最強集団のTOPが教える55の法則
何故あの会社はメディアで紹介されるのか?―PR最強集団のTOPが教える55の法則
(2007/12)
西江 肇司 商品詳細を見る

満足度★★★

PRは企業の成長のカギを握ります。
場合によっては、死活問題になることさえあります。

しかし、そう分かっていても、思うようにPRできなかったり、
そう簡単に、メディアに取り上げてもらえないのが現実です。

これに対し、本書の著者である西江肇司さんは、
あとがきで、次のように書いています。

  「実は、PRってたいしたことない。」

なぜ、著者の西江さんは、このように感じるのか?

それは、PRセンスを身につけるための、
一番の近道を知っているからです。

それでは、その一番の近道とは何か?

それは、PRの成功パターンを覚えてしまうこと。

西江さんは、今となっては独立系PR会社としては業界第3位の
株式会社ベクトルの代表ですが、PRを始めた当初は素人同然で、
300のケーススタディを頭に叩き込み、PR力を身につけたそうです。

重要なのは、アイディアを生み出すシステム。

そのシステムが、300の成功パターンを覚え、活用することです。

本書では、その中から厳選された100パターンが巻末に一覧として
掲載されていますから、すぐに自社のPRに活用することができるでしょう。

また、メインとなる本文では、著者の経験から、
PRに対する考え方や、メディアとの付き合い方が、
55の法則として、分かりやすくまとめられています。

この本から何を活かすか?

巻末には、西江さんのPR会社である、
ベクトル社のRock社訓が掲載されていました。

これが、なかなかクールなので、一部紹介しますね。

  Action:
   まず行動しなくては何も産み出さない。
   行動してから考えるか、考えてから行動するか、
   そんなことは真顔できくな。
   ベクトルは行動する会社である。

  クールな情熱:
   情熱を持つこと。
   情熱の必要性を理解すること。
   冷めたピザなど食えるか。
   ただし、熱すぎるのもご用心。
   我々はクールな情熱を賞賛する。

私も、興味があっていろいろな会社の社訓を見てきましたが、
遊び心が入っている社訓は、そんなに多く見かけません。

本来、マジメであるべきところに、ちょっとした遊び心を入れる。
この発想を大事にしたいですね。

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学校で教えない億万長者の授業

学校で教えない億万長者の授業
学校で教えない億万長者の授業
(2007/12/08)
鳥居 祐一 商品詳細を見る

満足度★

本を読む順番の大切さを、思い知りました。

あと1週間、この本を早く読んでいれば、
ここまで残念なものに感じなかったでしょう。

それは、先週「レバレッジ人脈術」を読んでしまったからです。

あらためて、本田直之さんの凄さを感じました。

さて、本書は会員制のメンタープログラムを運営する
鳥居祐一さんが、多くの億万長者に学んだ「人脈術」を
紹介するものです。

全体の話しの流れは、
人脈の大切さを知る→同時に自分磨きを欠かさない
→出会う方法を知る→チャンスを生かす智恵→成功へ向けて
という感じです。

鳥居さんが主張すのは、価値ある人と関係を築くこと。
そうすると、富の循環サイクルの中に入れるそうです。

本田さんは、「誰に知られているか?」を重視しましが、
鳥居さんは、「誰を知っているか?」を重視します。

ベースにある考えとして、鳥居さんは、人脈とは、
「できないことを可能にしてくれる人、助けてくれる人」
と捉えています。

この辺は、メンタープログラムを運営している
鳥居さんの立場を考えると、十分に納得できますね。

もちろん、本書にも、たくさん良いことも書かれているのですが、
自分磨きとして、ブログを書くことを勧める中で、
ランキング参加やアクセスUP方法を述べるのは、
どうも小手先のテクニックで、本質論ではないような気がします。

私は、「この本どう?」と聞かれたら、
人脈術としては、100%本田さんの本を薦めるでしょう。

この本から何を活かすか?

本書は、ビジネス書初の“ネット書籍”で、
登録すると、電子書籍をweb上で閲覧できたり、
本書に書ききれなかった、「とっておきの極意」を動画で
見ることができると、謳われていました。

と、いうことで、早速、登録して拝見しましたが、
完全にマイナスキャンペーンになっている感じがします。

まず、指定のURLを入力すると、URLが変更になっていました。

そして、登録もかなり面倒です。
巻末記載の登録NO.と、本書の24ページ目に書かれている
指定の文字の入力を要求されます。

そして、なんとか登録すると、本書の電子書籍版は閲覧できました。

動画は、3分程度の鳥居さんによる講義が7本アップされていました。
しかし、内容は本書に書いていることを言っているだけ。

とっておきの極意はどこに行った? 

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| マネー一般 | 10:56 | comments:1 | trackbacks:0 | TOP↑

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地頭力を鍛える

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
(2007/12/07)
細谷 功 商品詳細を見る

満足度★★★★

いきなりですが、最初に紙、ペン、時計の3つを用意して、
次の問題にチャレンジしてみてください。

問題:「日本全国に電柱は何本あるか?

ルール:制限時間3分(厳守)、電卓・PC等使用不可、一切の情報参照不可

この問題に挑戦することが、
本書の核心に迫る一番の方法です。それでは、3分スタート!

さて、私は
 地頭力(ジアタマリョク)とは、何か?
 フェルミ推定とは、何か?

これを知りたくて、本書を手にしました。

本書で定義する、地頭力とは、
特定の知識に依存することなく、自分で考え抜いて、
問題解決ができる能力を指します。

持って生まれた頭の良さでは、ありません。

そして、この地頭力は、

  ・「結論から」考える力 - 仮説思考
  ・「全体から」考える力 - フレームワーク思考
  ・「単純に」考える力 - 抽象化思考

の3つの思考力と、
そのベースとなる論理思考力、直観力、知的好奇心
から構成されると、著者の細谷功さんは説明しています。

そして、フェルミ推定とは、冒頭の問題のように、
つかみどころのない算出困難な数値を短時間で概算させる
問題で、ノーベル賞物理学者エンリコ・フェルミさんの
考案によるものです。

細谷さんは、今後、地頭力が最も必要とされる能力と考え、
それを鍛えるための最適の方法として、フェルミ推定を、
その活用方法も交えて、本書で紹介しています。

巻末には、フェルミ推定の練習問題も掲載されています。
冒頭の問題を見て、闘志を燃やすパズル好きの人には、
避けて通れない1冊です。

私の知的好奇心は、大いに、くすぐられました。

この本から何を活かすか?

本書では、フェルミ推定が特に必要なタイプとして、
「検索エンジン中毒」、「完璧主義」、「情報コレクター」、
「猪突猛進」、「セクショナリズム」、「経験至上主義」
の6つを挙げています。

私は最初の「検索エンジン中毒」に当てはまります。

ということで、もちろん私も冒頭の問題に挑戦してみました。

その結果を本書に記載されている「地頭力チェックリスト」
で見てみると、

  私は、地頭力B級(10満点中7点)

チェックリストは、ここには記載できないので、
ぜひ本書を入手して、確認してみてください。

(今回の記事は下の「Lead More・続きを読む」に、実際の電柱の統計数値と、
私の思考プロセスを書いておきました。興味のある方は、ご覧ください)

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| 問題解決・ロジカルシンキング・思考法 | 10:45 | comments:10 | trackbacks:4 | TOP↑

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私はこうして受付からCEOになった

私はこうして受付からCEOになった
私はこうして受付からCEOになった
(2007/11/30)
カーリー・フィオリーナ 商品詳細を見る

満足度★★★

カーリー・フィオリーナさんは、かつてビジネス界最強の女性と謳われ、
1999年、経営危機がささやかれていたヒューレット・パッカード社に、
(以下HP社)CEOとして迎えられました。

この時、フォーチュン1000社で初の女性CEOということと、
そのスタイリッシュな容姿で、マスコミに華々しく報道されました。

当時のHP社は、まったく業界は違いますが、
カルロス・ゴーンさんが来る前の「日産」のような状況にありました。

しかし、フィオリーナさんは、ゴーンさんにはなれなかった。

2005年、フィオリーナさんがCEOを解任されると、
スケープゴートを待っていたかのように、マーケットは好感し、
HP社の株価は上昇を始めます。

本書の邦題は「私はこうして受付からCEOになった」ですが、
当時のことが記憶にある人にとっては、CEOになってから解任されるまでの
部分に興味があって、この本を手にする人が多いのではないでしょうか。

本書では、HP社のCEOになるまでのフィオリーナさんの半生と、
CEO就任からコンパック社買収を経て解任されるまでが、
およそ半分ずつ、バランスよく書かれています。

恐らく、日本では、米国ほどフィオリーナさんに対する
バッシングが激しくなかったので、受付の女性が大企業のCEOになる
サクセスストーリーとして本書を売った方が、ウケが良いと
出版社が判断したのでしょう。

ですから、表紙も、フィオリーナさんのアップ写真ではなく、
ハイヒールが階段を昇っていく、イメージイラストになっていますね。

フィオリーナさんについて、もっと詳しく知りたい方は、
こちらを、参考にしてください。
  ・Wikipedia(日本版)
  ・Wikipedia(米国版)

また、フィオリーナさん解任当時のことが、
あまり記憶にない方は、こちらが、参考になります。

この本から何を活かすか?

フィオリーナさんには、何が足りなかったのか?

女性だったから?、買収の失敗?、経験不足?
それとも、もともとCEOとしての能力がなかったのか?

こんなことを考えながら、私は本書を読みました。

すると、P288にこんな言葉を見つけました。

「唯一不穏な徴候は、メディアと株価だった」

不穏な徴候と言っていること自体、
この2つに細心の配慮をしていない証拠です。

これが、フィオリーナさん自身が自覚していない
失敗の原因ではないでしょうか。 

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ビジネスマンのための「発見力」養成講座

ビジネスマンのための「発見力」養成講座
ビジネスマンのための「発見力」養成講座
(2007/09/13)
小宮 一慶 商品詳細を見る

満足度★★★

セブン-イレブンのロゴなんですが、「7-ELEVEn」と、
最後の一文字だけ小文字になっているの、
知っていましたか?

一部では、有名な話らしいですが、私は気づいていませんでした。

人は、何万回見ても、見えない人には見えない

しかし、見えている人には、見えているんですね。

その違いは、何か?

本書の著者、小宮一慶さんは、次の2点を挙げています。

それは、

  ・その対象に、関心があること
  ・その対象に、判断基準や仮説を持っていること

更に、思い込みや先入観を持っていると、余計に見えなくなり、
人は本当に必要なことが見えていないことが多い、とも指摘しています。

そこで、本書の目的は、
「ものが見える力」を身につける方法を伝えること。

場数を多く踏んだ経営コンサルタントとして、
小宮さんが見ている実例を交え、
本書では、6つの見える力の養成方法が解説されています。

「見えるということは、気づくということにつながって、
見えると幸せになれる」

こんな言葉で、本書は締めくくられています。

この本で説明されている「見える力」を身につけると、
ビジネス以外の日常生活でも、役立つかもしれませんね。

この本から何を活かすか?

判断基準や仮説を持つと、ものが見えるようになる。

そのための技として「全体像を推測しうる一点をみつける」
という方法が説明されていました。

例として挙げられていたのが、

  ・プチトマトのへたを取っているホテルは一流
  ・床のきれいな工場は間違いない

などです。

何年か前に話題になった
スリッパの法則」なんかも同じ考えですね。

そこで、自分の判断基準が、何かないか考えてみました。

週刊現代や週刊ポストで特集を組まれたマーケットは、
すでに過熱気味。そろそろ退出時。

こんなのは、いかがでしょうか? 

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レバレッジ人脈術

レバレッジ人脈術
レバレッジ人脈術
(2007/12/14)
本田 直之 商品詳細を見る

満足度★★★★

実は、もう少し後で読む予定にしていて、
最初のサワリだけ、ちょっと眺めるもりでしたが、
やめられず、一気に読んでしまいました。

本田直之さんの「レバレッジ」シリーズも本書で第5弾となったので、
正直、あまり大きな期待をしないでページをめくったのですが、
良い意味で、完全に期待を裏切られました。

本田さん、ますますパワーアップしているみたいです。

さて、本書は本田流の人脈術が披露されているわけですが、
有名人と知り合いになるとか、自分を売り込む方法などの、
薄っぺらな方法は、一切紹介されていません。

本書では、人脈作りにおいて絶対に欠かせない精神、
「いかに相手にコントリビューション(貢献)できるか?」という考えが、
最初から最後まで貫かれ、語られています。

細かなノウハウという点では、
他のレバレッジシリーズに及ばない部分もありますが、
仲間を見つけ、つながりを持ち、共に高めあう人間関係を築くには、
本書に勝るものないように思えます。

自分を高め、「会いたいと思われる人」になる。

そして、有名な人や、権力のある人に取り入るのではなくて、
その人が成功する前の「アーリーステージ」から、
コントリビューションすることで信頼関係を築き、
一緒に成長する人脈作り。

まさに理想的な関係ですね。

本書は、私にとっては、最も欠けている部分にフォーカスして
書かれていましたので、シリーズの中では一番、心に刺さりました。

この本を読んでから、コントリビューション、コントリビューション、
コントリビューション・・・、これが頭から離れません。

余談っぽくなりますが、レバレッジ・リーディングの表紙になっていた
素敵な「本棚」を施工した会社のwebサイトが紹介されていました。
よろしければ、こちらから → 「ip20
(本田さんのオフィス本棚の施工例は、
SOHO&OFFICEから入って、HomeOffice08です)

この本から何を活かすか?

本来はその人に合わせて、
何をコントリビューションしたらよいか考えるのですが、
その前段階として、
自分ができる「コントリビューションリスト」なるものを作ってみました。

あと、本書で紹介されていたSNSサイトのLinkedinにもさっそく登録。

私と同じ大学(超地味な国立大学、20年くらい前に卒業)
の出身者も、登録している人がいてビックリです。 

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仕事が10倍速くなるすごい!法

仕事が10倍速くなるすごい!法―誰でもできるのに、なかなか「実行」されていない
仕事が10倍速くなるすごい!法―誰でもできるのに、なかなか「実行」されていない
(2007/12)
松本 幸夫 商品詳細を見る

満足度★★★

本書は、人材育成コンサルタントの松本幸夫さんの
ちょうど100冊目となる著書です。

松本さんの考えでは、
できる人は、例外なく仕事の速い人であり、
本書では、そうなるためのシンプルな方法が、
「100個」紹介されています。

ここで紹介される方法は、100個もありますから、
単に速く仕事をするための方法に止まらず、
コミュニケーションの取り方、アイディアの作り方、
更には、脳の鍛え方までと、かなり広範囲に及んでいます。

ですから、類書でよく聞く内容のものも、多く含んでいますが、
大切なのは、自分が実践していないことを、本書から何個か選び出し、
それを長期間やり続けることでしょう。

また、アイディアとして、本書で私が気に入ったものは、
51番目に紹介されていたTipsです。

「一般情報雑誌の“文芸春秋”と、エロ雑誌の“アサヒ芸能”の
見出しを組み合わせて、新しいテーマを作る」

これは、アイディアは組合せという仕掛けを利用するものですが、
なかなか面白いものができそうですね。

雑誌同士でなくとも、色々なメディアの見出しを組み合わせることで、
今までにない新しい企画ができそうです。

ただ、本書に限ったことではありませんが、
読んでいて、ちょっと気になる点がありました。

それは、

  ・“99%”の人が~している
  ・好感度を“200%”アップさせるコツ
  ・“1300円”を“13万円”に殖やす
  ・~の“2倍”のチカラが出る

など、キャッチーな「数字」が、やたら多く使われていて、
その数字の根拠がまったく示されていないので、
単に勢いで言っているだけに聞こえてしまう点です。

まあ、あまり細かいことに気にせず、ただの強調表現として
聞き流せば良いことなんですが・・・

この本から何を活かすか?

今すぐ元気になる1日5分の健康法として、
「逆立ち」が推奨されていました。

で、実際に壁を使った逆立ちをやってみました。
逆立ちなんて、30年ぶりです。

すると、けっこう怖い。
そして、5分どころか、30秒もせずに腕が悲鳴を上げ、ギブアップ。

「疲れを消し去る一番効果的で、手軽な方法」と説明にありましたが、
2、3回やっただけで、なんか明日は筋肉痛になりそうな予感がします。
 
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| 仕事術・スキルアップ・キャリア | 10:42 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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